101 ペル
「ふわぁ…眠い〜…」
そんな呟きを口にしてみるけれど、応える奴なんて誰もいない訳で。
ここはミステリーマンション。
――と誰かが呼んだ場所。
元々お金持ちの家だったみたいだけど、今は廃れてボク一人。…いや独りか。
ボクは悠久の時を過ごせるゴーストポケモン、ジュペッタだ。目を覚ました時からここにいて、これまで何年過ごしたっけ?
まぁ、退屈しのぎになるなら独りだって構わないけれど。
「にしても、退屈にも程があるってもんだよねぇ…」
そうだ。誰か呼ぼう。
招待状を書いて、適当にばらまいて、それを見つけられたラッキーなポケモンを、ここに招待すればいい。
きっと楽しめる。ここなら部屋はいくらだってあるし、普通なら飽きない程度の設備、遊びなら揃ってる。
さぁ、選ばれたポケモン達。
一緒に、踊れる日を楽しみにしているよ。