突然始まるポケモン娘と○○○する物語





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突ポ娘 サイドストーリー
節制の章 開催冬コミ2018! 来客数は57万人!

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・冬コミ当日、参加する予定のなかった凪は華凛に連れられ幕張へ赴く、しかしそこでトラブルが、凪はどう乗り越える?
そして凪はこの悪夢の三日間で何を得るのか?

突ポ娘 サイドストーリーズ
節制の章 開催冬コミ2018! 来客数は57万人!



華凛
 「時は来たれり!」


 「………」

超テンションの高い華凛。
私はウンザリしながら目の前の巨大建造物を見た。
時は12月29日……、場所は幕張メッセ!

華凛
 「冬コミだぁぁぁ!」


 「……どうしてこんなことに」

私はこの悪夢の三日間の少し前の事を思い出す。



***



オタク
 「華凛殿! 実は某出展してましてな!」

華凛
 「ほう? ジャンルは?」

オタク
 「大丈夫健全なlet's goネタのポケモン本であります」

華凛
 「ほぉ、どちらがマグナムなのだろうか?」

オタク
 「それは爆走兄弟の方であります!?」


 (冬コミねぇ……)

昼間のポケにゃん。
華凛が寝る間も惜しんで作ったコスが遂に完成し、華凛の充実度合いも益々盛り上がっている中、私はそれをクールな目で見ていた。
それにしても華凛はオタクに対して絶大な人気を持つものだ。
既に冬コミ前とあり、彼女と冬コミ談義をするオタク諸氏は多く、彼女もまた、よくそれらと付き合いきれるものだと感心する。

オタク
 「それでですなあ、某のサークルで売り子になってくれる筈だった子がドタキャンしたんであります!」

華凛
 「なんと、代わりは見つかったのか?」

オタク
 「それが……ひいては1時間だけでいいので華凛殿に売り子をしては貰えないでしょうか!?」

華凛
 「ふーむ、それなら丁度暇そうな奴がいるぞ」

華凛が不意に私に振り向く。
そしてニヤリと嫌らしく笑った。

華凛
 「アイツだ、年末はポケにゃんも営業してないから絶賛プータロー」


 「はぁ!? 暇とはなんだ!? 実際予定無いけど!」

突然私を巻き込んでくる華凛に、店内だというのに噛みついてしまう。
しかしそれこそが華凛の罠だ。
実際これといった趣味も見つけていない私は、年末になんの予定もない。
それを把握しているからこそ、華凛は強気に出ているのだ。

華凛
 「よし! それじゃあ29日朝一で幕張行くぞ!」


 「ちょっと待て!? まだやるとは言って……!?」



***



そんなこんなで、私は午前8時現場に入ったのだった。



オタク
 「いやぁ! 設営から手伝って貰えるなんて某感激であります!」


 「……受けた以上、手抜きはしない……これも社会勉強、社会勉強!」

私は結局華凛に言いくるめられて、売り子をするはめに。
まぁランチタイムのポケにゃんの激務に比べれば、ただのレジ打ちと変わらんなら造作も無かろう。

華凛
 「それにしても外は凄い人数だったなぁ」

オタク
 「今年の見積もりは中3日で『50万』ですからな」


 「50万!? 3分の1しても16万人以上、とてもこの会場に入る人数じゃ……」

オタク
 「ですから整理券が渡されるのですな」

華凛
 「それにしてもこの段ボールの数、何部刷った?」

オタク
 「新刊1万冊、復刻は2000冊であります、あとこっちはグッズで……」


 「……なんか無性に嫌な予感がするのだが……?」

私達が居るのは壁側で、周囲を見ても同様で、気迫の入り方がハンパではない。
そして開催時刻……冬コミ(地獄)が始まった……!




 「新刊10冊下さい!」


 「先生握手お願いします!」


 「はわわ〜!? に、人間が洪水を起こしている〜!?」

開幕と同時に雪崩れ込む、人人人!
その勢いは戦場に類するそれだ。
10万を越える怒濤の来場客は合戦となんら変わらない!


 「てか、なんでこいつらこんなに壁に押し寄せる!?」

オタク
 「お恥ずかしながら、新気鋭の人気サークルの証ですからなぁ!」

私は後に壁サークルと言うものを知る。
そして一番恐ろしいのは来場客らの組織力。


 「オタクとはジャパニーズニンジャの隠語だったのか!? 何故この人混みを掻き分けられる!?」

彼らの凄い所はチームを組んで、最速で必要な物を集めていく所。
飛び交う万札、次々と消えていく段ボールの本たち。
ここに経済の縮図があるのか!?



***




 「はぁぁ……!」

昼間、完売と言うことで自由時間を頂いた。
人気サークルという物の恐ろしさを知り、華凛は一足先にコスプレブースに移動しており、私もその姿を見に行った。

太ったオタク
 「華凛殿ー! こっちお願いであります!」

痩せ細ったオタク
 「おお主よ! 今私は天に召されようと!」

華凛
 「ふふっ」

華凛がしているのは某お船系ゲームのキャラのコスプレ。
この極寒の幕張を物ともせずに、周囲のカメ子のシャッターを独占する華凛は艶やかに舞っていた。
その姿は純粋に美しく、女である私でさえ、息を呑んだ。


 「美しい……」

カメ子
 「あの! そこの天使! 一枚いいですか!?」


 「え?」

ふと、気が付けば私にカメラを向ける者がいた。
私はどうして良いか分からず、オロオロすると次々と人が集まってくる。

カメ子2
 「あれ? あの子良いね! でもなんのコスプレだろう?」


 「あ、あの……! 私は!?」

気が付けばわらわらと群れてくるカメラ小僧たち。
私はPKMの中でも特に巨大な翼を持つ性か、普通にコスプレと間違われた。

カメ子
 「こっちに目線お願いしまーす!」


 「ああもう! なるようになれ!」

私はポケにゃんで経験を活かし、笑顔でウィンクする。
すると歓声と共に響めきが上がった。

カメ子2
 「それ! こっちもお願いします!」

カメ子3
 「こっちも!」


 「じゅ、順番だ順番〜!?」



太ったオタク
 「アレ凪殿ですよね?」

華凛
 「見た目でレイヤーと間違われたな」

痩せ細ったオタク
 「まぁ凪殿も写真映えしますからなぁ」



***



DAY1終了後……。

オタク
 「凪殿! 無理言って某の手伝いさせて申し訳ございません! これはその感謝であります!」

閉館アナウンスの後、私はサークルの片付けに入った。
そんな中サークル主は茶色い封筒と大きな袋を差し出してきた。


 「バイト代は分かるとして……こっちは?」

オタク
 「似合うかと思って……用意したであります!」

それは……純白の天使のコスチュームだった。
私はポカーンとしながら、ただ叫ぶ。


 「私はレイヤーじゃなぁぁぁい!!!」



***



晩ご飯の時間、当然食卓も話題は冬コミの事だ。


 「おお、華凛SNSのトレンド入りしてたな」

華凛
 「凪の方がカメ子が集まっていたように思うのが酌だがな」

ジラーチ
 「? どうして凪の写真は上がってないの?」

フーパ
 「それはだなぁ、著作権保護って奴だ、SNSを見れば分かるが転載許可って言葉がよく見られるでしょう? 凪は許可してないって訳!」

すっかり居候として馴染んでいる幻組、フーパの説明にジラーチは納得した。
Dだが、私はご飯を口に運びながら、不満を零す。


 「そもそも私はレイヤーじゃない……」

不本意だが、大きな翼自体がまだまだ人間生活に馴染んでいない証。
有翼型はあの場所ではそういうコスプレにしか見えんのだな。
改めて爆発的なPKMの増加も、今だPKMかコスプレか判然としない現実は続いている。


 「華凛は明日以降も出るのか?」

華凛
 「ああ、明日から私のレイヤーとしての真価が試されるからな」

華凛はそう言うと自信満々に腕を組んで胸を持ち上げる。
今日初デビューで顔見せした以上、明日からは彼女目当てで来る客が彼女の価値を決めるだろう。
それだけに、彼女の曇り無い自信は自らのレイヤーとしての価値を揺るぎない物だと思っているのだろう。

ジラーチ
 「……その自信、ある意味羨ましいわねぇ」


 「と言いつつ、見ているのは胸か。ジェラシーか?」

ジラーチ
 「ぶっ飛ばすぞセクハラ野郎!」

伊吹
 「あはは〜、大丈夫大丈夫〜、いつか年相応になるから〜♪」

ジラーチ
 (もう数万年生きてるんだけど……年相応って一体……?)


 「はぁ……ご馳走様、部屋に戻っている」

私は毎日よくも飽きずドタバタ出来るなと思いながらも、明日のために早く休むことにした。
今日の疲労、慣れないこととはいえ、ポケにゃんの接客とは比べものにならない疲れだった。

保美香
 「お疲れのようでしたら、お風呂を先にお上がりなさい」


 「そうさせて貰う」

食卓では今も騒々しく騒がれている。
それを横目に今日は一番風呂を上がりつつ、明日に備えよう。



***



DAY2 幕張メッセ。



 「……今日もまた多いな」

華凛
 「例年通りなら昨日よりマシの筈だ」

昨日よりマシと言いつつ、私達が会場入りする前から幕張メッセは数万人の長者の列が綺麗に折りたたまれていた。
昨日の統率のとれた動きは熟練の特殊部隊兵を想起させた。
今日もニンジャ張りの猛者どもが押し寄せるのか……。
私はげんなりしながら、物資搬入ゲートから中へと入る。
しかし直前、昨日世話になったサークル主が入口で困った顔をしていた。

華凛
 「どうした?」

オタク
 「おお、華凛殿に凪殿! それがでありますが二次発行分の搬入が遅れていまして……」

見ると何人かが同様に困った顔をしている。

華凛
 「印刷所のミスか? 或いは輸送トラックが渋滞に巻き込まれたか?」

オタク
 「両方であります、印刷所の機械が一台壊れたらしく徹夜で印刷を続けてくれたらしいでありますが、搬送が遅れて、トラックが渋滞に巻き込まれたであります」

どうやらその印刷所、利用しているのは数人のようだな。
二日目となると、そこまでの量ではないはずだ。


 「誰か受取にいけないものか?」

オタク
 「場所は分かってるでありますが……後1時間で開場では……」

華凛
 「祭りに事故は付き物とはいえ歯がゆいな……」


 「それ、良かったらウチに任せてくれへん?」

そこへ突然マナフィのような奇妙な言語で話す女が後ろから現れた。
冬場だというのに薄着で白いTシャツに際どすぎる紺色の短パンジーンズの女は髪が炎で燃えていた。
胸もかなりあり、スタイル抜群の女はまず快活に自己紹介をした。


 「ウチは舞夏(まいか)、ギャロップのPKMや。因みに大阪やなくて神戸やさかい」

華凛
 「どっちでも良い、サークル出展者か?」

舞夏
 「せや、西ホールC14でマスターと共に出展してんねん!」

オタク
 「ほほう! 関西からとは……向こうにはインデックス大阪がありますが」

舞夏
 「お! 兄ちゃん良く知ってんなぁ! まぁ祭りは助け合いやさかい、協力するで!」


 「協力とはいってギャロップなら速度には自信があるんだろうが何キロあるか分からんぞ?」

私はギャロップの大体のパワーは知っている。
恐らくこの女性も見た目以上にパワー自慢だろうが、相手は冬コミの商品たちだ……とても一人で運べるとは思えんが。

舞夏
 「ねーちゃん、やる前から諦めたら、試合にならんやろ!? 諦めるにしてもやってからや!」


 「っ!? 確かにその通りだ……弱気すぎたな」

私は舞夏の言葉に、自分の弱気を思い知る。
確かに手立てはない上、やらぬ者に勇は無し、か。

オタク
 「安西先生……バスケがしたいです」

華凛
 「誰だその先生?」

オタク
 「くっ!? 今時はどいつもこいつも○子のバスケ! ○ラムダンクはもう古いでありますか!?」

舞夏
 「あはは! GPSは? 超特急で行ったるさかい!」

サークル主は詳細な位置を舞夏に教えると彼女は文字通り炎となって走り去った。

華凛
「……速いな、だがいけるか?」

ニトロチャージ込みのギャロップの速度なら優に時速450キロは軽いだろう。
問題はそんな爆走女が警察に捕まらないかの方が心配だが……まぁあの速度を追える警察車両もないか。



……しかし30分後、アクシデントは予想外にやってくる。



***



オタク
 「舞夏殿でありますか!? どうしたであります!?」

ちゃっかり電話番号を交換していたサークル主は突然舞夏の連絡を受ける。
主は電話をスピーカーに切り替えると、声は私達にも聞こえる。

舞夏
 『ごめんしくじったわ!』

華凛
 「どういうことだ?」

舞夏
 『人身事故や! 轢いてはおらんのやけど、相手避けて足捻ってもうた! 荷物は無事なんやが!』


 「! 後30分か?」

オタク
 「準備含めたらもっと短い……」


 「私が行く……!」

私は覚悟を決めると翼を大きく広げた。
しかし後ろからサークル主がそれを止めようとする。

オタク
 「凪殿! 鳥ポケモンの飛行は都市の条例で禁止されているでありますぞ!?」


 「私は舞夏の意気を買った。本来無関係で自分のマスターと冬コミを楽しみたかったに違いない……それを犠牲にしてまで荷物を守った彼女に報いるのが私の騎士道だ!」

私の行為が茂さんに迷惑をかけるかも知れない。
それでも、私は多くの人を助けたい!
彼女がその身を犠牲にしたなら、私が躊躇うなど以ての外!


 「行ってくる!」

私はその場から離陸すると、直ぐに高度を上げて飛行速度を加速させる。
私の最高スピードは1気圧下でマッハ2、私は躊躇うことなく速度を上げると、会場より本の数キロで舞夏を発見した。
私は減速して、舞夏の目の間に急降下する。

舞夏
 「きゃあ!? ピジョットはん!?」

突然の事に舞夏はビックリして後ろに仰け反った。
見ると、足を捻挫したらしくその場でかがみ込んでいる。


 「それが荷物か?」

私は舞夏と一緒に路肩に寄せられた段ボールを見る。
少なくとも8箱、彼女はこれを運んだのか。

舞夏
 「これは一部や、3分の2程は今もトラックで運んでおる。ウチはその一部を先行的の運んでたんや」


 「それで人を避け損なったか」

舞夏
 「轢いたら大惨事やったわ……無事で良かったんやけど」

彼女もその事にはほっと一息している。
だが、問題はここからだな。


 「後は私が引き継ぐ」

舞夏
 「いやいや! いくら何でもピジョットはんではこの量は無理やで!?」


 「やる前から諦めたら、試合にならないんだろう? ならやってから諦めるか判断する!」

私は舞夏が言った事をそっくりそのまま返した。
出版物の詰まった段ボールは綺麗にひもで結ばれており、多少の揺れなら問題なさそうだ。
私は自分の身の丈もある段ボールの山を片手で4箱づつ持つと、気合を入れた。


 「やぁってやる!! うおおおおお!」

私は翼を全力で羽ばたかせる。
周囲が私の風圧で吹き飛ばされる程の揚力を与えると、私は浮いた。

舞夏
 「浮いた!? せやけど会場まで持つん!?」


 「いける……! やってみせる!!!」

私は飛んだ。
スピードもロクに出せず低空飛行だが、腕が千切れそうな重さに耐えて、搬入を待つ皆の元を目指した。



***



真莉愛
 「……それで、腕を脱臼してでも、か」


 「はい……どんな罰も覚悟しています」

その日イベントの終了後、私を待ち構えていたのは御影さんだった。
私は過重量の荷物を空輸したことにより両腕を脱臼していた。
しかし、そんな私を冬コミに参加した人達は喜び賞賛してくれたことが何より嬉しかった。
しかし後から驚いた事だが、荷物は偶然興味があったとしてやってきたフーパがトラックごと転位させていたのだ。
改めると私や舞夏のやったことはただの徒労だったのかもしれない。
でも冬コミは皆のイベントだ、その結果はイベントの終わり際だった。



………。



真莉愛
 「えと……常葉宅のPKM、認可No.113凪さんはいるかしら?」

オタク
 「さぁ何の事やら? 某は皆目見当もつきませんな」

参加者
 「この会場では見ませんな」

女性参加者
 「ここには来てませんよ」



華凛
 「隠れていろ、そのうち諦めるさ」

イベント会場に現れた御影さんに、見ず知らずの人も壁となって私を護ってくれた。
それが何よりも私にとっては嬉しかった。
しかしやはりそれは私の騎士道に反する。


 「私はここです」

オタク
 「ちょ!? 凪殿!?」


 「罪を犯したなら罰を受けるのは当然です」

真莉愛
 「罪と罰、ね」



………。



そうして、私は連行されて病院に入った。
今は両腕に包帯を巻いているが、靱帯断裂しなかった事は不幸中の幸いだったろう。
後は罰を待つ身だが、やはり認可剥奪だろうか。
茂さんとの生活が終わることは残念だが、私はすべき事をしたのだから悔いなど無い。
だが、御影さんはそんな私を笑い、そして言った。

真莉愛
 「感謝状が届いてるわよ、貴方は確かに条例に違反したけど、罰はね……えい!」

真莉愛さんは突然デコピンしてくる。
それは大して痛くもなく、彼女はただ笑って。

真莉愛
 「減点1点ね、後で始末書戴くから。それだけよ、お大事に」


 「な……」

御影さんはそれだけ言って病室を後にした。
あのデコピンは一体……?

舞夏
 「凪ちゃ〜ん! 格好良かったで〜! 惚れてまうやろ〜!」

入れ替わるように、ギプスを付けて舞夏が病室に現れる。
捻挫だそうだが、ギャロップにとって足は生命線、彼女の今の姿は痛々しい。


 「舞夏こそ、君の勇気が無ければ私は何も出来なかったろう」

舞夏
 「アカン男前過ぎる! 女子にモテまくりやろ!?」


 (否定できない……)

そう言えばポケにゃんの私目当てって女性ばっかりだった気がする。
なんとなく複雑な気分だが、それも自分なので仕方がない。

舞夏
 「あ〜あ、それにしてもお互い貧乏くじ引いたなぁ〜、お陰で一番福は今年は無理かぁ〜」


 「一番福?」

舞夏
 「大晦日にな、西宮神社を爆走するんや! そんで一番最初に境内にゴールした奴が一番福! 関西ローカルなネタやけど、今じゃ全国報道されてるんやで?」

そう言えば舞夏は神戸から来たと言っていたな、その縁か。
舞夏は足の怪我を本当に悔やんでいるようだ。

舞夏
 「まぁ怪我のお陰で、マスターと一緒にもう少し東京に居れることなったんや、痛し痒しやね! なぁ良かった東京案内してや!?」


 「わ、私も地元じゃないぞ!?」

舞夏は私と違い、本当に元気娘のようだ。
特にテンションは高く、その豊満な胸を頻繁に上下させるのだから、私からしたらたまった物じゃない。
とはいえ、当初は嫌だった冬コミも……気が付けば多くの人の縁が出来たものだ。
結果的に言えば、悪くない結果だったな。



突ポ娘 サイドストーリーズ
節制の章 開催冬コミ2018! 来客数は57万人!


KaZuKiNa ( 2019/07/11(木) 20:09 )