第二章 歪められた世界編
#5 嵐の前に

#5




 「違う……やっぱり違うな」

俺は深夜の内に俺の家に入った。
ここはPKM合衆国連合が定める内側と外側の境界線付近に位置している。
その性か、電力が通っており危険ながら深夜帯に捜索をする事になった。
まず目に入ったのはリビングだ。
好き勝手されただろう結果、荒れ放題。
その後他の部屋も見て回ったが、家族の持ち物が何一つ見当たらなかった。
勿論俺の物も、だ。


 (これを説明するなら、つまり俺はこの家に住んでいなかったという事か?)

おそらくだが、この世界線の俺は引っ越してない。
PKMが出現して4年という時間差は、きっと俺の行動を相当変えた事だろう。
だが、だとしたら疑問が残る。


 (何故だ? 何故俺はこの付近にいた?)

過去の経験から、世界線移動は本人の人格を上書きし、移動する事を知っている。
これは同じ世界線に同一人物は一人しか存在できない性だと思われる。
ならば上書きされる直前までは、この身体の持ち主はここに近づく理由がない。
それに、だ。


 (スマホ……こっちの世界線の俺でも持っていても不思議はないが、こっちにあるとおかしい物もある)

俺は電話帳リストから、家族の番号を全て見た。
茜、保美香、美柑、伊吹、凪、華凛……そして永遠だ。

他の皆(茜もある意味で問題外だが)は兎も角、永遠は時間の神ディアルガだ。
アイツがこの事態に陥っても、なにもしていないのは理解できない。


 (くそ……矛盾の説明を出来るほど、次元科学というのは理解してないんだよな)

スマホは明らかにこの世界では矛盾している。
これは間違いなく『俺』のスマホだ。
だったら、この身体は『俺』の身体か?
同一人物が二人存在できない以上、自分に疑問を抱くのは矛盾だが、この世界……何かがズレている。


 (……今の所、俺の知っている奴はマギアナだけ)

この矛盾に決定的な答えをくれそうなのは彼女しか考えられない。
だが……もう一人気になる人物もいる。


 (クローズ、アイツは一体何者だ? 何故俺を知っている? 何故家族のSNSを知っていた?)

俺は未だにクローズを白とも黒とも決められていない。
心情的には白だと信じたいが、もしも黒なら取り返しがつかない怖れもある。
なによりクローズは本気で革命を起こす気だろう。
そのためにはマギアナを殺すことを厭わない。


 (もし、マギアナが俺の知ってるマギアナだったら、俺はどうする?)

マギアナが死ぬところを黙って見ていられるか?
いや、絶対無理だ……多分俺は身体が動いている。
大城や夏川、挙げ句上戸さんにまでお人好しだと言われた俺は、多分筋金入りなんだろう。


 「……覚悟も、決めんとな」

……それは最悪クローズと敵対するという事だ。
俺自身戦う力はない、悔しいが盾位にしかならない。
それでも俺は、目に見えた悲劇を許容できる風には出来ていないらしい。



***



クローズ
 『……』

クローズはある人物の部屋の前にいた。
狭いカプセルホテルのような部屋しか宛がえなかったが、そこは常葉茂の部屋だ。
クローズはカーテンを開き、その中が空っぽな事に気付くのにそれ程時間は必要なかった。
ただ、たまたまトイレに用を足しに行ったとか、一人になりたくてまた適当な場所にいるとかではないと、クローズは理解した。

クローズ
 (……貴方は、やはりそれを選択してしまうのですね……)

クローズは人形のように立ち尽くした後、無造作に行動を再開した。

クローズ
 (あの方を一人にする訳にはいかない……少なくとも彼女と会わせる訳には……!)

団員
 「あ、クローズ……一体何所へ?」

クローズ
 『野暮用だ』

クローズは足早に出口に向かった。
クローズの行動を訝しむ団員もいたが、クローズを止める者などいない。
黒の一族アジトは今は大規模作戦を前に、アジトの人間の数は半減している。
革命を前に一人の男は些事に等しいだろう。
だが、クローズにはそれが出来ない理由がある。
きっと常葉茂はクローズをはっきり疑っているだろう。
無理もなく、行動でしか彼に示せる物もない。
ただ、マギアナは殺さなければならない。
この点では彼には恨まれるだろう……だが、構わない。

クローズ
 (悪役でも構わない……その方が楽だから)



***



収容所は放棄されていた。
ウォーグルとスリープの遺体は野晒しで、ウツロイド様は真っ先に手を合わせてくれた。
最低限の粗末な墓だけど、二人を供養した後、収容所の中の捜索を行った。

クイタラン
 「……酷い」

ウツロイド
 「無残ですわね……」

収容所の至る所にPKMの遺体があった。
私は怯えるように身を竦め、ウツロイド様は気分が悪そうに頭を抱えた。

ウツロイド
 「遺体は銃撃された物ばかりですわね」

クイタラン
 「人間には、それ位しか武器がないからでは?」

ウツロイド
 「そんな物は百も承知、気になるのはその程度で収容所が落ちるのか、ですわ」

ウツロイド様は人間には収容所は落とせない考えているようだ。
確かに収容所は相当に厳重で、私もここに人間が現れるなんて思わなかった。
でも結果は無残な物だ、結局人間はPKMを皆殺しにして収容所を破壊した。

ウツロイド
 「人間牧場の在り方についてはわたくしも思うところありますが、これも人の業ですわね」

クイタラン
 「ウツロイド様は否定派ですか?」

ウツロイド
 「現実は肯定するには悍ましい物ですわよ? まぁ我が身が可愛いならば知らない方が良いでしょうが」

クイタラン
 「……」

人間牧場で得た権益は全て内側で消費される。
外側のPKMには何も還元されない。
PKM合衆国連合は在り方は同じPKMでありながら疑問は残る。
結局富を求めれば貧富の格差を生むのだろう。
だったら、人間との戦争は必要だったのだろうか?
少なくとも外側に住む限り、安全なんてここにはない。
PKMも人間も極限の状態で生きている。

ウツロイド
 「あら? これは人間の使う弾丸ですか」

ウツロイド様が屈み込むと、綺麗に残った弾丸を発見する。
恐らく外れた弾なんだろうが、それにしても綺麗に形を残しているのは珍しい。
ジャムった際に放出された弾丸だろうか?

クイタラン
 「なにか模様が……」

弾頭部分になにか模様が見えた。
通常の弾丸なら彩色する部分ではないはずだが。

ウツロイド
 「ふむ、こんな趣味的な――」

ウツロイド様がその弾丸を拾い上げた瞬間だった。
突然ウツロイド様は顔色を真っ青にして、毛を全て逆立てさせた。

ウツロイド
 「が、あ!?」

ウツロイド様は弾丸を地面に落とす。
弾丸の表面が薄らと紫色に発光していた。

ウツロイド
 「はぁ、はぁ!?」

ウツロイド様は全身から汗を噴出させ、その場にへたり込んだ。

クイタラン
 「ウツロイド様、大丈夫ですか?」

ウツロイド
 「え、ええ……もう少し長く触れていたらどうなったか分かりませんが……」

クイタラン
 「その弾丸の性ですか?」

ウツロイド
 「そうでしょうね……まるで魂を直接、攻撃されたような苦痛を感じましたわ」

私はもう一度弾丸を見る。
弾丸は既に光を失って、表面の模様が消えていた。

クイタラン
 「人間の新兵器?」

よく周囲を見渡すと、普通の表情ではない死体が幾つかある。
何れも苦しみの末発狂死したような遺体なのだ。

ウツロイド
 「はぁ、はぁ……まるで悪魔の力、ですわね」

ウツロイド様は動けなさそうだった。

クイタラン
 「仮眠室に運びます」

私はウツロイド様に肩を貸すと、仮眠室を捜した。
ウツロイド様はぐったりしており、想像以上に消耗しているみたいだった。
弾丸が原因だろうけど、触っただけでこんな死にかけみたいになる弾丸ってなに?

ウツロイド
 「ですが、これで人間が強気になった理由が分かりましたわ……」

クイタラン
 「え?」

ウツロイド
 「触れただけでこれなら、人間はPKMより強力な牙を得たということ」

クイタラン
 「まさか?」

ウツロイド
 「きっと4年前の戦争でも、人間は同じ事を言ったでしょうね」

私は信じられなかった。
でもウツロイド様はこれを決定的と捉えたらしい。

ウツロイド
 「4年前の戦争の時、人間は八十二億人程いたそうですわ、これ程繁栄した種族がここまで追いやられるなど誰が思ったでしょうね……今度は逆ですか」

クイタラン
 「仮眠室ありました、今日はもう休んでください」

私は仮眠室を見つけ、ドアを開けて中に入る。
幸い中までは戦場になっていなかったようで、私はウツロイド様をベッドに寝かせた。
それを見てウツロイド様は微笑む。

ウツロイド
 「ふふ、貴方は作法はなってないけど、メイドの方が向いてそうですわね」

クイタラン
 「メイドなんて……」

私は生まれも育ちも悪いから、きっと上手く行かない。
内側に行くのに、一番現実的だったのも家政婦だったけど、私には無理だった。
結局教養が無いのが一番致命的だったのだろう。

クイタラン
 「ウツロイド様こそ……」

ウツロイド様の顔を見た時、私は言葉を止めた。

ウツロイド
 「スゥ……スゥ」

ウツロイド様は眠っていた。
時刻が通常よりも遅いというのもあるだろうけど、あの不思議な弾丸に触れただけでこれ程体力を使ったんだろうか。

クイタラン
 「……おやすみなさい、ウツロイド様」



***



時勢は動き出している。
マギアナを、クローズを……或いは常葉茂を中心にして。
夜の闇の中、世界の答えを求める常葉茂。
そこになんの目的があるのか、或いはその答えが桃源郷へと繋がるのか……安念を求めるクイタラン。
そして、クローズは……一体なにを求めるのだろうか?




 「ん……久々の徹夜だったな」

俺は確信の一つを得るためにもう一つの場所を目指した。
それは昔住んでいたアパートだ。
仮に引っ越していないなら、俺はこっちに住んでいる可能性が高い。
4年前なら20歳、既に親元を独立してあの家に引っ越していた。
そこから茜たちが現れるまで住んでいたのは数年か。
会社から距離が絶妙で、家賃も良かったからずっと住んでいたんだよな。
多分家族が増えなかったら、ずっと住んでいたと思う。


 「俺の痕跡があるならここだと思ったんだが……甘かった」

そう、来たのは良いがそれが良好な結論を得られる訳ではない。
俺の住んでいたアパートは既に無かった。
そう、更地になって放置されていたのだ。


 「だーもう! そう簡単に答えは見つからんか」

俺は思いっきり項垂れる。
徹夜してわざわざここまで来たと言うのに、結果徒労なのだからやってられない。


 「それにしても人っ子一人いやしねぇな」

俺は周囲を見渡すが、この辺りは瓦礫が目立つ。
恐らく戦地になってから放置されている性だろう。
人間もPKMも近寄らないって事は、それだけ価値が無いんだろうな。


 「ふあ……一度寝るか」

俺は野晒しであることも気にせず、適当に丁度良い場所を見つけて寝転んだ。
流石に眠気がキツい中で、堂々と内側に入る気もしないしな。
と言うか、まずどうやってマギアナと接触するかだよな。


 (なんとなくだが、マギアナには会える気がするんだよな)

直感だが、ここまで行動を起こして、途中で辞める訳にもいかないしな。
マギアナに会うには内側に行かないといけない。
当然普通の人間である俺がPKMの街に入るのはリスクが高い。
だが不可能でもないだろう。
兎に角まずは体力を回復させて、それから行動だな。



***



クイタラン
 「う……?」

私は気配を感じるとゆっくりと目を開いた。
ずっとウツロイド様の傍にいたけど、気が付けば眠ってしまったらしい。
ゆっくり正確に目の焦点を定めると、目の前にはウツロイド様がいた。

ウツロイド
 「おはよう、よく眠れましたか?」

クイタラン
 「あ、ウツロイド様……お身体は?」

私は一番にウツロイド様の容体を気にしたが、ウツロイド様は胸に手を当て微笑んだ。

ウツロイド
 「もう大丈夫ですわ、それよりお昼ご飯に致しましょう」

クイタラン
 「お昼……?」

私は頭に?を浮かべる。
ウツロイド様は上を指差すと、立て掛けられた丸時計が目に入る。
時計は13時を指していた。

クイタラン
 「……」

私は多少時間にルーズな方だけど、これには呆然とした。
まさかここまで時間感覚が適当だとは……。

ウツロイド
 「収容所の清掃も終わりましたし、勝手は大体分かりました」

クイタラン
 「? 清掃?」

もう一度私は頭を捻った。
そう言えばウツロイド様はいつから起きていたのだろうか?

ウツロイド
 「さ、起きてください」

クイタラン
 「は、はい」

私はそのままウツロイド様について行って仮眠室を出ると、目を丸くした。

クイタラン
 「あの……これ、一人で?」

私の目の前に広がっていたのは、床まで磨き上げられた収容所内だった。
アレだけ転がっていた遺体も無くなっており、ウツロイド様は一人で片づけたらしい。

ウツロイド
 「お恥ずかしながら、清掃が趣味ですの♪ 汚い場所は消毒したくなるというか♪」

クイタラン
 「……呆れて物も言えません」

ウツロイド
 「まぁ些事などどうでもよいでしょう、調理場もありましたので、そこでお昼ご飯を食べてから行動しましょう」

クイタラン
 (凄い行動力だな〜……)

ウツロイド様は呆れる程の行動力を持っていた。
この人を見ると随分自分が間抜けに思えてくる。
多分根本的な価値観が違うから、私は頑張れず、一方でウツロイド様は頑張ったんだろう。
それが内側のPKMと外側のPKMを隔てたんだろうな。



***




 「……さて」

陽が斜陽を迎える頃、俺は軽く準備運動をして用意していた。
眠ることで、少し体力を回復できた。
後は適当にスーツのゴミを払って身嗜みを整え、内側に向かうだけだ。


 (結局手がかりはやはりマギアナだけか)

この混沌とした世界、それは歪んだ歴史そのもの。
だが、ただそれだけでは説明できない何かがある。
ただ数少ない経験則が、おかしな矛盾を見つけ、この世界がなにかおかしいと警報を鳴らす。


 (ユミル……お前を疑うようで悪いが、この事態は呪うぜ)

俺はただ愛する者の待つ家へ帰りたかっただけだ。
その願いはまだ履行されていない。
果たして願いは途中なのか、それとも嘘だったのか?
或いは……。


 (第三者が存在する?)

そうだ……ずっと忘れていたが、ルージュが俺の命を狙ったのは何故だ?
アイツは自分の願いを叶えるために、特異点を殺せば願いが叶うと諭された。
ルージュ自身顔すら知らない相手、しかしその見えない相手は確かに存在する。


 (この世界に……いる、のか?)

俺は空を見上げた。
うっすら曇り空になってきている。
これは夕立が降るかもしれないな。
もしかすれば、第三者は今も俺を監視しているんだろうか。
それはクローズやマギアナよりも恐ろしく思えた。



***



ポツポツ……ザァァァァ!

ウツロイド
 「ガッデム! 降りやがりました!」

夕下がり、快晴だった空は急に曇りだし、天気は悪化した。

クイタラン
 「鬱陶しいですけど、ウツロイド様苛立ちすぎでは?」

ウツロイド
 「水と地面は嫌いですわ!」

クイタラン
 「まぁ私達弱点ですしね……」

ウツロイド様の目的であるクローズ暗殺は予想外の方向に向かっていた。
外側の瓦礫放置地帯で頻繁に走り回る人間の姿があった。
ウツロイド様は人間を一人捕まえると、上手く自白させ人間の作戦とクローズの所在を聞き出す事に成功した……が。

クイタラン
 「クローズどころの騒ぎじゃなくなったかもしれませんね……」

ウツロイド
 「全くどいつもこいつも戦争戦争……アタシの歌を聞け! ですわ!」

クイタラン
 「似合いませんから」

私が苦笑して突っ込むと、ウツロイド様は咳払いをした。

ウツロイド
 「コホン! 大規模反攻作戦ですか」

聞き出したのはその情報だ。
ただ、まだ各組織を回って、連携をとっている段階らしく作戦自体はPKM合衆国連合が実施する掃討作戦より後になりそうだ。
一見すれば、圧倒的兵力差を誇るPKM合衆国連合が負けるとは思えないだろう。
しかしウツロイド様を苦しませた謎の弾丸の存在が、ウツロイド様から一抹の不安を引き出したのだ。

クイタラン
 「ウツロイド様は、掃討作戦は失敗すると?」

ウツロイド
 「痛み分け……と言った所に落ち着くのではないでしょうか」

クイタラン
 「え?」

ウツロイド
 「まだ人間は烏合の衆ですわ、やはり統率の取れたPKMが兵器の性能で完敗するとは思いません……しかし」

ウツロイド様は、少し俯き一拍置くと。

ウツロイド
 「人間達に奇跡を起こすと信じられているクローズが気になりますわ」

クイタラン
 「クローズ……」

人間にとって希望の象徴、PKMにとっては絶望の象徴。
この戦争の中心にいるのは間違いなくクローズ。

クイタラン
 「クローズは今、行方が知れないらしいですね」

ウツロイド
 「特異点なる物を探しに行ったとも……ですが特異点とは?」

クイタラン
 「さぁ?」

クローズが求める物なら、それこそ戦局を変えるような超兵器なのかもしれない。
いずれにせよクローズを求めるにも、振り出しに戻された感がある。

クイタラン
 「黒の一族のアジトを制圧して帰りを待ちます?」

ウツロイド
 「恐らく無駄でしょう、クローズはことごとく此方の裏を掻くのが得意だそうです、ひょっとしたら既に引っ越し済みの可能性も」

クイタラン
 「……」

私はウツロイド様の言葉に黙った。
私は現地担当のパトロール部隊だったとはいえ、クローズの事はよく知らない。
私自身人間を何処かで舐めていた、きっとスリープやウォーグルだって一緒だろう。
だからあの惨劇を招いてしまったんだろう。
もっと黒の一族の動きをよく観察していれば、あの二人は死なずにすんだかもしれない。
でも私は運良く生き残れた。
そして私には運ではなく実力と知識で道を切り開くウツロイド様がいる。

クイタラン
 (今度は間違えない……絶対ウツロイド様は失うもんか!)

雨はざぁざぁと続く。
一体いつまで雨宿りしていればいいんだろう。
空が暗くなるのはもうすぐだ。
私はこの雨が嵐の前兆に思えて仕方がなかった……。



突然始まるポケモン娘シリーズ外伝

突然始まるポケモン娘と理を侵す者の物語

#5 嵐の前に 完

#6に続く。


KaZuKiNa ( 2019/12/23(月) 19:58 )