突然始まるポケモン娘と世界征服を目指す物語 - 第一部 世界征服を目指す物語
第四章 組織案内します Part1

戦闘員
 「デスリー総統に敬礼っ」

土曜日、今日は学校も休みで、朝から秘密基地に来ていた。
ところでこの組織って定休日あるのかな?
今日は流石にいつもの格好というのもアレだから、ちゃんと専用スーツを着てきた。
しかし組織の人たちって全然見た目違うのに、よく僕って分かるよね。

シャーク
 「おお、これはデスリー総統! 今日は如何なさいました?」

当夜
 「ああ、シャーク将軍お久しぶりです、いつもあんまりここに居てあげられなくてごめんね?」

わざわざ待っていたのか、シャーク将軍は入口に立っていた。
僕は日頃の感謝と共に、僕の不甲斐なさを謝罪した。

シャーク
 「いえいえ! 滅相もない! こちらこそおもてなしも出来ず!」

当夜
 「い、いや! 別にいいよ! 今日はそろそろこの秘密基地をちゃんと周って見たくてね?」

僕は秘密結社デスリーの総統なのに、なにせ未だに秘密基地の全容も知らないのだ。
ていうか、秘密基地っていうだけに、ここ案内板の類も無いよね?
初めて入った戦闘員さんとか迷わないのかな?

シャーク
 「なるほど、それならば私が総統の案内を!」

ペレ
 「いえ、それには及びません」

山田美陽さんことペレさんはここで初めて喋ると同時に遮った。
ペレさん無口だから、ここに来るまでの車の中、僕が喋らないとペレさん一生口を開かないからなぁ。
最近ラボに籠もって、家に来ないタキオンさんの事も気になってたし、改めてタキオンさんがいないと会話が保たないよ。
一人だと煩いくらいタキオンさんはよく喋るけど、それが反ってペレさんとは相性が良いのかも。

当夜
 「とりあえず仕事の邪魔になるだろうし、ペレさんと一緒に周ってみるよ」

シャーク
 「むぅ、そうですか……ならばペレ、しっかりデスリー総統を案内するのだぞ?」

ペレ
 「はい、しっかり案内します」

ペレさんはそう言うと胸を張った。
もしかして張り切っている?
ペレさん言葉は少ないし、表現も苦手だけど、感情が無い訳じゃないんだよね。
ペレさんにとっては自分が役に立てるという所に自尊心が働くのだろうか。
まだまだ僕もペレさんの事を知らないもんな、もっと色んな顔を見せてくれると嬉しいんだけど。

ペレ
 「では行きましょう、デスリー総統」

当夜
 「うん、しゅっぱーつ」

という訳で今日は組織を周っていくぞ〜!



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第四章 組織案内します



戦闘員
 「デスリー総統に敬礼!」

ビシッ! と特に姿勢正しく敬礼してくれる戦闘員がいるのは玉座の間だ。

ペレ
 「はい、まずはデスリー総統のための部屋であり、なんらかの行動を示す際に集合場所となる玉座の間です」

当夜
 「僕、総統なのにここに来たのまだ2回目だね」

ていうか、円形の部屋の中央に玉座があるけど、僕座った事もないや。

当夜
 「とりあえず座ってみようか?」

僕はそう言うと、玉座に座る。
この部屋、中央程段差により高いから、座ってても奥の方まで確認できるね。

当夜
 「ふぅ……」

とりあえずまったりしてみる。
しかし座っても施策なんて何も思い浮かばないねー。

当夜
 「そういえば、玉座って普通、壁にあるものだと思ってたんだけど、なんで中央なの?」

ペレ
 「総統を囲むことで、総統に裏表のない忠誠を表しています、また戦闘員に格差序列が無いことの表れとも」

なるほど、ちゃんと理由ってあるんだ。
でもこれ、後ろは確認できないよね?
と、思ったが玉座を調べると、色々スイッチが有って、どうやらこの椅子動くみたい。

当夜
 「うむ、次はどこ行く?」

ペレ
 「そうですね……」



***



ペレ
 「こちら、総統執務室兼寝室になります」

次にペレさんに案内されたのは、ベッドと机のある個室だった。
ここも雰囲気が他と違って、壁は真っ白でフローリングは赤いカーペットが隙間なく敷かれていた。
埋込式のライトは柔らかく部屋全体を照らしている。

当夜
 「へぇ、こんな部屋があったなんて知らなかったなぁ」

冷静に考えたら、そりゃ総統だって遊んでいる訳じゃないもんね。
イマイチ何すればいいか分からないけど、ここで書類とかに目を通すのかな?

ペレ
 「因みに先代……当夜様のお父様もこの部屋をお使いでした」

当夜
 「それじゃ、先代デスリー総統の緋扇時夜、お父さんの遺品もここに?」

僕は机に近寄ると、机にあったペン置きを見た。
家にあった物とは違う、やっぱり少し良いものなのか、少なくとも庶民的な感じはない。

ペレ
 「私には分かりませんが、少なくとも遺品はないと思います」

ペレさんはそう言うと少し悲しそうだった。
ベッドも家にある物よりずっと上質そうだ。
父さんはここで寝て、そしてここで生活していたんだな。

当夜
 「因みに、この机は何かギミックとかあるのかな?」

ペレ
 「ギミック、ですか?」

当夜
 「ほら、例えば机の中にマシンガンがあったりさ?」

そう、きっと机の裏にボタンがあって、「甘ったるーい!」とか叫んだら、机からマシンガンが迫り出して自動発砲したり!

ペレ
 「……そのような装置が欲しいのですか? ドクタータキオンにご連絡致しましょう」

当夜
 「わあああ!? いい! いいから!?」

僕は慌ててペレさんを止めた。
タキオンさんだと、本気で面白がって机を改造しかねないよ!
偶に特撮でそういうの見るから、あったら面白いなって思っただけなんだけど、残念ながら普通の机らしい。
というか、マシンガンなんか隠していたら、机の引き出し開けられないよね?

当夜
 「そういえば引き出しには何か入ってるのかな?」

僕は少しだけワクワクしながら、机とセットの椅子に座る。
うん、なんだか出来る男になった気分だ。
そのまま机の引き出しに手を掛けると、真っ直ぐ両手で引っ張る。

ゴトン!

当夜
 「うん?」

変な音がしたが、一体何が入っているのだろう?
僕は机の中に手を差し込むと、何か硬い物を手に取る。
それを引っ張り出すと……。

ペレ
 「.44レミントン・マグナムですか」

僕はドン引きした。
西部劇とかで見るようなリボルバー拳銃で、あまりにも長い銃身、そして真っ黒な全体は否応にもこの凶器の恐ろしさを想像してしまう。

ペレ
 「……まぁ、私達からすればおもちゃですね」

当夜
 「おもちゃ扱い!?」

僕はスーツの性能のお陰か、この化物拳銃は羽の様に軽い。
だけど僕にはこの銃の恐ろしさの想像の方が勝つけどなぁ。

ペレ
 「もし仮に侵入者がここまで潜入してきたとして、その程度の火器では総統を護れるとは思えません……装備更新が必要かと」

ペレさんは大真面目にそう言うと、僕は脱力した。
いや、そういう問題なのかな……て、思うけど、ここは秘密結社だもんねぇ。
PKM時代を迎えた今、拳銃やライフルと言った物は軒並み旧式化した。
PKMの脅威性はそれらよりも上だったからだ。
今日こそ、PKM能力制御装置の装着が義務づけられているが、PKMの潜在能力は時に核兵器に喩えられるのだ。

当夜
 「つ、次の部屋行こうか?」



***



ペレ
 「次はこちら、訓練室になります」

当夜
 「うわぁ……!」

真っ黒な無骨な部屋は熱気で包まれていた。
様々なスポーツ器具が設置されており、更に部屋の中央にはボクシングジムで見るようなリングがあった。

シャーク
 「次! かかってこい!」

リングには2メートル程の棒を持ったシャーク将軍がいた。
シャーク将軍は周囲を戦闘員に囲まれていた。
僕は周りを見渡すと、いたる所にその熱気が暑苦しくこもっていた。

当夜
 「こ、これだ!」

ペレ
 「え?」

シャーク
 「ん? おお、これは!」

戦闘員
 「あ、デスリー総統に敬礼!」

僕はシャーク将軍のいるリングに近づくと、全身黒尽くめの戦闘員さん達も一斉に振り返り敬礼した。
最初に挨拶してくれたのは意外にも女性の戦闘員だったらしく、大きな胸など戦闘員も個性は様々だなと実感する。

当夜
 「それにしても……」

僕はこの熱苦しく男らしいトレーニングルームに目をキラキラさせた。
周囲の目も他所に、僕は体をウズウズさせる。

ペレ
 「いかが致しました、デスリー総統?」

当夜
 「い、いや〜、僕って筋トレが趣味でね?」

僕はこういうフィットネスジムとかに憧れていた。
とはいえ会費は一人暮らしには少し厳しいし、僕の体格でついていけるか問題だった。

ペレ
 「なるほど、ではここの設備を利用いたしますか?」

当夜
 「うーん……そうしたいけど、それは寄り道になるんだよね」

そりゃ初めて見る機材とかもあり、興奮するがあくまで今日は秘密基地の巡回だ。
まだまだ知らない場所は多く、時間も掛かるだろう。

当夜
 「うん、やっぱり遠慮する。僕の事は気にせず続けてー!」

僕はそう言うと、あくまで今日は見学に徹する。

シャーク
 「……デスリー総統もああ言われている、貴様ら殺す気でかかってこい!」

僕はシャーク将軍のいるリングを見た。
シャーク将軍はサメハダーのPKMだけど、身長が高く、更に筋骨隆々のマッスルボディだった。
一人でいるだけでもリングが狭く感じるような圧があった。
その周囲を取り囲むのは、戦闘員3名。

戦闘員
 「行きます……ハァ!」

シャーク
 「イヤー!!」

戦闘員がシャーク将軍に飛びかかる。
しかし、シャーク将軍は素早く棒を振るい、戦闘員を纏めて弾き飛ばす。
凄まじい腎力だ、PKMである事を含めても、レベルがまるで違う。

当夜
 「シャーク将軍って凄いね」

ペレ
 「シャーク将軍は我が組織切っての猛将、あの方を越える実力の戦闘員もいないでしょう」

僕はそれを聞いてゴクリと喉を鳴らした。
それ程なのか、だけどそれならやっぱり気になることもある。

当夜
 「正義のヒーロー、ゲノセクトエースとどっちが強い?」

ペレ
 「……」

僕は少し酷な事をペレさんに聞いたかもしれない。
ペレさんは少しだけ黙考した。
やはりこれは答えにくいのだろうか。

ペレ
 「シャーク将軍でも厳しいでしょう」

当夜
 「そうなんだ……」

ペレさんはあくまで客観的に見てそう答えた。
お世辞もなく、やっぱりゲノセクトエースは強い。
世界征服最大の障壁、か。

当夜
 「もうそろそろ、次行こうか?」

ペレ
 「は、案内致します」

僕は熱気溢れるトレーニングルームから出ると、次へと向かった。



***



当夜
 「おや?」

通路を渡り歩いていると、見慣れない格好の女性が清掃作業中だった。

当夜
 「お疲れさまです」

僕は清掃員の女性の前に向かうと、頭を下げる。
すると清掃員の女性はこちらに気づくと、振り返った。

清掃員
 「ンー? 初めて見る人デース? 迷子ですか?」

当夜
 (お、おもったより大きい……!)

清掃員さんは立ち上がると180センチはあり、光輝君よりも大きかった。
僕はあっけにとられると、その女性はニッコリとほほえみながら首を傾げた。

当夜
 「あ、ご、ごめんなさい! 僕は迷子じゃなくて!」

ペレ
 「この方はデスリー総統、あまり粗相の無いよう」

ペレさんはやや厳し目の顔をすると、清掃員に僕の身分を説明した。
清掃員さんは「ワオ!」と驚きながら手を叩くと、帽子を取り、頭を下げた。

清掃員
 「それは失礼シタネー! ワタシ、ルギアっていうPKMでー、モアナって言いマス!」

当夜
 「モアナさん?」

清掃員さんは改めて見ると、腕が大きな純白の翼のようになっていた。
肌焼けしているのか、浅黒いが僕より結構年上のお姉さんみたいだ。
ただ、日本語がちょーと怪しい?

モアナ
 「うぅ〜、sorry……まだ日本語勉強中デス……」

モアナさんはそう言うとモップを両手に持ちながら顔を紅くしてモジモジした。
日本語勉強中って事は外国人なんだ。
そういえば名前も少し珍しいな。

当夜
 「モアナさんはどこから来たのですか?」

モアナ
 「あ〜、ポリネシアから来ました〜、Pacific Ocean……オセアニアの〜」

ペレ
 「ニュージーランドからハワイ、ミッドウェー方面ですね」

僕は世界史からうーんとイメージするが、なんとなくイメージするしかなかった。
とりあえずなんかアロハ〜って陽気に民族衣装を着て踊ってるイメージはある。

ペレ
 「それよりもルギアですか、珍しいポケモンですね」

モアナ
 「うー? そうカナ? ワタシは良く分からんデス」

僕もよく分からないけど、少なくともルギアと言われてもモアナさんは普通の女性に見えるけどな?
PKMの目線だと認識も変わるのかな?

当夜
 「モアナさん、どうして日本に?」

モアナ
 「それはその〜……あうう」

モアナさんは、何故か困ってしまった。
日本語にするのが難しいのか、それとも言えない事情があるのか?

当夜
 「あ、ああ! 言いにくいならいいです! それじゃどうして清掃員に?」

モアナさんは話題を変えると、パアっと顔を明るくした。
笑顔になると凄く綺麗な人なんだけどなー。

モアナ
 「シャーク将軍に斡旋してもらいマシター! シャーク将軍恩人デース♪」

当夜
 「シャーク将軍に……」

ちょっとイメージが出来ないなぁ。
でもシャーク将軍って厳ついけど、結構面倒見が良くて人望あるもんなぁ。
一体どこでヘッドハンティングしたのかな?
ただ、日本語の得意でないモアナさんは、日本で暮らすのも一苦労だろう。
清掃員でも、モアナさんはそれを天性だと思っているようだ。

モアナ
 「デスリー総統と……その?」

ペレ
 「ペレです、以後お見知りおきを」

モアナさんはパアっとまた顔を明るくすると、突然ペレさんの鼻に自分の鼻をくっつけた。

ペレ
 「!?」

ペレさんはびっくりして、後ろに下がった。
僕も思わずキスするのかとドキっとしたよ……。

モアナ
 「エヘヘ〜、これ挨拶デース♪」

鼻と鼻を付けるのが?
ペレさんは少し動揺しているのか、胸に手を当てると深呼吸して、元の表情に戻った。

モアナ
 「デスリー総統、凄く小さいデス、女の子デスカ?」

当夜
 「うぐ……!?」

それは僕には致命傷だよ……。
僕がチビな事は百も承知だ、常葉さんにも身長で負けてるし、学園でも男子で僕より身長が低い男子はいない。
それよりももっとキツいのは、これまたお約束の女の子扱いされてしまう。
うぅ、早急に男らしくならないと……!

モアナ
 「デスリー総統、どこか痛いデスカ!? モアナ、何かしました!?」

モアナさんは僕の反応に憂い、突然抱きついてきた。
僕はそれだけで顔を真っ赤にして、離れようとするが、モアナさんには力では敵わず、僕はモアナさんのおっぱいに埋められてしまう。

当夜
 (う、うわあああ!?)

当然ヘルメット越しだから、直接触れている訳じゃない。
でも目の前がモアナさんの胸元で埋まるのだ。
健全な未成年がそれに堪えられる訳がない!

ペレ
 「デスリー総統が困ってます」

ペレさんはそう言うと僕を優しく引っ張り、救出してくれた。
僕は心臓バクバクの中、必死に平常心を取り戻す。

モアナ
 「おぅ……、ワタシ、オッチョコチョイデース! ゴメンサイデス!」

当夜
 「べ、別に気にしてませんから、それと僕は男です」

モアナ
 「ええ!? デスリー総統、そんなに小さいし、非力なのに?」

当夜
 「うぐ!?」

モアナさんは良くも悪くも日本人じゃない。
言葉に遠慮がなく、そういう文化の違いは受け入れるしかない。
でも女性に非力って言われたのは一番ショックかも……。
パワードスーツ込みでもモアナさんに力負けするなんて……。

ペレ
 「デスリー総統、そろそろ行きましょう」

当夜
 「う、うん……」

モアナ
 「あ、アレワタシもやってみまーす♪ ハーイル、デスリー!」

モアナさんはそう言うと左手を胸の上で直角に曲げ、右手をビシっと上に上げた。
多分戦闘員の皆さんがする敬礼の真似なんだろうけど……見事に間違ってる。
実際は身体を垂直にして、右手を上げるのがデスリーの正しい敬礼だ。
まぁ、僕も細かい拘りもないし、そもそもモアナさんは戦闘員じゃないから、僕も気にしてないけど。

当夜
 「あ、あはは〜、それじゃお仕事頑張ってください」

僕はから笑いしながら脱力すると、その場を離れた。



***


ペレ
 「こちらは総務部になります」

当夜
 「総務?」

ペレ
 「簡単に言えば、各部署を統括する、デスリー総統の命令を円滑にするための部署です」

僕たちが次にやってきたのは、白い部屋だった。
20人近くのスーツ姿のサラリーマン風の人達が、テーブルを前に座って、モクモクと仕事している。
何故かメイド服みたいな格好の女性がお茶汲みしているのが少し不思議だったが、概ねここはデスリーの表部分だろう。

女性
 「はぁ〜……」

ある女性の溜め息が聞こえた。
僕はそっちを見ると、書類の山を前に悩ましそうな金髪の女性がいた。
こめかみに青い斑点が4つあり、脚が4本ある。
デンチュラのPKMだった。

当夜
 「あのー? なにか問題が?」

デンチュラ
 「そうなのよ〜、見てこの経費……このままじゃ赤字だよ〜、て!? デスリー総統!?」

女性は僕に気づくと、慌てて振り返った。
青い瞳は白目が無く、やっぱり虫っぽい。
僕は女性の胸元のネームプレートを見た。

当夜
 「吾妻さん?」

デンチュラ
 「あ、経理課の吾妻深雪(あずまみゆき)と言います! こ、こうやって組織の資金運用をしてます!」

そう言って吾妻さんはテーブルに書類を並べた。
そこには支払いという文字が数多く見え、吾妻さんの顔色を見ても芳しくはなさそうだ。

深雪
 「あの、それでデスリー総統、どうして総務部に?」

当夜
 「あ、うん……一応顔見せを、ね?」

僕はそう言ってなるべく戯けた。
だけど逆効果だったが、吾妻さんは「ハハ……」とから笑いしていた。

部長
 「こ、これはデスリー総統いかが致しました?」

突然一番大きな机の前に座っていたおじさんは、僕の前にやってきた。
まるでごますりするように、手を合わせ、なんだか不自然な笑顔だった。

部長
 「も、もしよろしければ奥の接待室で」

ペレ
 「いえ、それには及びません」

当夜
 「うん、お仕事の邪魔する訳にはいかないからね、直ぐに出ていくよ」

僕はそう言うと、手を振って離れる。

深雪
 「……」



Part2に続く。


KaZuKiNa ( 2021/11/23(火) 16:40 )