1 プロローグ …突っ込み禁止で(汗)
とある、町の学校…あ、もちろん人間世界です。
物語は人間世界にいるディンから始まります。
なお、series1を読まないと絶対に理解できません。ご了承ください。 by318
sideディン(人間) 舞台:人間世界ディンは中学を卒業し、学力推薦で超一流高校へ進学した。
表に出してはいないが、ディンの学力はは世界トップレベルで、成績はオール5だけだった。
そのため、長期間欠席をしても、簡単に入れたのだ。高校一年の五月。
ディンは、席でポケモン世界で描いてもらった写真を見ていた。
しかし、それはカラーコピーで、本物は家に飾ってある。
「ディーン!またそれを見てるのか?」
やってきたのは、ディンが高校で最初にできた友達、コウだった。
コウは、完全には信じてはいないが、ポケモン世界に行ったことを半分位は信じてる。
「別にいいじゃねぇか……」
「仏頂面だな…あの日記に書いてある事だったら、そうなるだろうけど……」
あの日記とは、ディンがポケモン世界での日記である。
人間に戻ってから、思い出しながら書いたのだ。
偶然、闇のディアルガとのバトル後を書いてるとこで、コウに奪われて読まれたのだ。
そのおかげで、コウは半分位信じたのだ。
「しかし……ウケたよな?あの自己紹介」
高校入学後、ディンは、クラスの自己紹介でこう答えたのだ。
「ディンです。中学の時、ポケモン世界で世界を救ってきました。よろしくお願いします。」
もちろん、クラス中は大爆笑の嵐。ディンは本気で言ったのだが。
「そういえばさ、まだ行方不明者の少年少女が見つかってないんだってな」
「行方不明者?」
ディンは知らないらしく、首を傾げた。
その言葉に、コウはどこからか新聞を取り出す。
その新聞に書いてある、行方不明者の名前を見て、ディンは驚いた。
新聞に書いてある、行方不明者の名前は、こう書いてあった。
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| 未だ、行方不明者の少年少女は見つかっていない。
| ユウナ、リン、レン、クリス、ブルーは…………
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| 捜査を初めて、既に1年がたっているが、一歩も進んでいない。
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名前の行を読むと、ディンは驚いた表情でカタカタと震えだした。
そう、ディンが、最初に頭に浮かんだのは、ポケモン世界のシーザスのメンバーだ。
…知らない人は右のリンク先へどうぞ → <a href="
http://j.mp/1f2kzFb" target="_blank">
http://j.mp/1f2kzFb</a>(まさか……あいつらが行方不明者の……)
「ディン?」
コウに呼ばれ、ハッとする。
「な……なに?」
「お前、そいつら知ってるのか?」
ディンは、首を横に思いっきり振る。その行動に、コウは、怪しく思った。
「大丈夫かしら?その人達……」
「わ!?」
突然、横から女生徒が入り込んできた。
彼女は、クレアという名前で、ディンの友達でもある。
「クレアか……」
「心配よね」
心配そうな表情で言うクレア。ディンは、心配ねぇよ……と、言いたそうだった。
その時、チャイムが鳴った。ディン達はガタガタと席に着き、教科書やノートを出す。
先生が来て、授業が始まった。
「……う〜ん……」
ディンは授業中、ノートに何かを書いていた。
それは、ディンが再び、ポケモン世界に戻る方法だった。
(だめだ……方法が浮かばねえ……)
結局、何も浮かばなかった。ため息をつきながら、窓の外を見ると…
…まだ明るいのに流れ星が流れた。その流れ星は、ディン達の学校へと近付いている。
「ま……まさか……」
ディンの予想通り、流れ星は、学校に直撃した。
学校中パニック状態で、泣いてる生徒が多かった。
「これ……見たことあるぞ!」
ディンが、何か思い出したようだ。
「俺の記憶が正しければ……これは、ポケモンの技、『流星群』!」
そう。ディンがポケモン世界で、闇のディアルガと戦った時に受けた技だ。
一度受けただけの事はあって、今回は、ダメージを受けていない。
すると、ディンは突然、教室を走り去り、屋上へと向かった。
先生が止めようとするが、誰一人、止められない。
バンッと、勢い良く屋上のドアを開けると、真ん中に誰かが立っていた。
「てめぇか……学校に流星群を使ったのは……」
その者は、ゆっくりディンに振り向く。体は人間の男のようだ。
だが、足から頭まで、黒いローブで覆われている。
「ほぅ……よく流星群だとわかったな」
「……一回喰らった事があるからな」
ディンは、男を睨み、男はニヤッと笑っている。
その微笑みにムカついたのか、ディンは、男に跳び蹴りを放った。
しかし、足を掴まれ、壁に投げ飛ばされる。
「そのまま死ね!」
だが、ディンは、体を回転させ、壁を蹴って跳び蹴りを喰らわせた。
「ぐ!?」
「俺を嘗めるなよ」
男は、よろけて壁にぶつかる。
「てめぇの目的はなんだ」
「……クク。いいだろう、教えてやる」
ディンはゴクッと唾を飲む。
「俺の目的は……ポケモンのプリンスを探し出すことだ!」
「……はい?」
意味がわからないディン。
なぜ、ポケモンのプリンスを探すのに人間界で探すのか?と、思った。
「だから、我の邪魔をする者は……消す!」
突然、破壊光線を放ってきた。しかし、それは屋上の出入り口に向かっている。
ディンが振り向くと、出入り口には、コウとクレアがいた。
気づいた時には…時すでに遅し、コウ達は悲鳴を上げて倒れた。
「コウ……クレア……てめぇ…絶対許せねぇ!」
その時、ディンの中から、尋常じゃないエネルギーが沸き上がってくる。
「安心しろ。今からお前もあの世へ連れていってやる」
男が一歩一歩近づいてくる。ディンに技を使おうとしたその時、
なんと、ディンからエネルギーが出てきて、そのエネルギーは電撃へと変わる。
「な……なんだ!これは!?」
その電撃はディンを包み込み、ディンの姿を変えていく。
電撃から出てきたのは……ピカチュウの姿のディンだ。
「なに!?」
「戻った……ピカチュウの体に!」
男はローブを脱ぎ捨てる。出てきたのは、ガブリアスだった。
同時に、技を出す構えをとる。
「たとえ、ピカチュウになったとしても、我に……は……」
ガブリアスは、ディンの右腕の雷のアザを見て驚いた。
「そ……それは……プリンスの証の…」
「………はい?」
また意味がわからず、首を傾げる。突然、ガブリアスがひざまついてきた。
「このガルン、あなたを探しておりました。プリンス・ディン様」
そう言うと、ディンの腕を掴み、この世界から二人は消え、再びポケモン世界へと戻った。
途中でディンがガルンの腕から逃れ、一匹だけで海岸にたどり着き、フィン達と再会。
そして、また探検隊リーダーとして始め…ここから、物語が始まるっ!
< …OPムービーみたいのでも想像してください… >
夜の暗い森の中。その森を二匹のポケモンが全力疾走していた。
一匹はサンダース、もう一匹はニューラだ。
この二匹は犯罪者で、今は探検隊に追われてる。
「どういうことだ!あんな化け物が追っ手なんて聞いてねぇぞ!」
「アタイに聞くな!とにかく逃げるしかないんだ!」
二匹は走ってく。しかし、先回りされたらしく、追っ手が既に前で待っていた。
「遅かったな……待ちくたびれたぜ」
「この……くたばれ!化け物!」
サンダースは、走りながら追っ手に雷を落とす。
さらに、ミサイルバリでトドメを指す。
「よし、今だ!早く逃げ……」
サンダースの攻撃は全て交わされていた。
しかも、ミサイルバリの全ての針が、追っ手の手の中にあった。
「犯罪者のサンダースのシン、同じくニューラのランお前達を捕まえるぜ」
まさに一瞬だった。気がついたら、既にシンとランが捕まっていたのだ。
「よし、捕獲完了」
「くそぉ!!」
シンは、地面をドンッと叩いた。
その時、前の道から、一匹のチコリータがやって来た。
「もう!一人で突っ走らないでよ」
「悪い悪い」
文句言われた方は、苦笑いしながら言う。
そして、相手は溜め息をついて、犯罪者のシンとランを交互に見た。
「まぁ……捕まえたならいいね。帰ろ?ディン」
「そうだな……フィン……よし、転送!」
森にいた4匹はバッチの光に包まれ(ry
◆
(ディン「小説で一番やっていけないことは略すことだったはずだが…いいのか?」)
◆
「今更だけど…ディンが帰ってきてくれて、凄く嬉しい!」
「そか……」
フィンの嬉しそうな顔を見て、少し照れるディン。本人も戻ってこれて嬉しいようだ。
二匹がギルドに戻ると、ジバコイルが待っていた。
「アリガトウゴザイマス。コレガオレイデス。」
ジバコイルから五万ポケの十分の一を貰った。その金額に、ディン達は驚いた。
「すげぇな……さすが、今まで誰にも捕まらなかったポケモンだ」
「ホントだね……」
その時、一匹のグレイシアが入ってきた。グレイシアは、捕まってるシンに近づく。
「……とうとう捕まったのね?シン」
「……るせぇぞ。少し黙れ、フリーズ」
二匹の会話に、ディンは首を傾げた。
「お前等……知り合いなのか?」
「あ、すみません。私は、グレイシアのフリーズ。このシンの幼なじみです」
この言葉に、ディンとフィンは声を上げて驚いた。
「昔は、一緒に探検隊になろうと話したりしたんですが………。
ある日、シンが忽然といなくなり、気がついたら犯罪者に……」
(fmfm、なるほど……)
フリーズの話しの途中で、ディンとジバコイルが超小声で会話しだした。
すると、ディンがギルドを走り去り、しばらくすると、大金を持って戻ってきた。
「はい、五十万ポケ。これでシンは釈放だよな?」
「ハイ。ドウゾ」
ジバコイルはシンを離し、ディンに渡す。
「どうも」
「テメェ……どういう事だ」
「お前は俺の探検隊に入ってもらう」
シンは、ハァ!?と声を上げて驚く。ディンはそれを無視して、フリーズに振り返る。
「お前も入るか?」
「……いいんですか?」
ディンは頷くと、フリーズはニコッとした。しかし、シンだけは不満そうである。
「俺は絶対に探検隊にはならねぇ!」
「五十万ポケ無駄にする気か?安心しろ。俺が探検隊の事を教えてやる」
そう言うと、暴れるシンを引きずって、基地へと戻っていった。
「ここが俺達のSTARSの基地だ」
やってきたのは、サメハダ岩だった。
ディンがポケモン世界に帰ってきた次の日、ギルドの卒業試験が行われた。
それは、宝を取ってくる事だったが、なぜかプクリン達と戦い、宝を手に入れた。
闇のディアルガを倒した二匹にとっては、簡単な事だった。
そして、ギルドで使ってた部屋が使えなくなったため、ここに移ったのだ。
「戻ったぞ」
「お帰り……って、その二匹誰?」
依頼を整理していたサンとミミ。シンとフリーズに気がついた。
「こいつらはシンとフリーズ。新しい仲間だ」
サンとミミ、フリーズはそれぞれ自己紹介をするが、シンはしなかった。
「ちょっと……アンタも紹介くらいしたらどう?」
サンがシンに向かって聞く。そっぽ向いていたシンがサンに顔を近づける。
「うるせぇよ……ブス!」
「な……!?」
この言葉にサンがキレた。シンにシャドーボールを与える。
「が……」
「もう一度言ってみなさい……誰がブスだって?コラ!!」
シンの首を掴み、頭を床にガンガンぶつけるサン。彼女を怒らせると怖い。
「やめい」
ディンがサンを取り押さえると、シンがゆっくりと立ち上がる。
「ち……胸くそ悪いイーブイだぜ」
「上等よ!あたしもアンタなんか大嫌い!」
「たく………」
ため息をつくディン。シンの腕を掴み、基地を出ようとする。
「どこに連れていく気だ」
「決まってんだろ?救助しに行くんだよ」
「は?何でこの俺が救助なんか……」
問答無用で連れていくディンを見て、クスッと笑うフリーズ。
彼なら変えてくれると、心の中で思っていた。
人間世界からポケモン世界にまた来たディン。
探検隊:STARSはギルドを卒業し、活動を再開。
新たに仲間となったシンとフリーズ。
STARSに襲い掛かる事件や試練。彼らは無事に突破できるのか?
今後の話に期待!