スベテノハジマリ
プロローグ
ポケモンたちは平穏に暮らしていた。

しかし、ある時、平行世界(パラレルワールド)につながる門があらわれ、そこから謎のポケモンが出てきた。

そのポケモンの姿は確認できず、分かったのはそのポケモンが闇のように黒いオーラに包まれているということだけだった。

そのポケモンは強力な力を持ち、世界のあちこちを破壊し、その土地のポケモンたちを殺した。

いつしかそのポケモンは「闇」と呼ばれるようになった。

「闇」がこの世界に来て半年ほどがたった。


その頃から「闇」は自分が気に入ったポケモンに自分と同じ力を無理やりおくりこみ、洗脳して部下にしていった。

洗脳されたポケモンたちは狂戦士(バーサーカー)となり、「闇」と共に世界を破壊していった。

そんななか、ほんの一部のポケモンが「闇」を倒すために、その居場所を探り始めた。

数日で居場所は分かったが、戦おうとする者は少なく、戦いに向かったのはわずか十数人。対する敵は少なく見積もっても80から90はいた。そんな中で初めての『「闇」を倒すための戦い』が始まった。

「闇」はこちらから攻めて来るとは思っていなかったようで、最初の奇襲で狂戦士(バーサーカー)たちのうち、20体ほどは戦闘不能にすることは出来た。

しかし、狂戦士(バーサーカー)たちの自分が傷つくことも恐れない戦い方によって、狂戦士(バーサーカー)をすべて倒したときには、6人にまで減っていた。

彼らはみな自覚があるなしに関わらず、特殊な力を持っていた。

ある一人は大空のように青い炎を操り、闇を払い、

ある一人は炎ように赤い(いかずち)で闇を討ち、

ある一人は雷のように黄金に輝くオーラを纏い『友』を守り、

ある一人は森のように深い緑の清水で『友』を癒やし、

ある一人は雪のように白い光で『友』に力を与え、

ある一人は神の力を以て『闇』の力を封じ、

彼らは数日に及ぶ激しい戦いの後、闇を討った。
しかしその戦いの影響は酷く、世界には多くの破壊の跡が残っていた。それを見た彼らは自分の力と肉体を使い、世界の修復を行った。

そして世界は元に戻り、戦いも終わった。しかし、その戦いにおいて、最後まで戦い、消えた6人が誰であったのかということだけは記憶からなくなっていた。

この出来事は物語として広く広められていった
それから何百年も経ち、ポケモンの数も過去最多となり、記憶から薄れていった頃。


新たな伝説が生まれはじめる。


■筆者メッセージ
初めまして(お久しぶりです)。クロス・ネクサスと言います。
ここで書く運命に導かれしポケモンたちは某二次創作サイトであげていたものの一部リメイクといえるものになります。
つたない文章ですが、これからよろしくお願いします。
クロス・ネクサス ( 2012/07/14(土) 22:05 )