後書き
遂に終わりました突ポ娘U。
元々最初の執筆は19年1月19日の事、それから早くも3年が過ぎ、今ようやく完成出来て、感慨深くあります!
もともとこの突ポ娘Uという作品は、初作の続きでありながら、出来なかった学生物をやりたくて始めた物語であり、意外かと思われるかもしれませんが、当初の想定通り物語は進み、そして完結しました。
ここからはそんな三部作を振り返ってみましょう。
第一部 突然始まるポケモン娘と学園ライフを満喫する物語
第一部前半が主に各キャラ個別の紹介を重ねた個別回。
実は没になったエピソードもこの一部には結構多かったです。
各話の長さにある程度の制約があった為に泣く泣くカットという訳ですね。
今だからぶっちゃけますけど、この第一部、めっちゃYuki氏のとりあえず、彼女いない歴16年の俺がポケモン女と日常を過ごす夢を見た。だが、後悔はするはずがない!をオマージュしています。
実は夢の中の物語で、悠気が主人公でありますが、ある意味で宵も主人公でした。
現実の記憶を思い出したら即座に記憶から消されるディストピア要素や、不自然な程悠気が宵に構う等、いくつか伏線を張っていましたが、終わるまで真相に気づいた人はいますかね?
因みに書いていて一番楽しかったのはこの第一部です。
基本的に明るい話が多く、平和でしたからねー(白い目)。
第二部 突然始まるポケモン娘と夢を見る物語
序盤は宵が主人公で、直ぐに悠気が現実編で主人公に戻りますが、終盤はダブル主人公の感覚でした。
兎に角書いてて一番辛かったのはこの第二部でした!
途中で一年近く執筆が止まったのも、あまりに鬱すぎるストーリーラインに作者のSAN値が直葬してしまった為(+旧作の主人公の外伝書いてたらそっちの方のテンションが楽しすぎて)、結果この章だけで2年費やしているという屈指の鬱ストーリーです。
勿論作者はバットエンド症候群とは正反対の喜劇主義なので、ちゃんと救われる事を前提に組んだ鬱ストーリーといえど、如何せん期間が長すぎた! 実に1話から26話までが鬱ストーリーと、読者ドン引きしないかヒヤヒヤですよー!?
余談ですが、この第二部が今回一番長かったですね。
終盤の伏線回収と鬱要素クラッシャーは最高のカタルシスで楽しかったですが、もう二度とこんな鬱ストーリーはやりたくないと反省します。
一応ストーリーとしては実は突ポ娘Uは実質二部で終了です。
以降は実はおまけだったり。
第零部 突然始まるポケモン娘とあの夏の運命の物語
第零部の通り、まさかの討希さんが主人公の実質スピンオフ。
といっても、実はこの第零部も元々執筆段階で計画していたので、急遽ねじ込んだ訳でも無いんですが。
少々作者的には前作(初代突ポ娘のこと)を知っていないと分からないネタも振っていたりするので、そういう作品作りは読者に不親切だったかなーと反省しています。
全体的にダークファンタジーであり、明らかにそこまでの悠気君の物語から一線を引くバトル物でした。
討希さんが兎に角危ない人の為、殺意が高すぎて作者がドン引きするほど。
基本的に軽快に筆が乗ったので、短めな事もあり、実質劇場版みたいなノリで。
第三部 突然始まるポケモン娘と夢の果てにアイツが来る物語
最終章でありますが、実質オマケです。
言ってみれば続きだけど、劇場版作品ですみたいなノリの作品で、タイトルのアイツとは勿論宵の事ですね。
主に一部から零部までの伏線を全て回収する回でした。
内容自体は非常にシンプルでヨハネ・アンデルセンことアークが宵の影響で誕生し、何故夢の世界にも関わらずそんな悲劇が組み込まれていたのかが、ここで判明します。
正直に言えば、もっと短く纏められたとも、もっと長くも出来たとも言える第三部ですが、あくまで全体のテーマは本編終了後の後日談扱いの為、ラスボスと戦ってはいお終いとなります。
ここからは個別にキャラを振り返って行きましょう。
若葉悠気
もはや説明不要の主人公。
アルセウスと魔術師の子供として産まれたが故に、作者的には僕の考えた最強キャラの感覚で力を与えていますが、結果? 察してと言わんばかりに不幸体質。
第一部と第二部以降では厳密には同一人物ではありませんが、同時に紹介します。
第一部の悠気は宵を失ったショックで宵を蘇らせる事にだけ執着するマッドサイエンティストでした。
しかし幼くしてアルセウスの創造の力に気づきましたが、いざ蘇らせてみた宵はオリジナルではなく、新しく創造した宵であり、幼い悠気はその出来損ないの宵を畏れて破棄しました。
その後も悠気は絶望しながら試行錯誤を繰り返し、やがて現実改変の魔術と創造と調律の力を組み合わせれば、もう一つの世界を創れるのではないかと気づき、そして本作の宵は誕生しました。
しかし夢の世界に誕生した宵もやはりオリジナルからは程遠く、悠気はやがて徐々に生きる意思を失っていきました。
第二部以降の悠気は宵の歴史改変の影響で妹と一緒に暮らすだらしないけど、根は真面目な好青年になりました。
能力においては一部の彼よりめちゃくちゃ劣化してますが、宵の事で思い悩む事は無くなったかわりに、自らの力を試行錯誤する機会が無かった性で、周囲を不幸にしてしまいました。
自分が思ったことが現実になる力に気づいてからは、極端な程の前向きさを獲得、ある意味で怖いほどポジティブになりますが、本質はネガティブな陰キャ少年のままです。
最終的にアークとの戦いで力のレクチャーを受け、最終的にはレジェンドアルセウスに覚醒、秩序と調律の神へと至りました。
卒業後は製菓学校へと進学し、パティシエとして大成しますが、女性関係のスキャンダルは跡を絶たなかったとか(爆)。
月代宵
本作のメインヒロイン。
クレセリアのPKMと見せかけて、実際は生物らしい挙動を与える為の演算装置という誰が気付くねんという正体を持つ。
正式名称は月代宵フェイクが正しい。
第一部はプリセット宵という事もあり、喜怒哀楽が極端で子供っぽく、屈指の成長型でした。
この成長出来るという演算能力は第二部以降思わぬ形で利用されましたが、あくまで分類でいえば道具なんだから、珍しいヒロインである。
SP編ではネクロズマと謎のリンク現象がありましたが第一部時点では説明不可能でしたが、第二部に照らし合わせると、両者人造のポケモンであり、宵はその上で極めて生物らしい挙動をとるコンピュータのような存在だっただけに、魂が同一という珍現象を発生させました。
最もネクロズマもあの夢の世界が、宵を演算装置に使った夢の世界とは脱出後でさえも気づかなかったですが。
第二部以降は世界の理として、または運命の神として夢の世界を見守る側になりました。
理化した彼女は正真正銘の理不尽存在であり、それは取り込んだアークも同様でした。
裏設定では神々の王から正式に祝福された創造神として参列しますが、本編では描いてません。
宵が笑い、思い悩み、そして泣く、この物語の本当の主人公はやっぱり宵かなーと、作者的には思います。
若葉宵
悠気の妹でこっちは本物のクレセリアのPKM。
フェイクの方が実は強烈にコンプレックスを持っているが、妹の方もフェイクにお兄ちゃん奪ったと嫉妬する間柄。
絵に描いたように理想的な妹としてフェチを注ぎ込んだ存在故に、あざとすぎる程良くできた妹でした。
実は結構妹宵はヒロインとするかどうかは悩んだのですが、当初の予定通りヒロインからは脱落しました。
でも第三部で一番美味しい位置取ったから許して
最後まで兄をフェイク宵とイチャコラ取り合いをさせるか悩みましたが、ヒロインの定員オーバーで泣く泣くおじゃん。
山吹瑞香
学生物なら、こういう変に馴れ馴れしい勝ち気なヒロインはいるよね、という需要を満たすべく誕生したキャラ。
シンプルな物の考え方と、エピローグまで主人公を打つ暴力キャラだが、一方で仁義に厚く、特に義に死ぬような女であった。
家族の事に問題を抱えており、毒親の虐待には耐えかねていたが、育ててもらった恩には裏切れないという古風な生き方も特徴。
なんだかんだ悠気とは波長があうのか、あらゆる世界で仲がよく、もし宵が存在しなければ間違いなく正妻だったろう。
ギャルゲの伝統的ヒロイン属性を持つ瑞香は作者一番のお気入りであった。
山吹柚香
通称ユズちゃん、サーナイトのPKMで、瑞香の良くできた妹枠。
プロト版の設定では姉と瓜二つの妹という設定で、終盤姉に化けて悠気を誘惑するというシナリオプランがあったが、年齢を一つ繰り下げた為に破綻、結果正々堂々と姉に立ち向かう非の打ち所のない妹キャラになりました。
山場はやはり家族関係で、姉の事になると特に感情を隠せないという、父親の悪い短気な性格を継承し、結果的に大惨事を起こすという、ナチュラルにトロッコ問題を引き出す厄介なヒロイン。
父親を殺害した張本人だが、この問題解決するには正に地獄であった。
この柚香もギャルゲによくある妹キャラであり、姉妹の絆は鉄板であった。
百代幸太郎
本当に高校生か? と思わせる程大人ぶった高校生。
悠気の数少ない親友であり、悠気の理解者でもあった。
達観した大人であり、社交性も達者で、更に文武両道。
百代という性で前作を知っている人にはニヤリとするでしょうが、これは一種のファンサービスである。
実は家の家政婦セローラに恋しており、その性で女性にモテるが、本人は否定する。
極度のメイドフェチであり、その関係もあって基本的子供を女として見ない欠点もあった。
常葉茜とは幼馴染であり、兄のように振る舞う姿は、悠気もびっくりするほどであった。
脇役ではあるが、幸太郎もまた宵にまつわる一人である以上、それなりに活躍を与えました。
出海みなも
アシレーヌのPKMで家政婦をするおっぱい系ヒロイン。
もっぱらエロ担当であり、律儀なメイドヒロイン。
第一部では当たり前のように悠気を支える健気な女性であるが、第二部ではまさかの死亡に驚いた読者も多いのでは?
結果的にメインヒロインでありながら第二部再登場が最も遅いと、色々不幸を被りました。
最も出番が無いお陰で、陵辱描写は皆無と設定の割には健全なキャラでしたが。
チャイニーズマフィアの運営する娼館の高級娼婦であり、金持ちを主に接待する傍ら家事も覚えました。
悠気には控えめな愛し方をするが、真剣に愛しており許嫁として誠心誠意尽くすちょっと愛の重い大人のお姉さんでした。
実はみなもさん、前作に水タイプ不在というまさかの事情により登場した下半身がちょっと変わっている枠であった。
作者水タイプ大好きな余り、前作では尊重し過ぎてまさかのメインに誰もいないというちょっとギャグみたいな事があった為、以降は安定して登場しているという逆転現象も、みなもというキャラはエロいあしかお姉さんと、どっかの外伝ヒロインとモロカブリな特徴があるがそれもその筈、みなもさんはまだケモナーが足りないと、露骨な人魚モデルが出たのはそれが原因だった。
ただ控えめで天然エロというフェチ度では未だにみなもさんがナンバーワンかな?
大城琴音
メロエッタのPKMで、こちらも前作に登場した大城道理と大城奏の娘。
この作品で一番最初に完成したのは実は悠気でも宵でもなく、琴音でした。
というか、前作で奏登場エピソードの時点で既に琴音は完成し、そこから逆算で奏が誕生してるから、相当初期のキャラである。
第一部と第二部で相当にギャップのあるキャラであり、病弱ヒロインとしては初期から決定していました。
実は第二部においては一話だけ琴音回で省いた話があるのですが、省いた理由が悠気を精神崩壊させかねない程の鬱展開だった性でした。
簡単に説明すると、屋上で倒れた後の続きで、病院を抜け出す琴音が悠気に飛びつき、デートを所望するというお話、予定では朝日が昇る中で死ぬという、悠気が死を看取るという作者発狂案件だったので当然ボツです!
儚いヒロインというテーマは一貫しており、それでいて実は男よりも男前なタフな精神を持つ逆境ヒロイン。
個人的には満足度は高いものの、展開にボツも多く難産なものでした。
高雄萌衣
第一部では最後に登場したヒロイン。
パチリスのPKMで、元々は全く違うストーリーラインで使う予定のヒロインでした。
ヒロインで唯一学年が違う等伏線もあるっちゃありましたし、そもそも不幸ネタにそれほど悲壮さも無いという浮いたヒロイン。
ぶっちゃけヒロイン? て首を傾げる読者もいるでしょうが、列記としたヒロインなんだからね!?
主人公を悠気で考えれば立派な姉キャラだが、高雄家で見れば立派な妹キャラと、そういう点でも珍しいヒロイン。
悠気の列記とした幼馴染であり、恋心に気付くには遅すぎた、奥手の女性。
個人的萌え度よりストーリー的部分に力を入れた為、フェチ度は正直弱い。(フェチ度だけなら高雄家最弱!)
若葉育美
悠気の母親のパーフェクト主婦、アルセウスのPKMで、前作に出てきた組織神の座の座長を務めた創造と調律の神。
……というのも前作までの話で、本作ではおちゃらけたママである。
前作では物語の黒幕だったのに偉い落差である。
頭が良くて計算高く、それでいて鼻につかないというパーフェクトウーマンであり、特に第零部の彼女は必見。
第三部では流石に魔素汚染で劣化しまくって、余命幾ばくの命で、宵からも死ぬと宣告されたほどでしたが、歴史が変わったエピローグでは寿命も伸びて、後10年位は生きるとのこと。
悠気にアルセウスの責任を押し付けたくないあまり、悠気の前では厳格になれず甘々でした。
討希を愛しており、討希の為ならなんでも出来ると豪語するほど神としては愛に生きた女であった。
若葉討希
悠気の父親で国籍不明の魔術師。
アジア系の民族という事は判明しているものの、実は日本人ではないらしい。
名前こそ有名ではないが、テロリストとして各地を転戦して秘密結社やマフィアを潰す、裏世界では最も恐れられる存在でした。
酒もタバコもやらない主義で、特にタバコは凄まじいまでに毛嫌いする潔癖症。
息子に対しては言葉が少なく盛大に悠気と宵に勘違いを与えた張本人。
性格そのものは息子や宵を本当に愛しているのだが、如何せん不器用!
エピローグでは普通の社会人として生きているので、それなりに裕福な暮らしを送っているようだ。
常葉命
イーブイのPKMで前作主人公とヒロインの愛の結晶。
とはいえ本作ではあくまでもサブキャラであり、個性爆発キャラとはいえ、扱いは小さめ。
ぶっちゃけ突ポ娘Uではメインの扱いを貰える娘ではなかった。
極度のパパラブ勢であり、茜そっくりのロリ巨乳ケモミミナードといい、俺意外誰が得するんだと言う程のニッチ需要向けフェチである。
文武両道を地で行っており、幸太郎や琴音とは幼馴染の関係にある。
余談であるが剣道部にある因縁があり、これ唯一突ポ娘Uには関係のない伏線である。
葛樹光
ジャローダのPKMで悠気の先輩。
あくまでもサブキャラであるが、実は初期案では主人公。
故に本編ではこれと言って目立つ登場は殆どない。
極度の自由人でかつ天才の光は許嫁の星を複雑に見ており、愛しているが迷ってもいるという燻った関係でしたが、第二部では星がレイプされるという事件の際、過剰な制裁を強姦魔達に与えたことで学園から退学処分を下された後は物語からフェードアウト。
もし光が主人公なら終盤の山場みたいな設定はあるんだよなー。
光というキャラもこれまたギャルゲーもとい鍵作品に必ずいるグリリバ系キャラをモデルにしました。
七竈星
マフォクシーにPKMで生徒会長を務めた先輩。
絶世の美貌を持ち、頭も良く人望も厚い絵に書いたような才女。
残念ながらサブヒロインだが、コテコテのお嬢様キャラであった。
エロネタを自重しないエロ担当で第一部では遺憾なくヒロインたちを翻弄しましたが、先述の通り、第二部以降では出番なし。
キャラとしては別の作品のメインヒロインという破格の設定があった為に嫌に濃いキャラだなと今更染み染み思うことに。
余談だが設定的にボツになったために、埋め合わせとして小5ロリがどっかの悪の組織の総統のサイドキックやってる星がいるとかいないとか。
白雪鈴音
アローラリージョンの姿のキュウコンのPKM。
なんでこんなキャラが個別紹介されるって?
実は元々白雪鈴音はヒロインの候補だったんだよ!
本編執筆時にはヒロインの定員オーバーの関係で脱落し、どっかのデンチュラと同じ目に会いました。
兎に角喧しい生徒会役員で、もしヒロインだった世界線があれば、生徒会関係の話があったろう。
今更ながら惜しいキャラであった。
出海真理恵
第二部から登場する異例のヒロイン。
ジュナイパーのPKMで、チャイニーズマフィアで殺し屋をやっていたというガンカタのお人。
ヤクザスラングが染み付いており、しばしば悠気を困惑させると同時に作者には楽しいキャラでした。
妹の対比でこっちはエロ知識がない上特にエロくもなく、陽キャで体育会系というみなもと正反対のヒロイン。
瑞香と波長が特に合い、姉妹のように仲良くなった様は、やはり似た者同士であった。
ヨハネ・アンデルセン
第零部のラスボスであり、突ポ娘U全体の黒幕。
当初より予定しており、名前だけなら第二部序盤の終わりには既に出ていたり。
イタリア出身のキリスト教徒で、異端審問会イスカリオテ機関に所属する魔術師。
世界を不完全なものとするグノーシス主義の思想を持ち、自ら完全なる者になる事を理想した独善的な人間であった。
かなり遠い未来予知が産まれた頃から出来た為に超能力者であったとも考えられる。
宵の事を唯一の完全なる神であると確信しており、結果として突ポ娘Uにおいてほぼ全ての場面に影を落とす存在となりました。
しかしこの男、悪人ではありますが、独善の上で世界を救いたいとは真剣に思っており、逆に人の生き死にはあまり頓着する方ではなかったようだ。
イリアナ
第零部に登場するメイン敵。
炎の魔術師で、こちらも第二部時点で先出しであった。
敵に一人はいてもいいだろ的なヒャッハー系であり、周辺被害を露とも思わない真正の外道であった。
魔術師としての才覚は本物だったが、宵顕現の餌としてしかヨハネからは思われておらず、所詮は便利な駒であった。
マウロ
第零部に登場するメイン敵。
大地の魔術師で、杖は宝石。
冷静沈着でヨハネを特別視する、敬虐な使徒。
本来は思慮深く優しくPKMも差別しないのだが、一方で任務ならば容赦は一切持たない仕事人であった。
ヨハネには結局便利な駒でしかなく、本人もヨハネの真相を知る機会はなかった。
石蕗大護&紅恋葛&羽黒芸知巣
第零部に登場、客演キャラ故に詳しい説明は客演元参照。
メルト
第零部に登場するメルタンのPKM。
羽黒に名付けをされた事で羽黒を絶対視する女で生物とかけ離れた液体金属のボディは銃弾をものともしません。
最終的には育美の本気を見せる為の生贄扱いですが、個人的にもうちょっと描写を増やしてあげたかったなー。
アーク
本作のラスボス。
ヨハネが完全なる者へと到達したした姿で、完全なる者ーー即ち月代宵の姿をしており、4枚の天使の翼を広げる。
登場当初は自我が安定しておらず、戦いの中で少しずつ自我が定着、ゆっくり読んでもらうとちょっとずつ口調も変わっている事に気づいて貰えると思います。
宵はアークの誕生から、アークの退場まで未来を知っていた為、大人しく吸収されましたが、その最後は宵と悠気の合体技により消滅、最後まで己の独善を疑わず、人それぞれの幸せを認識できなかった愚かな者でしたが、アークの消滅はアークのルーツのすべての消滅を意味しており、エピローグではその痕跡は悠気と宵の記憶のみになったようです。
以上、全ての紹介とはなりませんでしたが、後書きはここまでとなります。
相当難産な作品になりましたが、やっぱりボーイミーツガールは楽しくもありました。
2022/09/30を持ちまして本作品を完全完結とさせて頂きます。
ここまで読んでくださった読者の方々、本当にありがとう御座います!
突ポ娘U 後書き 完