01
あの時から気づいていたのかな?
強くなる方法…初めてのトレーナーの時はまだ気づいていなかった。
でもあの時、その正義が出た過去があった。
「ねぇ君はポケモンとトモダチなのかい?」
トモダチに決まってるよ、N…あんたとはいつかバトルするから。
イッシュの時からその正義は始まっていた。
Nだけは味方だと思っていたけど正体は敵。でもあいつは一番のライバル。
そいつに勝つためには正義とポケモンを信じるしか他はない。
そして今正義のためにやることを決めた!
「私、Nに勝ちに行く!受けポケモンをいっぱい扱えるようにする!」
「はぁ!?」
「何よ?レイ?駄目なわけ?」
「ダメじゃないけどさぁ」
カントー地方に住むレイというトレーナーは私の幼馴染みだ。
オーキド博士の遠い親戚であり、もちろん従兄弟といっても過言ではない。
私の名前はハナ。ただのしがないひょっこのトレーナーである。
「受けのために何するんだ?」
「うーん…まずモンジャラを捕まえる」
「そこから入るかぁ」
レイは何かを見ながらだるそうに答えていた。
見た目だるそうではあるがこう見えて私以上に強いことは強い。
いつかそいつの上に行きたいと私は思っていた。
そしてそいつの上に行ってNを倒す、そう心に決めたのだ。
「まぁやれるだけやってみるよ」
「そうしろ、お前ならできる」
レイはこう言って私を見送った。
あれからもうすでに5年以上たった。
「さぁてとどこ行こうかな〜ね?ヤミラミ」
ヤミラミはホウエンで出会った宝石好きの暴れん坊のポケモンだ。
「にしてもポケモン増え過ぎちゃったなぁ…ドラゴンが3匹も…これヤミラミの精だからね!」
私は増えてきている手持ちやドラゴン等に悩んでいた。可愛いから好きなんだけど、どうしようか迷っていたのだ。
ドラゴンの三匹というのはヌメラとオンバットとドラメシヤ。
どうもヤミラミはドラゴンに好かれるみたいだ。
その体質はどうかしていると私は思っている。