1ページ目 母のすゝめ
「どうして…いや、非科学的すぎる…」
「ボクだって…信じられないよ…」
なぜ、俺はここにいるのだろう。
理由は簡単だ、俺がバカだからだ。学力的にな?
なんて言っても察せる人はいないよな、うん、俺、文章力無に等しいんだわ。
…これからは毎日が特別な日になりそうだな…
いつでも振り替えられるように、日記でも書いておくか…
まぁ、気になるかもしれないが落ち着こう。
コーヒー片手に日記(小説)読むのも、気分が変わっていいぜ?
事の始まり…原因は、俺の母親から始まった…。
< 第一章 始まりは突然に >「ねぇ、カイ?ここの学校に行ってみない?」
「は?」
俺の特別な人生は、母親の一言から始まった。
俺はごく普通の高校生…と言いたい所だが、実は中学卒業後は浪人なのだ。
公立高校2つ受けて2つ落ちた。私立は金が無くて登校不可だしな…。
※この小説は愛知にいたときに筆記しました。
愛知の公立高校の受験は2つ受けることが出来るみたいです。
気になる方は、wikiなどをご参照ください。浪人生活から1ヶ月が経過…今は5月である。
「ちょっと一人暮らしになるけど…ここなら、今、書類出せば入れるらしいの」
「おいおい、定員割れしたのか…?まぁ、見せて…」
学校のチラシを受け取った。中央には
ポケモン学園と書いてある。
…ん?ポケモン?何でポケモンなんだ?
ポケモンなんて仮想のキャラクターなのに…場所は…書いてない?
ってか、ポケモンって非科学的じゃないかwww。
存在しないと思う以外ありえないwww。凄く興味あるけど…。
「
セントレアで指定の飛行機に乗れだって、行ってみない?」
「このまま1年間浪人するのもあれだし…行ってみっか!」
「そうこなくちゃ!今すぐ手続きするわね!」
なんか妙に張り切ってるな?まるでなにか知ってるような……
母が手続きしてから2日後。学校関係の手紙が届いた。6月8日に始業式。
そして、1日の午後7時にセントレアから出発…家はあっちが用意したらしい。
飛行機会社は…ZOS…聞いたことないな…。
家賃はタダって…なんか裏がありそうだな…心配し過ぎか?
…ん、ちょっとまて、午後7時?何で午後7時?
「…でも、お母さん…この日は、パートが…」
「いいよ、一人で大丈夫だから」
「そう?」
俺は、この日から荷物をまとめて、向こうに送った。ついに来ました、6月1日。
「じゃあ、パートに行くけど…向こうでも電話するのよ?」
「わかってるから…遅れるよ?」
今日出発するもんだから、少し遅く出る母。
「それじゃ、元気でね」
「うん。母さんも」
バタンと扉が閉まった。
「さてと…俺も行くか」
時間は午後5時。セントレアまで名鉄電車で1時間はかかる。
簡単な荷物(スマホ、3DS、ハンカチ、ちり紙、財布)を持って家を出た。
電車に乗って1時間後、俺は、セントレアについた。
エントランスに入ると、横から怪しいおじさんに声をかけられた。
「ポケモン島行きの飛行機をお探しですね?」
「は、ハァ…」
「ポケモン島行きの飛行機はこちらです。どうぞお乗りください」
俺は、飛行機に乗った。小さい飛行機だが、中は広かった。
が、少々不明な点が、なぜ、近くの海に連れてこられる?
そこに飛行機があること自体おかしい…。あ、水陸両用なのか。
「到着は、明日の昼頃となります。どうぞ、お部屋でおくつろぎ下さい。」
そう言われて10分後、飛行機が離陸した。
なんと、飛行機に部屋があった。ってか、乗客は俺だけらしい。
ベッドに倒れ込むが、疲労が多すぎて眠れない。ベットの上にボタンと説明書きがあった。
− 青のボタンを押すと、眠れます。 −
「う〜ん…怪しすぎる…いいや、押してしまえw。」
すると、何かの超音波のような音を感じた。すると、眠くなってきた。
「これ家にほしいわ…にしても…眠く……なるの………はやs……zzz」
「ん……ふぁわわわ……オハヨーって誰もいないが…」
俺は目を覚ました。時間は、9時頃。とりあえず外に出ることにした。
デッキに出ると、綺麗な海と気持ちいい風で一気に目が覚めた。
「気持ちいいな〜」
ふと上を見ると、変なおじさんが運転している。
「あと、どんくらいで着く?」
「おお!起きましたか!よく眠れましたか?」
「まあな。で、あとどんくらい?」
「そうですな…あと3時間位ですね」
本当に昼頃なのかよ…することもないからとりあえず、ポケモンXYすることにした。
「よっしゃ!厳選タイムだっ!」
3時間後。ついに、島に着いた。
島というわりに結構広いし、文明も日本と変わらないようだ。
「やっと着いた…」
「忘れ物無いですか?」
「ああ」
「それでは、よい暮らしを」
海に着陸した船は、飛び去っていった…。
改めて海を見ると、沖縄のエメラルドグリーンの海のようだ。
澄んでいてとても綺麗で、泳ぎたくなってくる。
「沖縄に来た気分だな…とりあえず家に行こ」
持ってきた地図と住所を頼りに家を探し始めた。
「え〜と…このあたり…あ、あったあった!」
探し始めて30分後。ようやく、家を見つけた。中に入ると、バス・トイレ付き。
リビングの他に2部屋あり、1人暮らしには十分な広さだった。
「家賃大丈夫かな…」
これからの事よりも家賃の心配する主人公。ちなみに荷物は、リビングにある。
「まずは、少し片づけるか…」
こうして、部屋の片付けを開始した。
一方、隣の家では…
「ちょ…こぼしてる…」
「あ…ごめんなさい…お兄ちゃん」
兄弟で住んでいる二人は、昼御飯を食べていた。ちなみに、兄は15歳。弟は5歳。
「あ、そうだ。今日隣に、引っ越してきた人がいるんだっけ…」
「そうなの?」
「うん。食べたら挨拶に行ってみる?」
「うん!」
そして、主人公…
「あー!片づけめんどくせー!激怒プンプン丸状態だー!」
片づけに飽きて、すごく怒っていた(たぶんストレスの蓄積で…
< ピ〜ンポ〜ン >
よくある効果音でインターホンが鳴った。
「は〜い…(誰だ?今引っ越してきたから知り合いなんていないし…)」
< ガチャ! >
俺は扉を開けた。そして、信じられない物を見た。
インターホンが鳴り、扉を開けて見た者は…
「どうも。隣に住んでます、ピカチュウのピカと言います。
こっちが弟のピチューのピチュです。今後ともよろしく〜」
言ってから数秒後、事態の大きさに気づいたのか、ピカチュウは、驚いた表情をした。
正直言うが、こいつは反応遅すぎだと思う。初対面の人に言うような言葉じゃないが…。
まぁ、無理もない。俺だってビックリしている。
夢なんじゃないかと。さっき、頬をつねったら痛かった。夢ではない。
大丈夫、俺はサトシじゃないから電撃で自滅して感電死するような奴ではない。
「えと…なんで人間がこの島に…?」
それは、こっちが聞きたい。なんで、ポケモンが実在してんだ?と…
俺の「非科学的」という言葉が嘘のようだ…。とりあえず、今までの事を話してみた。
「…なるほど…この島の高校に入るためにこの島に来たんだ…」
あっさりと納得したよ…コイツ…このネズミめ!
「よし!ついてきなよ。街を案内してあげる。ピチュは、家で待ってて」
「うん」
「え?でも…」
「大丈夫!みんなには、僕から説明するから!え〜と…」
「あ、ワリィ…俺…あれ、名前忘れた…」
「わかった。じゃ行こ……え、名前忘れた!?なんでやねん!」
「いや、何か忘れてさ…記憶力だけが取り柄の俺なのに…」
一応補足するが、勉強に関しての記憶力は0だからな?
…勉強なんて嫌いだ!(←死語
「んじゃ、決めてもいいの…?」
「おう!…変なのするなよ…?」
最初からこんな調子でいいのか!?主人公!?