まえがき
小説にも種類がありますよね。ジャンルとかではなく、流れのようなものの違いです。自分は三つに分けられると思います。
書き出しが面白いけれど、後半にいくに連れて微妙になる作品。
書き出しはイマイチピンとこないけれど、どんどん面白くなっていく作品。
最初っから最後まで目が離せないぐらい面白い作品。
三つ目が最高なんですけど、そんな作品はプロでもそういないと思うわけです。
自分の作品は強いて言うと二番目に該当すると思います。そうなる理由は、
こんなラストが書きたい!
という気持ちから始まったからだと思います。面白さは、最初=最後ではなく、最初<最後だと思います。それに向けた伏線を書いたりしますが、やっぱり回収が後の方になると忘れられてしまうのも難点ですね。そこは上手くやるわけですけれど。
この小説は初めての作品ですが、最初から読み進めて、ラストを読んだ時に、良かった、と思えると思います。
散り散りとして、一見関係のなさそうな事柄ですら、最後には全部繋がっていって解決されていく。
そんな作品が出来上がっていくといいなと思っています。
それでは、本編の方をお楽しみ下さい。
最終話を迎えた時、面白かったと思ってもらえたら幸いです。