グランド・クレ
un 初事件
夜の事件
リナ「ふぁ〜・・私ももう寝ようかな・・」

リナは自分の部屋に戻ろうとしていた

リナ「・・そこに隠れてるの・・いい加減出てきたらどう?」

キルリアは戦闘態勢に入る

リナ「出てこないなら・・仕方ないわね」

リナはサイコキネシスを使うが

「・・・」

リナ「え・・後ろに敵!? 確実に捕らえたハズなのに・・(マズイ!やられる!?)」

リナがの背後に敵が襲いかかる

「エレボ・・っ!?」

リナ「な、何・・!?」

敵は急に吹き飛ばされる

「リナやられそう・・だったじゃないの・・ヒック」

リナ「フィリー様!」

リナはエーフィに頭を下げる

リナ「情けない所を見せてすみません・・」

「いいのよ・・ヒック・・それよりそのコリンク抑えてちょうだい・・ヒック」

このエーフィは酔いながらいう

「あ・・はい!」

キルリアは急いでコリンクを鎖で口と体を縛りあげる



サナ「なんか騒がしいわね・・」

ミナ「んん・・」

サナとミナはアクビをしながら部屋を出る

ミナ「あそこが騒がしいね・・」

サナ「少し覗きましょ」

サナとミナは手を繋いで廊下を歩く



リナ「暴れないの!!」

「〜〜〜!!」

鎖で縛られているコリンクにビンタをする

「この子・・これを盗んだのね・・ヒック」

エーフィの"フィリー"は宝石を丁寧に拭いていた

リナ「もうすぐで保安官がくるから大人しくね!」

「〜〜〜!!」

フィリー「家で飲むビールは最高の贅沢ね」

リナ「今日はこそこそと隠れてる者が多いですね・・ミナ様にサナ様」

「「!!?」」

ミナとサナは、後ろで隠れていたのだが・・すぐに見つかる

リナ「寝てなかったのですか?」

サナ「騒がしくて・・」

ミナ「ママ帰ってたの・・?」

ミナは身体中喜びに震える

フィリー「ただいま〜♪ ヒック・・私のかわいいかわいいミナ」

ミナ「えへへ・・おかえり・・ママ・・お酒臭いけど・・」

フィリーはミナを抱き締しめる

「・・・?」

コリンクはミナを優しく抱き締めるフィリーを見て急に大人しくなる

リナ「あら・・やっと大人しくなったのね・・そろそろ保安官が来そうなので私はお出迎えしてきますね」

フィリー「見張っておくからお願いね〜ヒック・・」

フィリーはコリンクに近付く

フィリー「それよりも・・そんなボロボロの体で何があったのか知らないけど・・盗みはよくはないわね」

フィリーはコリンクの体を優しく拭く

ミナ「ドロボー!?」

サナ「落ち着きなさいよ・・」

コリンクはフィリーをにらみつける

フィリー「この首輪・・?」

リナ「フィリー様・・保安官を連れて参りました」

フィリー「ん? ああ・・ありがとう」

「ビリビリ・・フィリーサントテモ綺麗デスネ・・」

ジバコイル保安官が来る

フィリー「ありがとう・・それよりこの子を捕らえてくれるかしら?」

「ビリビリ!ワカリマシタ!! マズワ・・」

コリンクがしゃべれるようにする

「ハァ・・ハァ・・」

コリンクは顔がかなり赤い

「何故コレヲ盗ンダ?」

「・・・」

コリンクは目をつぶる

「言ワナケレバ罪ヲ重クスルゾ・・イイノカ?」

ミナ「ジルさん!待って!」

「「「「!?」」」」

ミナはジバコイルの"ジル"の前に立つ

サナ「ミナ!何してるの!?」

「・・・?」

コリンクは目を少し開ける

ミナ「ジルさん・・このコリンクは少し様子がおかしいよ・・」

ジル「様子・・?」

ミナ「大丈夫・・?」

「ダイジョウブ・・?」

コリンクは体を倒しながらミナを見る

ジル「ミナサン!困リマス・・!!?」

ミナ「確かにさ・・この子も悪いけどさ・・急いで病院に運ばないと死んじゃうよ・・」

ミナは涙を流しながらいう

ジル「罠カ・・!!?」

ジルは急に鶴の鞭でしばかれる

リナ「サナ様!」

サナが鶴の鞭でジルを動きを抑える

サナ「悪いけど・・うちの親友を泣かせないでちょうだいよね・・泣き虫なんだから」

ミナ「サナ・・!」

サナ「私はアンタの味方だから安心してミナ・・親友でしょ?」

サナは手を震えながらミナにウィンクをする

ミナ「ありがとう・・」

サナ「今・・聴いても無理だと思うわ・・」

ジル「ウググ・・シカシ・・」

「その辺にしておけ・・ジル」

ジル「ビリビリ・・!?ハルサン! 何故ココニ・・?」

ルカリオの"ハルビオン"・・皆からハルと呼ばれている。ジルよりも偉い警察である

ハル「フィリーに呼ばれててな・・来たらこれだよ・・全く」

ハルは頭を抱えながらコリンクに近付く

フィリー「ハル〜♪ひさしぶり〜♪」

ハル「ああ・・ひさしぶりといいたいが・・今はそういうべきではなかろう・・すまない・・フィリーの娘に・・サナ君」

ハルはサナを見て少し微笑む

サナ「うっ・・ハルさん・・」

サナは嫌らしそうにハルをみる

フィリー「この子はミナ!覚えてよね・・」

ハル「あ〜・・すまんな・・あいにく・・誰かの名を覚えるのが苦手でね・・お前もよく知ってるだろ?俺の性格」

フィリー「へぇ・・初耳」

ルカリオはため息をしながらコリンクに近付く

ミナ「なにするの・・?」

ハル「ジル・・病院に運べ」

ジル「イインデスカ・・? 罠カモサレマセンヨ!」

ハル「俺の命令だ・・責任は俺が持つ・・」

ジル「ハ・・ハイ!!」

ジルはコリンクを背負う

ハル「ん・・?」

ハルはコリンクについている首輪に目が行く

ハル「これは・・なるほどな・・ジル少し待て」

ハルはコリンクの首輪を少しいじる

ジル「・・?」

ハル「・・よし・・ジルいいぞ・・行け」

ジル「ハイ!」

コリンクを背負い病院に向かう

ハル「やれやれ・・まだ若いのに・・ひどい目にあってるもんだな」

ハルはフィリー達に背を向け仕事場に戻る

ミナ「ひどい目・・?」

サナ「なにか理由があるみたいね」

フィリー「ほらほら・・二人はもう寝なさい・・」

サナ「あれを見たら寝れないわよ」

ミナ「同じく・・」

フィリーに部屋を戻される

フィリー「仕方ないわね・・私と一緒に寝る?」

ミナ「ママと一緒に寝れるの!やったー♪」

ミナは嬉しそうに尻尾を振る

サナ「私は・・」

フィリー「サナちゃんもどうぞ」

サナ「ええっと・・はい」

サナは断れなく返事をする

リナ「私はこれで失礼します」

フィリー「おやすみ」

◇フィリーの部屋

ミナ「それより・・あのコリンク大丈夫かな・・?」

フィリー「zzz・・」

フィリーはお酒を飲みすぎたせいで、ぐっすりと寝ていた

サナ「明日行けばいいんじゃないの? 今行っても邪魔になるだけだしね」

ミナ「そうだね・・サナ・・さっきはありがとう」

サナ「ふん・・当たり前よ(やった・・めっちゃ嬉しいーーー!!)」

サナは心ではかなりよろこんでいた

サナ「私は寝るわ」

ミナ「うん・・! おやすみ」

サナ「ええ」

さなっち ( 2015/06/29(月) 17:54 )