突然始まるポケモン娘と○○○する物語





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第二部 突然始まるポケモン娘と旅をする物語
第16話 輝く闇を信じて

突然始まるポケモン娘と旅をする物語

第16話 輝く闇を信じて

街を巨大なトラップ場に改造したクリスト。
その戦いも、安全位置から引き摺りおろされたクリストを俺達は包囲する。
俺たちは動けば殺すぞ、そう伝えるように剣を向ける。
しかし尻餅をついたクリストは肩で笑っていた。

クリスト
 「チェックメイト……ふふ、そんなもの初めから分かっていたこと」

ニア
 「動くな」

ニアが強く警告する。
しかしクリストは止まらない。
肩をふるわせ、仮面に手をつける。
そして仮面を……外した!

クリスト
 「どの道この作戦で生きて帰れるとは思っていないさ!」

クリストが仮面を外すと、そこには人間らしい顔などなかった。
俺はその異形の顔に絶句する。
なんと両目が無く、そこには宝石が埋め込まれている。
それはヤミラミとしては当然の作りだが、人化したポケモンでは異常な姿だった。

クリスト
 「だが、常葉茂! 貴様だけは!」

クリストの両目が怪しく光る!
やばい、この技は!

美柑
 「くっ!」

妖しい光と同時に美柑は横からクリストの首をかっ斬る。
ブシュ……と血が噴き出す音が聞こえた。

クリスト
 (この醜い顔で迫害されていた俺をお救いになってくださったキッサ様に、お仕え出来て悔いはない……だが、この大願、後は任せたぞ……弟よ)

ドサァ!

クリストが倒れた。
ポケモンといえど、首を斬られて生きている程強くはない。
しかし妖しい光を食らってしまい、意識が朦朧とする。
そこに立っているのが誰なのか理解できず、そもそも立っているのか、倒れているのかも分からなかった。



***



イミア
 「兄さん……仇は僕が討つよ」

ナギー
 「っ!? 貴様何を……!?」

私はひたすらイミアと切り結び、イミアも一進一退の立ち回りで私と打ち合った。
しかし、茂さんたちの戦いが終わったのか、イミアは突然力無く剣を落とした。
私はその行いに戸惑ったが、しかし相手の殺意はまだ消えておらず、剣を構える。

ナギー
 「言っておくが手加減はしない!」

私は剣を水平に振って、イミアの胴体を真っ二つにした。
しかし、切断した断面からは血は一切出ず、代わりに黒い靄が噴き出す。

ドサリ……!

イミアの身体がドサリとただの布きれになって地面に落とした。
そして仮面がカツンと地面に落ちると、そこには素顔を晒したイミアがいた。

イミア
 「普段ガス状の身体を維持するため衣服は必要だが、もう関係ない」

ナギー
 「な……?」

まるで黒い煙で構成されたように少女のような顔をしたイミアがそこに浮いている。
しかしイミアには下半身と腕がない!
そこにあるのは頭と心臓までの上半身、そして浮遊する腕だけだ。

ナギー
 「なんだその体は……普通のゴーストではない?」

イミア
 「かつてポケモンは人の姿をしていなかったらしいね、言ってみれば僕は先祖返りさ」

先祖返り……?
それは原初のゴーストに近いポケモンだと言えるのか?
ソレはもはや『人』なのか?

ナギー
 「く……てやぁ!」

私は再びイミアに斬りかかる。
しかし、攻撃は靄を切り裂いただけだ。
その体は私ごとすり抜けてしまう。

イミア
 「無駄だよ、この忌々しい身体に普通の剣は効かない」

ナギー
 「な!?」

イミアはもはやあらゆる物理法則を無視するのか、空中を等速で進んでいく。
その先には茂さんがいる!

イミア
 「常葉茂……この忌々しき身体で貴様を殺してやる」

ナギー
 「だ、誰かイミアを止めてくれ!」

私は為す術のないイミアに、せめてニアたちに叫んだ。
しかしニアたちは皆、目が虚ろで声が届いているのか分からない。


 「う……あ?」

茂さんはその場でふらふらとしていた。
もはや何も見えていないのか、その様子は非常に危険だ。
そして、イミアは遂に、茂さんの首にその手をかけた!


 「く……あ!」

茂さんが苦しむ。
首に手をかけて窒息させる気らしく、私は必死に剣を振るうが、私では何も出来ない。

ナギー
 「あ……あ、お願いだ、やめてくれ……」

私は自分の無力さに剣を落とす。
イミアはただ淡々と茂さんを殺そうと手に力を込める。
やがて茂さんのうめき声が聞こえなくなった。



***



ニア
 (何も見えない……お兄ちゃんは?)


 「く……あ!」

お兄ちゃん?
私は暗闇の中にいた。
クリストの妖しい光を浴びた時、突然何も見えなくなったのだ。
クリストは死んだの?
美柑はどうしたの?

何も分からない……ただ静寂が私を包んでいる。

ナギー
 「――――!」

ナギーの声が聞こえた気がした。
なんだか必死な感じで、とても危急のように思えた。
でも、ここは静寂で何もない。
そう孤独だ、孤独の闇が私を包み込む。


 「……あ!」

ニア
 「!?」

まただ、お兄ちゃんの声が聞こえた。
それは掠れた声で、苦しさがあった。
私は何をやっている?
お兄ちゃんがピンチなのだ、孤独な闇がなんだ。
そんな闇は……私が払ってやる!

ニア
 「お兄ちゃんから離れろー!!」

それは無意識な咆哮だった。
ただ、身体の奥から闇を払う力が湧いてくる。
私は無意識のうちに闇を討つ闇を放っていた。
そして視界に色が帰ってくる。

そこには首を絞めれたお兄ちゃん、そして絶望に腰から折れたナギーがいた。
私はその原因を睨みつける。
よく分からない異形に、私は『悪の波動』を放った!

イミア
 「く……あ!?」

私は身体の奥から溢れた力を解き放つと、イミアはお兄ちゃんから吹き飛ばされる。

ニア
 「お兄ちゃん!」

私は咄嗟に倒れるお兄ちゃんを抱きしめる。
お兄ちゃんは私の胸で気絶している。
私はお兄ちゃんを傷付けたその憎悪、その張本人にぶつけた。

ニア
 「お前か、お兄ちゃんに非道いことをしたのは」

イミア
 「馬鹿な……兄さんの妖しい光から脱した?」

ナギー
 「ニア……お前技を」

私はナギーを見てコクリと頷いた。
一方で空に浮かぶイミアにはただ悪意をぶつける。
だけど、これはただの悪意ではない。
正しき怒りに魔を断つ悪意だ。

イミア
 「く! 貴様が邪魔を!」

イミアの浮遊する腕が霊の力を纏った。
それはシャドークロー、それが私とお兄ちゃんを襲う。
だけど私は動じない。
ただ、短刀に闇の力纏わせ、その爪を容易く切り裂いた。

イミア
 「あああ!?」

イミアの絶叫が響く。
私は思い出した。
この闇の力の意味を……ただ力を求めても闇は何も答えない。
ただ、その一途な希望に正しき闇は降る。

ニア
 「お兄ちゃん、もう少し待っててね」

私はお兄ちゃんをゆっくり優しく地面に降ろすと、イミアに剣を向ける。
イミアは片手を失い、顔色は悪かった。
しかし、異形の姿を晒してまでその殺意を見せる姿はもはや悪鬼羅刹のようだ。

イミア
 「お前……お前ぇ! なんで邪魔する!? なんで!?」

ドス!

直後、私はイミアの懐にいた。
ただその心臓に短刀を突き刺す。
『辻斬り』、闇の力を纏った刃が霊の力を侵す。

イミア
 「あ……あ、そんな僕が……消え……る」

イミアの身体は心臓を中心に崩壊し、霧散した。
私は短刀を振るい、鞘に戻すとナギーに手を差し出した。

ニア
 「ナギー、大丈夫?」

ナギー
 「あ……あぁ、ニア、強くなったな」

ニア
 「に〜、少しナギーに追いつけた?」

私はやや戯けた顔でそう言うとナギーは立ち上がり、私の頭をわしゃわしゃと撫でてくる。

ナギー
 「まだまだだな、だが強くはなっている」

ナギーのナデナデはお兄ちゃんのナデナデとは違うが、これはこれで良いものだ。
少し厳しくも優しいお姉ちゃんの手が撫でてくれたら、心がほんわかする。

美柑
 「う……あれ? クリストは!?」

気付くと随分遅く美柑が目を覚ました。
キョロキョロ周囲を見渡すが、その足下にクリストの亡骸はある。

ニア
 「お兄ちゃん」

私はお兄ちゃんを抱きしめた。
お兄ちゃんの事を考えると胸が一杯で、闇は恐ろしく静寂で孤独なのに、お兄ちゃんがそれを振り払ってくれた。
私はその感謝と愛情を込めて、ただ抱擁した。



***



ナツメイト
 「城内の敵は?」

ホウツフェイン城の攻略戦は僅か2時間を持って完結した。
それも、それ程の抵抗を受けない形での陥落であり、私たちはそのあまりにもあっさり過ぎる決着に戸惑いを覚えていた。

ジェット
 「粗方捜索させましたが、隠れている敵はいないようです」

ナツメイト
 「……やはり多くの帝国兵は他の地域に逃れた?」

実は既にホウツフェイン方面では戦いの決着は速く発生しており、結果的にこの地域は最速で終結にたどり着こうとしていた。

ツキ
 「ふむ、やはり多くの盗難に遭っているようですが、一先ず王城を取り返せた事を喜びましょう」

ナツメイト
 「そうですね、ジェット全軍に停戦命令を!」

ジェット
 「は……!」

私はジェットを走らせて、停戦を行わせる。
そして私はかつて……と言っても1年前ですが、懐かしの王城の中を歩く。
優しかったお父様にお母様、そして仲の良かったお姉さまたち。
その思い出が蘇ると、涙が出てくる。

そして謁見の間に立ち入ると、そこにはもはや昔の姿はなかったが、かつてお父様とお母様が座っていた事を思い出した。

兵士A
 「姫さま……お帰りなさいませ!」

兵士B
 「姫さまに栄光を!」

兵士C
 「姫さま万歳!」

気が付けば、私を支えてくれた多くの臣下たちが手を叩き、私を讃えていた。
私は王女として、ここに立たなければならない。

ナツメイト
 「諸君! 今、母なる故郷ホウツフェインは解放された!」

私は彼ら労うように、そして鼓舞するように演説する。
私はがむしゃらだった。
まだ王になるには未熟で、でも兵士達の熱を受け取らなければいけない。

ナツメイト
 「まだ帝国の脅威は過ぎた訳ではない、しかし! この地を取り戻した事は何事にも変えられない勝利である! 私……私は、王女として、ナツメイトとして! 全ての作戦の完結を宣言する!」

パチパチパチ!

兵士達は熱意を持って拍手を捧げた。
私は毅然に振る舞えただろうか。
なにか至らない所はなかったか。
いつまでも不安で、本当はただの少女に憧れた私は、本当の意味で女王にならないといけない。

エーリアス
 「ふふふ、おめでとうございますナツメイト王女」

ナツメイト
 「エーリアスさん! いつから」

突然奥から兵士達を分け入って現れたのはエーリアスさんだった。
エーリアスさんは大本営で各方面軍の指揮をとっていたはず、ここに来たと言うことは次の指令だろうか。

エーリアス
 「ホウツフェイン方面の戦争が終結に向かっていると聞きまして、とりあえずおめでとうと言わせてください」

ナツメイト
 「はぁ……やはりこれからは他の方面への救援でしょうか?」

エーリアス
 「そう言う話でしたら、後日したいところですが、今はこの国を立て直す努力をしましょう」

ナツメイト
 「はい……」

そうだ、まだ復興という名の戦いが終わっていない。
戦果に巻き込まれた城下、そして各市町村。
これから迎える冬に向けて、復興は急ピッチで急がないといけない。

エーリアス
 「一先ず愛する者に会いに行っては如何ですか?」

ナツメイト
 「愛する……」

それは勿論茂様……だけど、本当に良いんだろうか。
私は最近本当に茂様を愛して良いのか、自分が怖い。
自分があの人に甘えれば甘えるほど、それは茂様の負担になってしまうんじゃないか。
もうかつての無邪気な少女には戻れない事に気付いたのだ。

エーリアス
 「因みに情報ですが、茂さん、倒れたそうですよ」

ナツメイト
 「え……?」

それは私を絶望させるには充分すぎる言葉だった。
茂様が倒れた……?
それは……もしかすれば私の性なのか。
その恐怖が顔に出てしまう。

エーリアス
 「今は自分を偽るのは止めなさい。本音に従うなら……分かっているでしょう?」

ナツメイト
 「つ!」

自分を偽る、本音に従え……そんな事言われたら私はっ!

その瞬間私はテレポートした。



***



美柑
 「一先ず休める場所があってよかった」

ナギー
 「良かった……昔のままだ」

戦いが終結すると私はかつて下宿していた寮へとやってきた。
昏睡状態にある茂さんのこともあり、ベッドを確保したくてやってきたのだが、幸い私が使っていた部屋は今も健在だった。

ニア
 「お兄ちゃん……」

ニアは不安そうに椅子に腰掛け、手を握って祈っていた。
私はなるべく心配させまいとニアの頭を撫でる。
本当は抱きしめてやりたいが、それは茂さんがするべきだと思い、しなかった。

ナツメイト
 「茂様!」

美柑
 「うわ!?」

ナギー
 「ひ、姫さま!?」

突然、皆の間に姫さまがテレポートしてきた。
いきなり現れると心臓に悪い上に、室内にテレポートするのは色々危険だと注意したかったが、それよりも切迫した姫さまの様子を察した。

ナツメイト
 「ナギー! 茂様は!?」

ナギー
 「こ、こちらです!」

私は直ぐさま寮の2階へと案内した。
私の部屋は一人部屋でベッドと机だけの小さな寮室で、ベッドには茂さんが眠っている。
姫さまは茂さんを見つけるとすぐさま駆け寄った。

ナツメイト
 「茂様……ごめんなさい、私肝心な所で弱気になりました。茂様がどれだけ大変かも忘れて自分は辛いと思っていました……!」

ナギー
 「……皆、出よう」

私は姫さまに気を利かせることにした。
一緒に付いてきたニアと美柑を連れて、談話室に戻る。
後は姫さまに全て任せよう。



***



ナツメイト
 「茂様……」

ベットに横たわる茂様はとても弱々しかった。
普段いつも私を励まして、慰めて、そして叱ってくれたその姿はない。
そこには伝説のポケモントレーナーではない、ただの茂様がいるようだった。
私は茂様の手を掴む。
手からは暖かさがあり、そこに生きている茂様を感じる。

ナツメイト
 「茂様、私はダメな子です。やっぱり茂様に叱って頂かないと……」

私は茂様の顔に近づく。
それは触れるか触れないか、それ位の近さへ顔を近づけ、そして止まる。
このままキスをしたい。
でも、そんなはしたない真似をしても良いのだろうか。

ナツメイト
 「私は王女ナツメイトではない、ただの恋するナツメ……!」

私はそっと唇を重ねた。



***



美柑
 「お姫様、顔真っ青でしたね」

ナギー
 「無理もない、今の姫さまは全てが急すぎた」

ベルモット
 「にゃ〜、探したにゃ〜」

伊吹
 「皆お疲れ様〜」

1階の談話室に戻ると、後方で戦争が終わるのを待っていた伊吹たちが合流する。
遂にホウツフェイン王国は解放された。
抑圧された時代に終わりがやってきたのだ。
だけど心配なのは茂さんだ。

ナギー
 「茂さん、大丈夫かな?」

美柑
 「幸い外傷はないようですし、直ぐ目を覚ましますよ」

ニア
 「に〜、それにしてもお兄ちゃんって誰が好きなんだろう?」

ニアの何気ない一言に全員が固まった。

ベルモット
 「にゃ、にゃはは〜、まぁアタシは違うよにゃ〜……はぁ」

美柑
 「ま、全く! 主殿が誰を好きになろうが構わないじゃないですか!?」

そうは言っても美柑は顔を真っ赤にしており、自分が一番愛して欲しいというのが丸わかりだ。
勿論それを隠さないのはニアも同じ。

ニア
 「私はお兄ちゃんに愛して欲しい、出来れば子供は2人以上欲しい……」

伊吹
 「あはは〜、茂君モテモテ〜」

伊吹はよく分からんが、愛して欲しいと思わないんだろうか?
普段からほんわかしており、イマイチ何を考えているのか分からない。

ニア
 「ナギーはどうなの?」

ナギー
 「わ、私だってそりゃ愛して欲しいと――」

――その時だった。
私の意識が談話室から消え去った。

ザァァァァァ……!

雨が降っていた。
全くの知らない草原に私は立っていた。
自分の姿を見ると、そこには純白のウェディングドレスが――。



ニア
 「……ギー? ナギー大丈夫?」

ナギー
 「え? あ……?」

目の前には心配そうに顔を覗かせるニアがいた。
なんだ? 一瞬意識が飛んだのか?
前後の記憶が曖昧で、何人かが私に駆け寄る。

伊吹
 「もしかしたらナギーも疲労のピークなのかも〜」

ベルモット
 「ナギーも休んだ方がいいにゃ〜」

ナギー
 「あ、ああ……そう、させて貰う」

私はそう言うと、近くのソファに横たわった。



***




 「ん?」

俺は目が覚めると、夕日が入り込んだ。
アレ……いつの間に夕方にと思ったが、最後の記憶がクリストの死の辺りで止まっている事に気付く。


 「つまりアレから気絶してた……あん?」

俺は色々情報を自分の中で整理していると、股間の辺りに重さを感じた。
そして目線を下に向けると。

ナツメイト
 「あ……」


 「え?」

ナツメが股間に跨がっていた。
これって騎乗位……ておい!

ナツメイト
 「ち、違います! これは練習でまだ本番には至ってませんから!」

なんか凄い形相で否定するナツメ。
俺はまだズボンがずらされていないことに気付くと、とりあえず安心……出来るわけねえだろ。


 「そもそもどうして俺の上で練習する必要がある? 少し教育が必要みたいだな?」

ナツメイト
 「あのやはり中出しの刑でしょうか?」

あまりにも桃色の言葉に流石に俺もブチ切れる。


 「とりあえず正座!」

ナツメイト
 「さ、サー! イエッサー!」

俺はナツメを降ろすと、正座させて説教を始める。
しかし、なんだか怒っているのにナツメは涙目で嬉しそうだったが。
もしかして変な性癖に目覚めさせちゃったかと考えるが……それはなんか無駄な気がした。



突然始まるポケモン娘と旅をする物語


第16話 輝く闇を信じて 完

第17話に続く。


KaZuKiNa ( 2019/04/08(月) 11:08 )