第一章
5話 お互いを知れ、磨け、合同トレーニング!
PBEのメインであるビルから出た、4人は通路をたどり裏手にある
トレーニング・ドームに移動した。
「よし!これからトレーニングはじめるぞ!」
そう言われたリョウとカナはさっきまでの少し不安そうな表情を無くし
「「はい!」」
と答えた
「おーしじゃあまず俺からだ」
レンが前に出る
「とりあえず2人のバトルの実力を知りたい、まずリョウ君.
俺に全力でかかって来い!」
「はい」
「俺達は離れてるぞ」
カイはカナとともに少し離れる
「あくまでウォーミングアップだから10分経過したら終了な、リザ頼む」
「じゃいくぞ」
ヒトカゲとマグマラシは適当な距離をとる
「PBE!バトルスタート!」

この声と同時にヒトカゲは、マグマラシにダッシュ!そして拳を握り締め、叩きつける、だがレンは横に跳んで回避。
「よッ」
体勢が崩れた所を【たいあたり】する
「おっ」
リョウは軽く宙を舞い、地面に叩きつけ・・・られる事はなく、空中で体勢を整え着地する。
「受身うまいな」
「ありがとうございます」
短くやりとりを終えて
「(よし・・・)」
ボォッ!
今度はリョウは【ひのこ】を繰り出す
相手がほのおタイプなので効果は薄いのだがこれはフェイントである、
ひのこを避ける所を見計らって接近しパンチを繰り出す
  ドッ!
「(当たった!)」
「(おっ、やんじゃん)」
   サッ!
マグマラシは距離をとった
「はい、やめっ!」
カイの声が響く
「「ふっ・・・」」
2人は肩の力を抜いた
「あの、どうでした?」
「そーだな、パワーはそこそこかな、おーいリザ!来いよー」
カナとカイも来た
「そうだな、こないだの新人戦も見たけど、ちょっと動き大振りな感じがする」
「大振りですか・・・?」
「あとで話すよ」
「よし・・えーとカナ君」
「はい!」
「俺達もやるぞ」
「リザちゃんよ〜硬いぞ〜嫌われちゃうぞ♪」
  
  むに〜
レンはカイの後ろに回ると口を掴んで伸ばす
「やめろっ!このバカマグマラシっ!」
「クスッ!仲良いんですね」
まるで子供のような2人のやり取りにカナが笑った、リョウもつられて笑ってしまった
「ハハ・・・確かに漫才見てるみたいです」
   ぴたっ
「「(しまった、つい、いつものノリで・・・やっぱ初めて見られると・・・恥ずかしい・・・・)」」
2人そろって恥ずかしくてたまらないレンとカイである・・・


「んじゃ、改めて(実力見せてもらうぜ・・・)」
「(リザード、ヒトカゲの進化系つまりリョウと同じ種族・・)」
チコリータとリザードが向き合う
「・・・・・・」
「ん?」
リョウは無言でじっと集中して見ているようだ
「(デビュー戦の相手だもんな、もうとても仲良さそうだったし、まぁリザも悪い奴じゃないから心配すんなよ)」
レンとカイ、彼ら2人は知らない、今回自分達とバトルする事になった2人(2匹か?)の後輩は実は猛烈に高い倍率のPBE採用をものすごい偶然でなんと同じ高校から手に入れたという事を。
「(そうだやっぱもっとコミニュケーションとらないとな)」
どこかひょうひょうとしているようなレンだがこれは無理にいつもの調子を保とうとしているだけでやはり彼もPBEに入ってからはじめての後輩なのでどう接するかやはり不安なのである、しかも仕事内容が特殊だし・・・・
「リョウ君一緒にやらないか?」
「え?何をですか?」


「おーい何話してんだー合図しろよー」
「この人はどんなバトルするんだろ、やっぱり楽しみだな・・・」
 スクッ
2人の目線の先でリョウとレンは立ち上がり顔を見合わせ、また向き直る、
そして同時に叫ぶ
「「PBE!バトルスタート!」」
「ったく、早くしろよな」
「お願いします!」
   シュバッ!
先に動いたのはカナだった


■筆者メッセージ
書く時に宮尾様のPBE Beginningを読み返したり他の作者様のポケモン小説投稿所の小説を読んだりしていたのですが、やはりもっと内容深く書けたら・・・と思いましたはい
でもやはり書いてて楽しかったです、もっとバトル描写やストーリー構成、キャラクターの動かし方などをを向上させたいと思います
後、ポケモンTFシーンももうちょっと入れたいと思います
閲覧ありがとうございました
ゴクエン ( 2014/12/04(木) 20:21 )