突ポ娘外伝






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第四章 無限の水平線の世界編
#2 ジュゴンはジュゴン目ジュゴン科ジュゴン族、でもジュゴンはあしかポケモン

#2



ワァァァァァァ!


 「……いきなり戦争ってか? 訳が分からねぇ……」

俺は洞窟の奥に身を隠しながら次々と巻き起こる理不尽展開に頭を抱えていた。
今この海上都市を襲撃しているのは魚栄軍という海賊らしい。
かなりのならず者らしいが、まるで末法の世紀末じゃないか。

ジュゴン
 「ご辛抱下さい……マナフィ様は必ずこの町を守って下さいます」

俺の隣にはジュゴンさんが座っている。
武器なんかは持っていない所を見ると、あくまで世話人という所か。
俺は気になることを彼女に聞いてみることにした。


 「魚栄軍の目的は単なる略奪か?」

ジュゴン
 「間違いなくそれが目的でしょう、魚栄軍は略奪者です、自ら生産活動は行いませんし」

俺は魚栄軍を直接見たわけじゃない。
ただ銛で土手っ腹を貫かれたフィオネは見た。
あの子が助かったかは俺には分からない。
命を掛けた闘争ならば、無傷で済む訳がない……ただ、そう割り切るには結構堪える物だった。


 「この世界、治安はどうなってんだ?」

ジュゴン
 「かつては存在しました……しかし世界が没した結果もはや自らの生活を守るのは自分しかいないのです」


 「没した? かつては違ったのか?」

ジュゴン
 「……茂さん、貴方は不思議ですね……マナフィ様に茂さんの事は聞かされましたが、本当に不思議な人です」


 「え?」

ジュゴンさんはそう言うと、俺の手にその柔らかな手を重ねた。
ドキッとする行為だが、彼女の真意は分からない。
物腰が柔らかで、落ち着いた大人といった印象を受けるが、俺は彼女に何を感じているのだろう?

ジュゴン
 「この世界は今も昔も海の世界です……ですが100年程昔、突然世界は水没したのです……」


 「っ!」

ジュゴン
 「その被害は何十億もの陸のポケモンが死滅したとされます……この世界は大災害にあったのです」

大災害……彼女の暗い顔は不安に押し潰されそうな必死さを感じた。
きっと俺の生きた世界とはまるで違う歴史があるんだろうな。


 「歴史ってのは常に薄氷の上だな……俺のいた世界は平和な物だが、一歩間違えれば……ここと同じか」

俺は苦笑する。
自ら歩んだ苛酷な道。
そして辿りはしなかったが、茜は俺以上の地獄を進んだ筈だ。


 「ジュゴンさん、陸のポケモンは全て絶滅?」

ジュゴン
 「いえ、僅かながらここと同じように海上都市を作って生きている筈です……ですが」

ジュゴンさんは首を振ると、その深刻さは伝わった。
恐らく陸のポケモンが海上で生活するというのはそれ程苛酷なのだろう。
実際人間でも可能なのか、そんな疑問が浮かぶ環境だ。
水ポケモンにとっては天国だろうが、陸ポケモンにとっては地獄だな。

ジュゴン
 「……音、止んできましたね?」


 「そう言えば……!」

気が付けば、洞窟まで響いていた声はなりを潜めていた。
俺は動いていいものか判断に迷ったが、洞窟の奥から足音がすると、迷わず立って構えた。
だが、洞窟に入ってきたのは、マナフィだった。

マナフィ
 「二人とも無事かー? 終わったでー!」


 「マナフィ、か」

俺はいつもの陽気なマナフィを見ると脱力した。
如何せん洞窟の中は安全だが、外の情報が伝わらない。
もしも魚栄軍だったとしたら、必要以上に構えていたようだ。

マナフィ
 「なんやなんや? ウチが負ける思とったんか?」


 「心配はするさ……」

マナフィが強いのは分かっている。
伊達に幻のポケモンじゃない、可愛いのは見た目だけだ。
だが、マナフィは俺が心配していると分かると、思いっきり顔を破顔させて、俺に抱きついてきた。

マナフィ
 「ホンマ!? ウチのこと心配してくれたん!? メッチャ嬉しいわぁ〜♪」


 「お、おいおい!?」

マナフィのフレンドリィさは並じゃない。
本人は全く気にしないようだが、一応俺は男な訳でそういう無節操なスキンシップは戸惑う訳だが。

ジュゴン
 「お疲れ様ですマナフィ様」

ジュゴンはマナフィを前にすると礼儀正しく正座(?)して、頭を垂れる。
マナフィは俺から離れるとジュゴンに言った。

マナフィ
 「軽微やけど、被害が出たわ」

ジュゴン
 「では、急いで手当を」

マナフィ
 「構わん、それよりもジュゴンは自分の役目を尽くせ」

ジュゴン
 「……は」

マナフィはそう言うと踵を返す。


 「待てマナフィ、ジュゴンさんの役目ってなんだ?」

マナフィ
 「それはジュゴンちゃんに聞いて♪ ウチはまだやることあるさかい〜♪」

マナフィはそう言うとスキップをしながら、洞窟を出た。
……アイツこういうキャラだったっけ?
俺が記憶しているマナフィはもっと子供っぽかった筈だが。


 (何より……)

俺はあの状況でマナフィがアレを求めなかったのが疑問に残った。


 (アイツは兎に角淫乱な奴だった、状況も弁えず俺の股間を露出させようとしたり、性に自重が無かった筈だが……)

成長……かな?
男子三日合わざれば刮目して見よとは言うが……見ないうちに大人になったんだろうか?

ジュゴン
 「クス、マナフィ様が可笑しいですか?」


 「可笑しいというか、俺の知ってるマナフィより随分大人っぽくて戸惑ってる……」

ジュゴンさんは俺の様子にクスリ笑うが、俺は微妙に不気味で笑えなかった。
マナフィに何があったんだろうな。


 「……で、お役目って?」

俺は気持ちを切り替え、ジュゴンさんのお役目を問う。
ジュゴンさんは豊満な胸に手を乗せると、穏やかな口調で喋った。

ジュゴン
 「私はマナフィ様に拾われて以来、マナフィ様のお世話をさせて頂きましたが、本日より私は茂さん、いえ茂様の奉仕係をさせて頂きます」


 「ちょ、ちょっと待って? 奉仕係?」

なんだか聞き慣れない不穏なワードだった。
ジュゴンさんは顔を赤らめると、腰をモジモジと振った。

ジュゴン
 「そ、その……茂様がお望みならば夜の方も……」

上目遣いなその物言い、極めて奥ゆかしく隠語で隠しているが、要するに性奉仕じゃないか!?


 「マナフィー!!」

俺は怒り心頭に洞窟を出た。
洞窟を出ると、空は茜色に変わりつつあり、海上都市はその色に染まっていた。
幾分戦闘の後故、痛々しいが俺は手近なフィオネに詰め寄ると。


 「マナフィの馬鹿は何処だー!?」

フィオネ
 「微笑み忘れた顔など見たくないと愛を取り戻しに行きましたっ!?」



***



ゴポ、ゴポポ……。

そこは光の射さない海底だった。
いつものように略奪に出掛けたシャーク組の次男坊ジャックの死は既にシャーク組に伝わっていた。
シャーク組は定住しない。
気のままに獲物を求めて、海を移動する。
代々シャーク組はそうしてきた。
しかし今は愛する弟の死に、組は哀しみに暮れていた。

キバニア
 「頭〜! 若頭が〜!」

無数のキバニアを連れて先頭を泳ぐ一際巨大なサメハダーの魚人は咆哮をあげた。


 「許さん! 許さんぞマナフィー! よくも我が弟を〜!」

シャーク組組長のジョーは一度吼えれば、海面まで響くほどの衝撃波を周囲に放った。
魚栄軍の中でもきっての武闘派であるシャーク組、その組長ともなれば海の暴威そのものだ。
牙のジョーの名を知れば、怖れぬ物はいない。
しかし一人だけ例外はいた。


 「怒りではマナフィには勝てんぞ?」

それは大きな魚群を作るシャーク組の下から聞こえた。
ジョーは海底を見つめると、海底に擬態していたそれは姿を現した。
魚栄軍の参謀を務めるオクタンのイアーブだった。

イアーブ
 「ジョーさん、マナフィ打倒なくしてこの海の覇者になることは出来ません」

ジョー
 「分かっておるわぁ! マナフィには必ず死の報いを与えてくれる!!」

ジョーはそうやって怒り狂うと、手に持った何かの骨を振り回すと、周囲のキバニアを打撲した。
急に崩れる魚群だが、シャーク組においては日常茶飯事なのだ。

イアーブ
 「マナフィは我々魚栄軍を怖れている、だからこそ海の民でありながら海上都市を建設した……」

ジョー
 「無論だ! 我々魚族にとって陸など不要! この海で俺に敵う者なぞおらんわぁ!!」

イアーブ
 「ならば、マナフィを海に誘いこむのです! 陸上では我々の力は十全と発揮できない!」

ジョー
 「策があるのか?」

イアーブはその言葉に嫌らしく笑った。
その邪悪な笑み、決して善良には思えないだろう。

イアーブ
 「ええ、魚栄軍は無敵です、お任せを」



***




 「ふむ、つまり魚栄軍は海ポケモンの多種族連合な訳か」

俺は今、ジュゴンさんにこの世界の事を聞いていた。
マナフィは出掛けたらしく、その夜には帰ってくる事はなかった。


 「しかし、月が綺麗な世界だな……」

俺は空を見上げる。
この世界に人工の光はない。
燃料は貴重さのレベルが違う。
過去の遺物は全て水没し、限られた資源で生きることを強いられてるのだ。
その分だが、日本では見られないほど空は澄んでいて美しい。
海の水面には星々が反射して映っており、とても綺麗な世界でもあった。

ジュゴン
 「昔はもっと空気は曇っていたそうですが」


 「陸があった頃?」

ジュゴン
 「私は水没した後の世界しか知りませんから……実際に目にした訳ではありませんが、過去この世界は僅かな陸上の世界で繁栄が起こり、あらゆる物を奪い、穢していったと聞きます、それに怒った自然が陸上を全て沈めたと……」


 「それが、僅か100年……」

ポケモンのいる世界ではそのレベルの天変地異も不思議ではないのかも知れない。
カイオーガのような存在がいるのならば、それだけで世界は滅ぼせるかもしれない。
その結果がこの清浄な世界ってんなら笑えない話だが。

ジュゴン
 「私は……この世界はそんなに好きじゃありません……」

パチャン、ジュゴンさんは俯くと海に着けた尾を跳ねさせた。
産まれた世界が好きじゃないか、その感覚は多分何処の世界にも存在する感情じゃないだろうか。


 「何があったか、俺には検討もつかんが……人生ってのは悪いって思えば悪くなるし、良いって思えば好転するもんさ。ようは気の持ちよう」

ジュゴン
 「クス、溺れ死にかけた方がですか?」

ジュゴンさんが笑った。
俺は苦笑して頭を掻く、溺れたのは不可抗力だ。
ていうか、そもそもいきなりお空の上に放り出されて無事で済む奴は人間じゃねぇ。
こちとらスーツ姿だったんだぞ、あれで泳げたら素人じゃねぇだろ。
なお、そのスーツだが、ジュゴンさんが俺が気絶している間に干してくれたようだ。
まぁアレは今や貴重な一張羅と化したからな。
とはいえ、この世界はどちらかというと温暖らしく、流石にスーツは暑いと言える。


 「まぁ、結局はジュゴンさんに助けられたんだから運は良いってことさ! ハハハ」

俺が溺れた時最後に見たのはジュゴンさんだった。
偶然ジュゴンさんの真上に落ちた俺はそれ自体ラッキーだったんだろうと思っておく。
もし魚栄軍に発見されていたら文字通り魚のエサだったんだろうなと思うと、ゾッとしない。


 「それにしても、俺が落ちた所ここじゃないよな?」

俺は海面を見る。
このウォータアイランドは浅瀬の岩礁に建てられた海上都市だ。
防衛の観点を兼ねて、大規模な軍勢が一挙に侵入できない構造になっているようだ。
俺が落ちた場所は少なくとももっと深かった。
深海はそれこそ何も見えず、あの恐怖感はそう簡単には忘れられない。

ジュゴン
 「あ、アレは水中散歩の途中偶然に見つけたもので……」

ジュゴンさんは突然どもった。
余りに不自然な反応だが、突っ込むべきだろうか?


 「もしかして何かまずい事してた?」

ジュゴン
 「ピャア!? ま、不味い事って何でしょう!?」


 「落ち着きなさい」

ジュゴン
 「……はい」

俺はジュゴンさんを主観的には善だと思っている。
悪意のある人とは到底思えない。
第一ここまで表情に出す人が、悪人とか無理があるし、マナフィも見逃さないだろう。
ジュゴンさんはマナフィの傍でずっと身の回りの世話をしていたはずだ。
なにかおかしな動きがあればマナフィだって気付くだろう。

ジュゴン
 「……本当に散歩してただけなんです……本当に」

ジュゴンさんはそう言って目線を逸らした。
俺はそれ以上は言及しない。
第一ジュゴンさんが助けてくれなかったら、俺は既にこの世にいない。
恩人を疑う訳にはいかないだろう。


 (第一俺に関係することとは思えないしな)

……だが、俺は安心はしていない。
俺の与り知らない所で陰謀は渦巻いている。
曰く願いを叶える者、曰く神と呼ばれる者……誰だ? 俺をその陰謀に巻き込むのは?
俺のこの不可思議な次元旅行……そこになにか意味がある気がしている。
だが肝心の意味が分からない。


 (俺で一体なんの実験をしている?)



***



次の日。

バッシャァァァン!

今日も焼けるような暑い太陽の元、エメラルドグリーンの海に人魚は舞い踊った。

ジュゴン
 「ふふ♪ 茂様も如何ですかー!?」


 「俺は良い、水着ないし」

2日目は初日に比べて平穏そのものだった。
フィオネ達は変わらず銛を携えて巡回していたり、部屋で休息をとっているようだが、俺達に限ればこの通り平和だ。
そんな中日課だという水浴びを行いたいというジュゴンさんに俺は付き合う形で遠目に眺めていた。


 (なんて言うか……ジュゴンさんはエロいよな)

あしかポケモンだけあり、泳ぐのは大変得意なようで、正に人魚そのものだろう。
その身を覆うのは僅かな布のみ、殆どビキニの上と、スカート状のヒダの付いた腰巻きのみの姿は正しく海の者でありながら、何ともエロい。
まぁぶっちゃけ、ここまで子供ばっかり相手していたから反動なんだが。


 (体格は保美香……いや伊吹似か? ぶっちゃけ全長は俺より上だしな)

上半身はほっそりしているのだが、問題はアシカのような下半身。
推定全長2メートルと、アシカというよりトドだよな。
因みに現実のジュゴンはジュゴン目ジュゴン科ジュゴン族である。
序でにジュゴンの平均全長は3メートル、ポケモンのジュゴンは1.7メートル。半分程度の大きさである、体重は察しろ。
アシカでもトドでもない、なにゆえあしかポケモンなのだ? ゲーフリよ。

ジュゴン
 「うふふ♪ とっても気持ちいいですよ〜!」

ジュゴンさんはそう言うと再び潜水した。
その影は浅瀬故によく目立つ。
8ノット(時速約19キロ)で泳ぐ姿は、海の生物らしい。

ジュゴン
 「ピュウ!」

ジュゴンさんは海面に顔を出すと水を口から吐いた。


 (一方で肺呼吸……恒温動物故に、陸上で休む必要もある……か)

ジュゴンさんは陸のポケモンであり、海に適応した海のポケモンだ。
魚栄軍のように恒久的に海中で過ごせる訳ではない。

ジュゴンさんはその後も楽しそうに海の中を舞い踊った。

マナフィ
 「おー? 今日のジュゴンは楽しそうやなー!」


 「マナフィ!? お前いつの間に!?」

マナフィ
 「朝帰り〜、流石にちょい眠い〜」

突然後ろから現れたマナフィは俺にもたれ掛かると寝息を立て始めた。
そこにはまだ汚れのない純粋さのような物を俺は感じる。
俺はマナフィが眠るのを受け入れると、優しく頭を撫でる。

マナフィ
 「ン……」


 (俺がマナフィに感じた違和感、アレは気のせいだったのか?)

俺は今だ、マナフィの事を知っているようで、まるで知らない。
確かマナフィ達が旅立ったのは1年前か。
ジラーチはそれ程変わった様子はなかった。
フーパはまだ再会していないが、あいつは多分一生変わらないだろう。
その中でマナフィだけはまるで別人のように感じたのだ。
否、一人だけ浦島太郎のように時代に取り残されたかのように。

ジュゴン
 「あら? マナフィ様?」

ジュゴンさんはマナフィに気付くと俺の隣に上陸した。
マナフィは本当に疲れているのか、ぐっすり眠っている。


 「マナフィの奴、夜通しなにをやってたんだ?」

ジュゴン
 「マナフィ様、ベッドにお連れしましょう」

ジュゴンさんがそう言うと、俺はマナフィを背負う。
マナフィの部屋はジュゴンさんに案内してもらう。
ジュゴンさんは桟橋の上を這いながら、なるべく急いでくれた。

ジュゴン
 「マナフィ様の部屋はあの中央の部屋です」

円形状に蜘蛛の巣を張ったような街並みの中心には小さな家がある。
俺は中に入ると、ある異様な臭いに呻いた。


 「うっ!? なんだこの臭い!?」

マナフィに部屋は小さく、部屋の中央にくぼみがある。
そこは外の海と隔離するように別の海があったのだ。
だが、その臭いは磯臭いなんてモンじゃない!

マナフィ
 「はは……茂兄ちゃんには、ちょっとキツいかぁ〜」

ジュゴン
 「マナフィ様?」

マナフィ
 「二人ともありがと」

マナフィはそう言うとするりと脇を抜けて、ポチャンとくぼみの中に落ちた。
マナフィはくぼみの中でキラキラと輝いていた。
時折紅い光を放ちながら。


 「ジュゴンさん、この水って……」

ジュゴン
 「私も詳しい事は存じませんが、マナフィ様はガイアの海と呼んでいます」


 「ガイアの海?」

余りにもなにか生物的な物が濃縮されたそれは、いるだけで気分が悪くなる気がした。
しかし海のポケモンには気にならないんだろうか?
マナフィはガイアの海の中で眠り、ジュゴンさんもそれ程気にしている様子はない。
俺はたまらず、部屋から出た。


 「プハァ! 空気が美味い!」

ジュゴン
 「大袈裟ですよ、ウフフ」


 「現地民はそうかもしれんが、改めて人工の空気に毒されたか……」

正直いえば、ウオーターアイランド全体磯の香りはする。
特にこの辺りは浅瀬だから、岩礁には色んな生物が住み着いている。

太陽は相変わらずギラギラで、海はその熱で蒸発する常夏の世界。
果たしてこの世界は俺に何をもたらすのだろうか……。



突然始まるポケモン娘シリーズ外伝

突然始まるポケモン娘と理を侵す者の物語

#2 ジュゴンはジュゴン目ジュゴン科ジュゴン族、でもジュゴンはあしかポケモン

#3に続く。


KaZuKiNa ( 2020/05/10(日) 17:20 )