異世界転位編
#10 VSバシャーモ

#10



大会準決勝、そこまで駒を進めた茂とルージュは、次の対戦の前に最近お馴染みとなりつつある相手と会っていた。

メアリ
 「負けてしまいました……」


 「そうだな……これからどうするんだ?」

メアリとナッシーの二人組は快調に進みつつも、ついにベスト8で脱落だった。
これ自体良い成績なんだが、残念だが優勝者以外は願いは叶えられない。

メアリ
 「とりあえず、決勝まで島にはいるつもりです」

大会参加者は、脱落後は島を出ることも、ポケモンと残ることも許されている。
ただ、ポケモンを島の外に出すことは出来ないから、島を出るならお別れだった。
ナッシーは現在ポケモンセンターで療養中で、この後メアリはナッシーの様子を見に行くのだろう。


 「なぁ一つ聞きたいんだが、メアリが叶えたい願いってなんなんだ?」

メアリ
 「……家の再興です、私の家系没落貴族なんです、結構この大会の参加者には多いんですけど」

お家の再興か、近代的世界観と中世的文化観の融合したこの世界ではそう言った貴族社会がまだ残っているんだな。
まだ年端もいかない娘に背負わせるには重く、そして甘い蜜こそが、この大会か。


 「難しいのか?」

メアリ
 「正直……、生き方を考えないといけないかも知れません」 

ルージュ
 「メアリなら大丈夫だと思う……」

メアリ
 「え?」

ルージュ
 「な、なんとなく……」

ルージュに未来予知する能力なんてない。
当然それは希望でしかない、が……メアリを想って言ったその一言は、メアリから笑顔を引き出した。

メアリ
 「クスクス、ありがとうございます♪ そうですね……私は自力で道を開拓します」

ルージュ
 「ん♪ 応援する」

女同士の友情だろうか、二人の交流は微笑ましい。
そんな風に談笑していると。

ガチャリ。

係員
 「常葉様、入場お願いします!」

係員が控え室まで呼びに来る。
俺たちは立ち上がると。

メアリ
 「応援しか出来ませんけど! 優勝してください!」


 「応ともさ!」

ルージュ
 「行ってくる!」



***



花道を通り、フィールドに立つと、対戦相手も同時に入場する。
俺はいつものようにバディーズの様子を探る。


 (中華系の服を着たハゲ老人と、赤いキャップを被った長身のポケモン)

確かバシャーモだったな。
相性的には最悪だが……。

バシャーモ
 「……」

ルージュ
 「……」

二人が対峙する。
どちらかが仕掛ければ、対戦は開始だ。
先に動いたのは……!

バシャーモ
 「うおおおお!」

バシャーモだ!
その拳を炎で濡れさせ、ルージュに迫る!


 「炎のパンチだ! 気を付けろ!」

バシャーモ
 「くらえ! サニーパンチ!」

ルージュ
 「くっ!?」

ルージュは寸前で拳を回避するが、炎がルージュの髪を焼く。
完全に避けないと、少なからずダメージが溜まっていくか!


 (ていうか、今コイツなんて言った?)

状況は予断を許さず、ルージュは猛攻を凌ぎながら反撃の機会を探っている。
そんな中なのに、俺は一瞬聞き間違えでなければ、バシャーモが妙な言葉を使った気がした。


 「ええい! 足を狙え!」

俺はバシャーモの攻撃が上、つまり頭を狙っている事に注目し、ルージュに下半身を狙うように命令する。

ルージュ
 「はっ!」

ルージュは炎のパンチをしゃがんで回避すると同時に水平蹴りを放つ。

バシャーモ
 「げぇっ!? この技はーっ!?」

バシャーモが転倒する。
すかさずルージュは右腕の刃を展開し、転んだバシャーモを強襲する。
うん! やっぱり聞き間違えじゃなかった!
このバシャーモなんか変だ!?

バシャーモ
 「ぐ!?」

バシャーモが芋虫のように転がって、ルージュの刺突攻撃を回避する。
しかしルージュも追撃の手を休めない。
優しい女だが、さすがに戦いの最中まで相手を気遣う余裕は無いのだろう。

ルージュ
 「貰った!」

しかし、ルージュも相手の動きについて行き、ついにその刃がバシャーモの胸中を捉えた!
だが、バシャーモは!

バシャーモ
 「にやり。こんな刃じゃあ、ハエも殺せねぇぞーーっ!!!」

なんとバシャーモはルージュの刃を真剣白刃取り!
そしてそこからサマーソルトキックを放つ!

ルージュ
 「きゃあ!?」

ルージュはそれを貰い、後ろにダウンする。


 「大丈夫か!?」

ルージュ
 「だ、大丈夫……!」

ルージュは直ぐに立ち上がる。
俺は相手のバシャーモの技を見て、改めて実力を再確認した。
理由はどうあれ、準決まで勝ち残ったポケモンが弱いはずがないのだ。

バシャーモ
 「男なら拳ひとつで勝負せんかい!!」


 「いやいやいや! お前の目は節穴かっ!?」

思わず俺が突っ込んでしまう。
というか、自分は手足から炎を噴き出すのは有りなのか!?

ルージュ
 「くっ!」

今度はルージュが突っ込む。
バシャーモは総合力から高い事を証明してみせた。
迂闊に手を出すのは危険だが、かといって守備に回るのも危険か。


 「やるからにはぶちかませ!」

ルージュ
 「はぁ!」

ルージュは両腕のブレードを展開し、バシャーモに襲いかかる。
しかしバシャーモはそれを無駄のない動きで回避した。


 (くそっ! 接近戦のセンスは流石格闘タイプか!?)

バシャーモ
 「サニーナックル!」

そう言ってバシャーモは炎のパンチをカウンターに合わせて使う。
ていうか、それはなんなんだ!?
捏造技なのか!? お宝技なのか!?

ルージュ
 (くう!? 強い!?)

ルージュは紙一重でそれを回避するも、それはバシャーモにターンを渡す物だった。

バシャーモ
 「とあー!」

バシャーモの空中連続蹴り!
それらは炎を纏い、ルージュを追い込んでいく。


 (どうする!? 手はあるか!?)

俺は必死にルージュに取らせるべき作戦を練ろうとするが、純粋に強い相手は厄介だ。

ルージュ
 (コイツ、アタシより強い……! でも、アタシは立ち止まらない!)

相手の猛攻をなんとか捌くルージュ、だが彼女の顔はそれ程焦燥していなかった。
俺はそれを見て、コイツがバシャーモの強さを吸収しているように思えた。


 「ルージュ!」

ルージュ
 「! はぁぁ!」

俺がルージュの名を叫んだ瞬間だった。
ルージュは相手の隙に刃を2回走らせた!

バシャーモ
 「無駄だ! その刃は……!?」

それはルージュが今まで見せたことのない技だった。
ほぼ同時の放つ両手の刃、それは僅かに左が遅く、左の刃を追うように、右の刃が……バシャーモの胸を切り裂いた!

バシャーモ
 「グワァー!?」

血が噴き出し、バシャーモはよろめいた。


 「燕返しか!?」

それはルージュが見せた三つ目の技だった。
いや、戦いの中でルージュが閃いたのか!

ルージュ
 「はぁ、はぁ! お前、強い……でもアタシの想いはもっと強い……!」

バシャーモ
 「へ、へへ……! やるじゃねぇか……だがなぁ、勝つのは俺だー!!」

バシャーモは全身から炎を噴き出す。
その炎は傷口を焼いて塞いでいた。


 「オーバーヒートか!?」

バシャーモ
 「覚悟しろよ……この一撃は熱いぞ!?」

バシャーモは全身に炎を溜め込んだまま、ルージュに突っ込む!
ルージュは右手の刃を構え、やや重心を低く構える。

ルージュ
 「アタシの一撃はお前を砕く……!」

バシャーモ
 「バスター!!」

バシャーモの炎が右拳に集中する!
オーバーヒートのエネルギーが無駄なくルージュに当たるように!

ドォォォン!!

爆発が起きた。
それは指向性を持って、ルージュを飲み込む。


 「ルージュ!」

俺は叫ぶ、それは不安からではない。
アイツが、俺の想像すら超える女だと信じて。

ルージュ
 「辻斬り……一の式、瞬剣!」

ルージュは残像を伴い、バシャーモの後ろにいた。
音は遅れてやってくる。

ザシュウ!!

バシャーモ
 「ぐ……は!?」

ルージュがジャキン! という音と共に刃を仕舞うと、バシャーモは前のめりに倒れた。

審判
 「バシャーモ戦闘不能! よって勝者キリキザン!」

審判がそう判断すると、ルージュは地面に膝を落とした。

ルージュ
 「はぁ、はぁ……ついに出来るようになった、一の式……♪」


 「ルージュ、無事か!?」

俺はルージュの元に駆け寄る。
ルージュは俺を見ると、相変わらずの不器用な笑みを浮かべる。

ルージュ
 「グフフ♪ 勝ったよ♪」


 「ああ、これで後一戦だな」

俺はルージュに肩を貸すと、ゆっくりと花道を戻っていく。
そう、祭りは……もう、終わるのだな。



***



ユミル
 「特異点……やはりここまで辿り着いたか♪」

今、決勝戦の準備のため試合は中断されているが、観客達の興奮は冷め止まらなかった。
かく言う妾も興奮している。
ポケモンバトルは好きだが、今年は特に面白い勝負が多い。
これも特異点のお陰だろうか?

ユミル
 (しかし特異点、か……何故あの者がこのような苛酷な運命を招くのか)

それは不憫にも思える。
特異点常葉茂は、気付いているだろうか?
今のままではデスマーチは止まらない。
それが特異点の宿命でもある。
歴史に作用し、本来辿るべき運命世界線をねじ曲げる存在、それこそが特異点。
きっと彼は、幾つもの分岐世界線を辿ってここまで来たのだろう。

ユミル
 「それが……破滅というなの世界線でも、か」



***



ジラーチ
 (やっぱ最後は貴方なのね、お兄ちゃん)

私は先に決勝への切符を手に入れ、茂お兄ちゃんの試合を見ていた。
ルージュと呼ばれるキリキザンは、初めて出会った時は、どこにでも居る雑魚コマタナだった、きっと本来なら直ぐに死んでいたに違いない。
だけど茂お兄ちゃんに関わった事で、驚嘆すべき相手にまで成長した。

ジラーチ
 (お兄ちゃんだけなら、私でも助けられるかもしれない……でも!)

私は優勝しなければならない理由がある。
ある親友を助けるため、あの馬鹿ならきっと茂お兄ちゃんを助けられる。

ジラーチ
 (皮肉よね……今の私じゃお兄ちゃんの願いを叶える力もない)

私は力はあるが、無力な存在だと思った。
ジラーチが願いを叶えるのはタダじゃない。
私の命を削る作業であり、今はその削る命すらない。

ジラーチ
 「少し散歩しようかしら」

私はこのままじゃ駄目だと思い、散歩をしようと思う。
マスターのルインは席を外しており決勝が始まる夕方までに戻って来れば良いだろう。



***




 「ふう……!」

試合後、直ぐにルージュは特別スタッフの手で、メンテナンスを受けた。
幸い、決勝までには万全の状態で望めるとのこと。
俺はそれにホッと一息ついた。
今はスタジアムの外にいる。


 (決勝か……なんだか嘘みたいだよな)

俺は街の風景を眺めながら考える。
元を辿れば俺なんてタダ、ゲームのポケモンが好きな程度のおっさんで、それもハードに熟す程でもない。
それが一人の女の子に巡り会った事で、こんな所までやってくる羽目になった。
数奇な運命、て言葉じゃもう片付けられないな。
俺の奇妙な運命は何処まで続くのやら?

ノワール
 「お、色男、こんな所でどうした?」


 「ノワール、怪我は良いのか?」

俺がぼんやりしていると、ノワールが近寄ってきた。
ジラーチ戦の怪我は大丈夫なのか心配だが、本人は元気な姿を見せてくれる。

ノワール
 「とりあえず、決勝だな、おめでとう」


 「ああ、まぁ勝たなきゃ俺達に明日はねぇんだけどな」

ノワール
 「ハッハッハ! 勝つよ、私は勘が良い方だ」

ノワールは俺を信じてくれているのな。
俺は気になってあることをノワールに聞く。


 「ルージュはどう見てる?」

ノワール
 「娘か……奇跡的だな、私の知っているあの子は絶対にこんな所まで来れる筈がなかった」

それは、俺が引き上げた……そう言いたいんだろうか?

ノワール
 「ルージュは奇跡ゆえに、それは未知数だ……私にも分からん」


 「そうか、そう言えば……、お前ら親子が使う辻斬り……見覚えがあるんだが?」

ノワール
 「? 我が流派は剣術を極めた邪道の法、一族でも選ばれたキリキザンのみが、本来伝承される物だが?」


 「華凛……アブソルの華凛が似た技を使うんだ」

ノワール
 「……」

その言葉を聞いてノワールは顎に手を当て、考え込む。
暫く時間を掛け、出てきた言葉は。

ノワール
 「私の姉、本来はそいつが継承者だった、あの頑固者が余所者に教えたとは考えがたいが……或いは?」


 「姉、か」

華凛自身技はカゲツという男から教わったと言う。
カゲツは種族不明、恐るべき技を誇ったと言う。
果たして、この一族が使う流派と、華凛……因果関係はあるんだろうか?

ノワール
 「で? その華凛とやらは何者なのだ?」


 「俺の家族、今は剣の道は棄てたがな」

ノワール
 「剣の道を棄てる、か……私からしたら考えられんが、ルージュ、あの子もそう言う一族を育むのかしら……」

ノワールは少し切なそうにそう呟いた。
ノワールにとって剣は生きる術、華凛にとってもそうであったろう。
ただ、例外こそが俺との出会いだった。
華凛は暴力が支配する時代に生まれたから、必然としてそれを身につけた。
だから同時に、平和な時代なら躊躇うことなくそれを棄てたのだ。
同様にルージュも、剣が必要ない時代を迎えれば、その力を棄てるかも知れない。

ノワール
 「娘に、ルージュに伝えてくれ」


 「何をだ?」

ノワール
 「お前の道は辛い時もあるだろう、だが自分を見失うな」


 「……オーケー、覚えた」

ノワール
 「ふふ、それじゃ私はもう行く、最後くらいアレンと一緒にいてやりたいからな」

ノワールはそう言うと、街へと向かった。
ノワールのその言葉に、俺はいつまでも人とポケモンは一緒にいられないのだな、と痛感する。
俺のいた世界では当たり前のように共存していたが、逆にこの世界ではそれは不自然なのか。


 「出会いと別れ……それは不変なのかね」

ジラーチ
 「なぁに黄昏れてるの?」

後ろを振り返ると、入れ替わるようにジラーチが立っていた。
ジラーチも散歩だろうか、俺は決勝で戦う相手にも関わらずいつもの調子で話しかける。


 「散歩か、優勝候補さん」

ジラーチ
 「そうね……ほんの気晴らし、奇跡の成り上がりさん」

皮肉を効かせた皮肉が帰ってきた。
どうやら、それ程気負ってもいないらしい。

ジラーチ
 「ねぇ……茂、貴方の願いって」


 「家に帰る、そんで保美香の晩飯を食って、家族と談笑する!」

それだけのようにも思えるかもしれないが、それが重要なのだ。
もう俺は独り身ではない、家族を守っていかないといけないのだ。
それを聞いたジラーチは微笑する。

ジラーチ
 「貴方らしいわ……」


 「逆にお前はなんで、こんな大会に?」

ジラーチ
 「フーパを助けるため」


 「っ!? 何かあったってのか!?」

俺は予想外の名前が出てきて驚く。

ジラーチ
 「フーパと冒険の最中、アイツがドジを踏んだの……、私は自分の願いを叶えられないから……」


 「そのためにユミルに?」

ジラーチ
 「アレが本当にポケモンの願いを叶えられるのかは分からない、でも切欠さえあれば」


 「……俺に、出来ることは?」

ジラーチ
 「だめ! 茂お兄ちゃんは関わっちゃだめ! 茂お兄ちゃん、手の届く範囲を、範囲だけを……ちゃん護らなきゃ」

どんどんか細くなっていくジラーチの声。
普段気丈なようで、フーパを失えばここまで脆くなるのか。
俺は迷わずジラーチを抱き寄せる。


 「ほら、届いた……手の届く範囲だろ?」

その瞬間、ジラーチの涙腺は決壊した。
ジラーチは俺の服をギュッと掴むと。

ジラーチ
 「アンタ馬鹿ぁ……? そんなの、詭弁よ……ひっく!」


 「俺なんか頼りにならんと思っているかも知れんが、同じ釜の飯を食った者同士、俺はお前を助けるぞ?」

ジラーチ
 「無理よ、いい? そもそも世界移動は危険なの、貴方は次元観測が出来る? 下手に世界移動を行えば、二度と元の世界線に帰れなくなるわよ?」


 「……」

俺は一度その経験がある。
嫌みなパワハラ上司が突然消えて、世界にPKMが溢れかえったあの世界線は俺の知らない世界だった。
限りなく似ているのに、限りなく違う違和感。
それが世界移動なのだろう。


 「それでも、俺は……!」

ジラーチ
 「アンタは自分の家族を守れ! もう自由に生きれる身分じゃないでしょうが!」

ジラーチは俺を突き飛ばすと、怒り顔でそう言った。

ジラーチ
 「良い? ユミルは貴方を元いた場所に返す事が出来るわ、こんなチャンスそうはない、今なら間に合うの」


 「もしそれを蹴ったら次はどんな世界線を迎える?」

ジラーチ
 「分からない……大局は何も変わらないかもしれないし、茜なんて存在しなかった世界線に転位するかもしれない」

俺はその言葉に衝撃を覚える。
茜が消えれば、それって茜の赤ちゃんも消えるって事だよな?
俺はそれに想像以上の驚異を覚えてしまう。

ジラーチ
 「ユミルは理不尽な神だけど、それでも人の子の願いを叶える」

人の子が何を願うのか、その欲望は果てしなく、時にそれは魔王さえも生む願いもあるだろう。
ユミルは善でも悪でもない、それ故にどんな願いも叶えてしまうのか。

ジラーチ
 「ま、フーパさえ助けられたら、アイツが泣いてゲロ吐くまで腹パンしてでも、茂お兄ちゃんサルベージさせるから♪」

コイツにとってフーパって命より大切な関係って感じなんだが……とりあえず腹パンなのか。
そして当たり前のようにフーパをこき使う気のようだ。

ジラーチ
 「決勝のライバル同士がこうしてるの、周りから見たらあんまりよく無いわね……私戻るわ」


 「ああ、俺もポケモンセンターに行く」

この後、どっちが勝つか俺には分からない。
ただジラーチに負けても、俺はルージュを責めないし、恨みもしない。
ただ勝った場合、俺はどうするべきなのか?
家族のためにジラーチを見捨てるべきなのか。
やっと手に入れた幸せを捨ててでも、ジラーチとフーパを助けるべきなのか……。


 (こんなの、簡単に割り切れる訳ねぇよな)



突然始まるポケモン娘シリーズ外伝

突然始まるポケモン娘と理を侵す者の物語

#10 VSバシャーモ 完

#11に続く。


KaZuKiNa ( 2019/11/10(日) 16:02 )