キャラ設定
黒美(くみ)♀
この作品の主人公。黒髪黒眼の美しい少女。歳は 14歳程。表情はぼんやりとしていて蜃気楼のようだったり、ピエロのようだったり。
研究所に居る前の記憶が完全に壊れているため全く思い出すことが出来ないし、唯一知っているロキが閉口して何も言わないので何があったのかも知らない。
だが、あまり気にしていない。むしろ今を楽しんで生きているためいつでも楽しいらしい。けれどそれは、「必死で生きることに楽しみを見出そうとしている」、悲しい少女の姿。
能天気とも言えるかなりの楽観主義だが、それは「なんとなる」というよりも「なんとかできる」という更にポジティブな感情の代物。 「大丈夫。大丈夫だから」 。
ポケモンバトルが好きでない。友達であるポケモンが傷つくのが極端に嫌いだから。
人を思いやり、心配することの出来る心優しい性格、他人やポケモンが傷付くのを見ていられないため、自分自身が無茶する事もしばしば。
自虐的な発言が目立つが、別に誰かに劣等感を抱いているわけではなく、確信的に呟くことが多い。その度にロキに哀しそうな顔をされている。
序盤は病院服のような真っ白で簡素な服装。服を買うまではリナリアから借りた白いワンピースを着ている。ちなみにリナリアから借りた服は明らかに丈が足りていないので、若干男性を悩殺する服装になっている。
縁から貰ったゴシックロリータの服装を好んで着ている。腰に付いた大きなリボンから紐から何から全て漆黒。
あまりに美しく、かつ小柄な相貌のため、非常に自然で浮かない不思議。
黒髪の尻程までのロングと、深くどんな闇よりも黒い眼。基本的に光が宿っていないことが多い。たまに耳に掛かる髪をどける為にリボンを二つ付ける。
胃下垂どころじゃない大食漢だが、スレンダーで工芸品のような美しい体をしている。胸も無いわけじゃない。 Bぐらい。 「……こ、これから成長するもん!」とのことです。
身長は小柄で 151cm。体重も羽のように軽い。スレンダーだが女性としてのスタイルはちゃんと持っている。
超が付く大食漢。
バイキング店には入れさせてもらえないレベル(ロキが必死で止める)。
でも太らない。お腹はすごく膨らむが、一時間もするとへっこむ。
しかも全部エネルギーになっているらしい。
……新陳代謝なんてレベルじゃないよ(byロキ)。
・手持ち
ロキ 種族:マグマラシ♂ Lv55
黒美の相棒にてパートナー。名前の由来は北欧神話の悪戯好きな神より。マグマラシとは思えないほどの凄まじい強さ、鍛錬された体術を誇っている。
基本的に面倒くさがりだが真面目で、見た目は普通のマグマラシと大差ない。ただ、発する雰囲気が老練としていて年齢が判別できない。淡々とした口調で、さらりと毒を吐くのもしばしば。
黒美を相当大事にしていて、本人は自覚していないが過保護気味。いつもモンスターボールから出ている理由も、狭いのが嫌いなわけでも外が見えないのが嫌いだからでもなく、黒美が襲われないか、心配だから。
黒美の過去を唯一知る存在だが、閉口を貫いている。
雪の中、トレーナーに捨てられ、野生ポケモンとの連戦で力尽きていたところを助けられたヒノアラシ。故に黒美への執着心は異常で、かつ忠誠心も異様。
ミルナァル 種族:キュウコン♀ Lv58
ロキの腐れ縁。名前の由来は「ミル(千年の) -ルナァル(狐)」という意味があり、大分前に死んだマスターから貰った大事な名前らしい。
その耐久力と実力には目を見張るものがあり、多数のトレーナーから逃げるために圧倒的実力で錯乱したりもしていたらしい。技の選択肢があまりに性格悪いので、黒美が「楽しみで人と戦うときには使えない子だよね……」と思わず呟いたりする。
黒美を気に入っていて、「ロキが惚れ込むのも仕方ないのう。わしが人間の男じゃったら放って置かんでしょうて」とからかっては黒美を赤面させている。総じて意地悪。
偶然通り道でロキと出会い、そのままの勢いで仲間に。成り行きがまま、というのは彼女の信念だったりするらしい。要らん信念だ。
・リナリア・アージェント♀
一人目のメインキャラ。幼いながらしっかりとした表情の女の子。 11歳。
今まで祖父母に優しく育てられた。小さい頃から、祖父母に迷惑をかけたくないが為に自らのことを全て自らで出来るようにしてしまった。自分を必死で押さえ込みがち。それ故に堅物に近いレベルのしっかり者。というかもはや頑固。その癖人をよく見ている。基本的には毒舌で突き放した態度なのに慕われやすい。
ポケモンバトルは嫌いではないが、率先してやるほどではない。興味がない。
女の子のことにも興味が無さそうに見えるが、実は全くそんなことはない年頃の女の子。洋服屋さんや玩具屋さんを見たり家族連れの子供を見ると、酷く寂しそうな表情を見せることも。
真っ白なワンピースに麦藁帽子を被るお嬢様風のいでたち(祖父母が資産家。旅に協力してもらっているらしい)。寒いときは上にピーコートを重ねて着る。将来に思わず期待してしまう、可愛らしい姿。
紫色のボブカットのショートヘアーに透き通った藤色の目。目は意志の強そうな光を灯し、幼く可愛らしい顔には似合わない、大人びたしっかり者の表情している。
甘いもの大好き。辛いものは本当に苦手。甘いものばっかり食っているので 「太らないか心配です……」 とのこと。最近胸が出てきて恥ずかしいらしい。
身長は 140cm。年齢にしてはごく普通だが最近スタイルが良くなってきた。
趣味は絵を描くこと。
人の絵を描くのは好きではないためほとんど風景画を描いている。水彩が好きらしい。
あくまで趣味の範疇だと彼女は言っているが、絵の道で仕事が出来るレベルの作品をぽんぽん生み出していたり。祖父母に負担をかけるのも嫌なので、たまに依頼も受けて資金繰りをしている。なので、既に名前はかなり知られている。
顔を見せない“美”少女画家 -リナリア・アージェント、といった感じで。
顔がバレていないのになんで美少女扱いされるんだ、とリナリアは不服らしい。
・ハンサム
衰弱していたロキと黒美を助けた恩人。
国際警察の人間で、かなり高い地位に居る人間のようだが、護衛もつけず一匹狼的な行動を取っている。
非常に胡散臭い、探偵のような風貌をした人間だが、基本的にいい人。死にそうになっているギンガ団まで助けるいい人。
どうやら、リナリアとも面識があるよう。
・日向 縁(ひなた ゆかり) ♀
雑貨屋「みらいよち」で働く少女。まだ14歳のため勿論法律違反だが、それがバレるような運命を消して回っているので政府にはバレない。姿かたちは幼いのに、どこが老いた雰囲気を持っているのも店を続けられる原因だろう。隠居した人間のような暮らしをして、たまに来る客をからかって遊ぶ彼女からすれば、当然の雰囲気かもしれない。
黒美のことを良く知っている様子。雪とは親友関係。黒美たち全員を大切に思っていてかつ影からサポートするが、ほとんどお店の中から出ない。
基本的に無感動で無表情だが、自分の好きな人に悪戯するのが好きで、Sっ気がある。意外と良く笑うが、自分の立ち位置故にどこか寂しげなものになることが多い。今まで会った客の名前は全て把握しており、そのほとんどと友好を保っているという凄まじいコミュニケーション能力を持っていたりもする。
忌々しいとさえ感じている自分の体質を、人のために有効活用しようと四苦八苦する彼女の姿が知り合いや友人にもすぐに分かるので、捻くれた態度を取る人間にしては非常に好かれやすい。言ってしまえば、人に優しすぎる性格。
黒髪ロングをツインテールに束ねていて、ゴスロリというよりは民族衣装のような黒い衣を羽織っている。その手の民族衣装が大好きで、ほかにも真っ黒な着物やチャイナドレスのような服まで着る。ただ、基本的に黒い服しか着ない。
基本的に手入れがしっかりしている。けれど、黒美よりさらに細い。そしてぺったんk(ry
身長150cm。非常にスレンダーで胸も薄(ry
黒羽 雪♀−クロバ ユキ
写真を取り始めてまだ3年ほどながら、既に名のある写真家として活動している年若き少女。 15歳。
ポケモンは自分の手持ちというよりは一緒に旅する友達という感覚。あまりモンスターボールを使わずに、普段は手持ち全員を出して一緒に歩く。けれど、ポケモンバトルは意地でもしない。トレーナーからバトルを挑まれたり、かつそういう状況に陥りそうな場所に立ち会うと、すごい勢いで逃げていく。
病的に優しくて、面倒なぐらいの面倒見の良い性格。彼女の手持ちは、何か暗い過去を持つ子が多い。悪戯と可愛い子を弄るのが大好きなドSでもある。しょっちゅうリナリアやリンネをからかっては、ふふふと楽しそうに笑う。
実は元々かなり腕の立つトレーナーだったらしく、現在でもその腕は健在だが、トラウマがある。そのトラウマの心の傷がかなり深く、三年経った今でも修復できていない。
故に、自分を押さえつけようとしたり、自分を許せない誰かが居ると、放っておくことが出来ない。過去の自分の姿を見ているようで、落ち着かなくなってしまう。
氷のように透き通った水色の髪の持ち主で、目は群青色。姿形も顔も整っていて美しい。水色のジーンズ生地のホットパンツに、黒いニーソックス。白い無地のシャツの上にカーキのモッツコートを羽織る。非常にカジュアルな格好。
半端じゃなく大人っぽいけど、まだ高校生ぐらいの年代の普通の女の子なので、へこたれるときは普通にへこたれます。