プロローグ
1.
 その夢は、彼の栄光の象徴であり、彼の没落の象徴。彼にかけられた、決してとけない呪い。



 彼は、ドラゴンと言われるポケモンたちが、炎や電気も受け付けない強靭な体を持ちながらも、その実、寒さに弱いことを知っていた。そして、自らの手持ちであるポケモンが、彼らを打ち倒すことのできる寒さを作り出す事ができることも知っていた。

 彼は、強靭な体格を持ち、一見すればどんな攻撃も跳ね返しそうに見えるギャラドスが、水と飛行の複合タイプ故に、自分の相棒であるサンダースが繰り出す電気攻撃に太刀打ち出来ないことも知っていた。

 彼は、プテラと呼ばれたそのポケモンが、化石から復活したポケモンであり、空を飛びながらも、岩のような肉体を持っていることも知っていた。

 彼は、ポケモンに関する殆どのことを知っていた。祖父に託されたポケモン図鑑を完成させるためにカントーを冒険した結果によるものかもしれないし、携帯獣学の祖父を持つ彼の、血筋的な要因もあったかもしれない。

 とにかく、彼はセキエイ高原で、四天王最後の一人であるワタルを目の前にしても、その冷静さを失うこと無く、勝つために練り込まれたパーティで彼を撃破した。それは彼が、ポケモンリーグチャンピオンであることの証明するのに十分な結果だった。

 チャンピオンと認定された彼は、すぐさま家族にそれを知らせた、特にそれを喜んでくれたのは、祖父だった。祖父はすぐに自分のもとに行くと言って、電話を切った。

 そして、彼の元には一人の挑戦者が――






『深碧のアンダードッグは神のいる世界で何を思うか?』






 その夢が悪夢へと変貌する前に、グリーンは小さな叫びと共に目を覚ました。
 息苦しかった。鼓動は激しく高鳴り、額には汗がにじむ。

 その夢を見るのは、ずいぶんと久しぶりだった。ジムリーダーとしての新しい生活を忙しくこなし、気がつけば数年が経っていた、世間は自分をトキワジムのジムリーダーとして受け入れていたが、心はまだ、それを引きずっているようだった。
 それを忘れることなど到底出来はしないことだと薄々理解してはいたが、理屈でそれを理解できても、精神はまだそれを受け入れられてはない。

 額と同じように、シャツとパンツも、汗によって不快な湿り気帯びていることにも気づく、ひどく寝汗をかいていたようだ。冬が明け、そろそろ本格的に春が訪れようかとしているとはいえ、こう汗をかくほど暑くはないはずだった。
 大きく、自分が息をできることを確かめるように呼吸をしながら、彼は枕元の時計を手にとる。暗闇でも時刻が確認できるように作られたそれは、今が普段起きるべき時間よりも一時間ほど前であることを、ぼんやりとした発光で表している。
 一瞬、もう一時間寝る余裕があるなと彼は思った、だが、それはすぐに否定される。体にまとわりつく寝汗と、寝床にこもっている不快な暖かさは、もう一度体を預けるのを躊躇させるに十分だった。
 とても二度寝をする気にはならなかったグリーンは、二匹の同居人を起こさないように静かに背伸びをしながらベッドを後にし、陽の光を迎え入れるためにカーテンを開く。まだまだ自然の残るトキワシティの空には、まっさらな青空が広がっていた。



「『昨日昼頃、タマムシデパート内に野生のポケモンが現れパニックとなった事件について、タマムシ警察局は特に事件性のあるものではなく、単純に野生のポケモンが紛れ込んでしまっただけだろうと発表しました』」

 シャワーで寝汗を流したグリーンは、歯ブラシをくわえながら朝のニュース番組を眺めていた。別にそれが日課なわけではない、あの悪夢によって作られてしまった一時間を、なんとなく消費しようとしているだけ。あわよくば気を引くようなニュースがあって、その記憶を塗り替えてくれることも期待していたが、どうやらそれも願い薄だった。

「先日アルフの遺跡で発見された古文書、通称『アンノーン手稿』について、コガネ大学研究チームは、その一部を一般公開する予定であると発表しました」

 そのなんとか手稿とやらの詳細をニュースキャスターが説明するよりも先に、グリーンは泡立った歯磨き粉を吐き出しに洗面台に向かっていた。なんとも、平和な時間が流れていた。







 本来ならば、トキワジムリーダーとしてそこを管理しているはずの彼は、その日は朝からジムを閉め、生まれ故郷であるマサラタウンを訪れていた。別にそれが職務怠慢になるわけではない、元々トキワジムはカントー最難関で挑戦者も少ない、それに、前任者と比べてしまえば、一日休んだくらいどうってことはない。
 それに、あのオーキド博士に呼ばれたと言い訳すれば、大抵のことは許してもらえるだろう。
 かくして彼は、カントーで最も携帯獣学が進んでいる場所、オーキド研究所の扉を開いた。

「おい、じーさん!」

 オーキド研究所内に、グリーンの声が響いた。携帯獣学の権威に対して、とても許されるような言葉ではなかったが、研究員達は全員それを微笑ましく聞き流していた。彼らの中にグリーンとオーキドの関係を知らぬものはなく、それを知っていれば、その言葉遣いがただの照れ隠しであることが容易に理解できるからだ。

「おお、グリーン! よく来たのお!」

 研究所の一番奥でグリーンを迎えたオーキドは、自慢の孫の肩を叩いてその逞しさが増していることを喜びながら続ける。

「早速じゃが、これをお前に預けよう」

 そう言ってオーキドがグリーンに差し出したのは、赤く薄い、液晶画面がつけられた機械だった。
 勿論グリーンは、それが所謂ポケモン図鑑と呼ばれているものの亜種だろうとすぐに理解した。かつて自分たちが持たされたそれによく似ていたからだ、だが、自分たちが持っているものとは違う。

「新型か?」
「そのとおりじゃ、従来のカントーだけをカバーするものではなく、世界中で存在を確認されているポケモンのデータが入っておる。当初ワシが想定した数は遥かに超えてしまったが、その分、より正確なものになっとる」

 へえ、と、グリーンはオーキドから手渡されたそれを手にとった。自分が持っているものよりも薄く、頑丈そう。何より目を引くのは、液晶に映るポケモンたちの姿かたちが、より鮮明に、そしてカラーで表現されていることだった。

「科学の力ってのは、すげーんだな」

 思わず感心して、どこかで聞いたようなセリフをつぶやいたグリーンに背を向けながら、オーキドはその新型ポケモン図鑑をもう一つ手にして、それをグリーンに差し出した。

「後はこれを、レッドに渡しておいてくれ」

 その言葉に、グリーンは一瞬口端を歪ませたが、それにオーキドが気づくよりも先に親しげな苦笑いに変えて、それを受け取った。

「全く、仕方ねえよなあいつは」

 しばらく、彼はじっとそれを眺めた。そして、それを持つ親指に、必要以上の力が加わり、繊細な精密機械を守るための保護をしているプラスチック樹脂が、その役目を果たしている事に気づいた彼は、目障りなものを視界から消すように、それをポケットに収めた。

「なあ」と、グリーンは小さく、小さく呟いた。

 だが、新しい図鑑の説明書に夢中であったオーキドは、それに気づかない。
 それに続く言葉を頭の中に浮かべながら、グリーンは、オーキドがそれに気づかないことにいらだちを覚えながらそれを飲み込んだ。

 だが、それに気づいてほしければ、簡単なことだ、もう一度、今度はこの研究所の中に響き渡るような大声で、それを伝えればいい。
 だが、グリーンはそれをしなかった。
 グリーンは、オーキドがそれに気づかなかったことに、今度は安堵しながら、彼に背を向ける。
 孫に要件のすべてを伝えた祖父は、多くの老人が孫にそうするように、軽い挨拶だけを放つ。



 ああ、まただ。と、グリーンは思う。



 ポケモンリーグを制覇した幼馴染に対する感情を、彼はまだ完全に整理しきれてはいなかった。
 もし、自分がポケモンバトルと何の関係もない、祖父と同じように研究者としての道を歩んでいる学生であったら、レッドは自慢の幼馴染であり、彼に誇りを感じ、道は違えど自分も彼のような素晴らしい人物になろうと決意を新たにしたかもしれない。
 だが、彼が栄光を掴むための踏み台として、噛ませるための犬として存在した自分は、素直にそうは思わない。
 今でも付き合いは続いている、仲は悪くはないと思う、二人で一つの時代を作った存在として、尊敬もしている。だが、心の奥底のどこかでほんの少し、彼に対する複雑な感情は存在する。

 今でも、あの日を思い出せば、あいつさえいなければ、と考えてはならないことが一瞬脳裏をよぎる。そのたびに彼は、自分自身を激しく嫌悪することになる。無口だが人のいい、尊敬するべきチャンピオンにそんな感情を持つことが、とても浅ましく、恥知らずなように思う。


 自らの誇りに纏わりつくその悪夢は、いつまで経っても自分を開放してくれやしない。まるでそれを楽しむかのように、それは心の中に巣食っていた。












 祖父の判断は、何も間違ってはいない。

 カントー地方とジョウト地方の間、シロガネ山に続く山道を一人行きながら、グリーンはできるだけ客観的な思考を試みながら、それを考えていた。
 普通のトレーナーならば、それは容易なことではないだろう。カントージョウト近辺では、ハナダの洞窟に継ぐ危険地帯であるシロガネ山付近は、街の中に存在する草むらとは文字通りレベルの違う野生のポケモンたちが生息している。彼らのうち一匹が、気まぐれに山を降りるだけで、人々はとたんにパニックなり、それを山に返すためだけに、バッジを八つ集めたトレーナーやジムリーダー、それに準ずるトレーナーが出動することだってある、当然その背景には、かつて彼らによって人間に被害が出たという事実がある。

 それほどまでに危険な山道を、考え事をしながら歩くことは、グリーンが優れたトレーナーであることの証明だった。そもそも、シロガネ山を自由に闊歩することを許されたトレーナーが、彼を含め、この世界に何人いるだろうか。

 そう、だからこそ、オーキドの判断は、何も間違ってはいないのだ。
 シロガネ山にいるトレーナーに用があるとして、自分ではそこに行くことはできず、そのトレーナーの幼馴染で、実力のある孫がいるとすれば、ほとんどすべての人間が、彼にその要件を託すだろう。

 彼の聡明な頭脳が、そうやって私情を抑えようと抑えようと考えるたびに、考えてはならぬはずのその記憶が、脳内をフラッシュバックする。



 果たしてあの時、祖父の視界に、自分は入っていたのだろうか。



 チャンピオンとして、幼馴染であるレッドに立ち向かい、敗北し、元チャンピオンとして祖父を迎えた自分を、彼は、どのような目で眺め、そしてそれは、きっと今にも続いている。

 逆だってあり得たのだ、と、グリーンは草むらから様子をうかがっていたドンファンを目で牽制しながら思う。
 自分がチャンピオンとしてシロガネ山に君臨し、レッドはオーキドの小間使いとして、自分のもとに訪れる。そんな今だって、あり得た。

 全ては、あの時の敗北がすべて。

 慢心したことが罪なのか、自分の知識を過信したことが罪なのか、ポケモンを信じなかったことが罪なのか。
 否、きっと違うのだろう。

 あの時、あの大一番に、敗北したことそのものが罪なのだ。

 果たして、何が間違っていたのか、時を巻き戻してやり直せるのならば、どこからやり直せばいいのか。

 チャンピオンとしてレッドと戦ったあのときか。
 シルフカンパニーでレッドを戦ったあのときか。
 ポケモンタワーでレッドと戦ったあのときか。
 サントアンヌ号でレッドと戦ったあのときか。
 ハナダシティでレッドと戦ったあのときか。
 トキワシティでレッドと戦ったあのときか。
 オーキド研究所で初めてレッドと戦ったあのときか。


 それとも、レッドからイーブイを横取りしたあのときか、あのとき素直に待っていたら、あのピカチュウが自分のものになったのではないのか。


 一瞬脳裏にそれが浮かび、グリーンは強烈な自己嫌悪に陥りながら頭を振った。あの悪夢の影響で、とんでもないことにまで考えが及んでいるに違いない。

 そう考えることが間違っていることはよくわかっているはずだった、今の自分の状況は、決して恵まれていないわけではない。社会的な地位を考えれば、レッドよりも遥かに進んでいるかもしれない。たとえそれが一瞬だけであろうと、チャンピオンであったということの素晴らしさだって、理解していないわけではない。
 だが、それをどれだけ自分に言い聞かせようとも、あの時の、あの敗北で感じたすべての感情を無にすることはできなかった。








「おーい! レッド!」

 シロガネ山。その少し奥に難なく進んだグリーンは、あらん限りの大声を上げて幼馴染の名を呼ぶ。
 それは、山道での考え事で抱えたストレスを発散しているからではない。
 シロガネ山の深部は、一々人を探していたらうんざりするほどに広い、当然レベルの高い野生のポケモンたちの縄張りでもあるから、いくらグリーンが優れたトレーナーだとしても、事あるごとに彼らの相手をするのはうっとおしい。
 別にレッドは地縛霊のたぐいではないのだ、呼べば普通に現れる。だったら呼べばいい、それだけのこと。

「じーさんから新しい図鑑を預かってんだ! すげえぜ! 薄いし、なんと言っても液晶がカラーだ!」

 とりあえずそう叫んでから返答を待ってみるが、何も反応がないことにグリーンは少し驚いた。そりゃあレッドは人に比べて口数が少ないが、礼儀を知らないわけではない、少なくとも客人を無視するような人間ではないはずだった。
 一瞬、グリーンは不吉な予感を感じたが、すぐさま小さな笑いとともにそれは飲み込まれる。過去に一度だけ、同じようなことがあったことを思い出したのだ。そう言えばあの時は、インスタントラーメンを食べている途中だったレッドが、それが冷めて伸びてしまうことを嫌って、こちらに反応しなかったのだ。

「今からそっちに行くからな!」

 ひときわ目立つ高台に向かってそう叫んだグリーンは、頭をかきながらそれに向かって歩を進める。
 あたり一面を見下ろすことができるその高台は、レッドがシロガネ山での生活の拠点をおいている場所だった。





「おい、レッド」

 スキを伺う野生のゴルバット相手に、微塵のスキも見せずにその高台を登りきったグリーンは、その頂上に設置されていたテントに向かってそう言った。頂上に誰もいなかったので、自然とレッドはその中にいるのだろうと考えたのだ。
 だが、それに返事は返って来なかった。それどころか、何の音も聞こえない。

「おい」

 グリーンはテントに近づきながらもう一度そう言った。だが、やはりそれにも返事は無い。

 グリーンは、先程の不吉な予感は、間違っていなかったのではないかと、焦り始めていた。よく考えてみれば、それは当然のことだ。こんな誰も来ないところで一人で暮せば、もしも、もしもの時が起こったときにどうするというのだ。

「開けるぞ!」

 半開きになっていたテントの入口を掴んで、無理やりチャックを開く。
 多少のプライベートを侵略することは承知で、グリーンはその中を覗いた。

 しかし、そこには誰もいなかった。中途半端に広げられた荷物とレポート、そしてそれらを収納したであろうリュックサックが、半開きになって倒れている。
 グリーンは、胸の中を、冷たさを帯びた風が駆け抜けるような感覚を覚えた。彼は慌てふためいてそこからあたり一面を見下ろし、声を張り上げる。

「レッド!」

 鼓動が早くなるのを感じた。暑くもないのに、汗がじわっと染み出してくる。それが冷や汗と呼ばれるものだろうと、彼は思った。
 何かが、幼馴染の身に起きているのだと、彼は確信していた。こんなこと、あり得ない、荷物もレポートもほっぽりだしてシロガネ山を離れるなんて、あいつがそんなことをするはずがない。

「出てこい!」

 焦りと怒りの混じった声とともに、グリーンはモンスターボールを二つ宙に放り投げた。すぐさまそれからピジョットとサンダースが飛び出す。

「レッドを探すぞ」

 そう指示して、グリーンはすぐさま高台から駆け下りた。





 ピジョットのけたたましい鳴き声が耳に届いたグリーンは、すぐさまサンダースの名を呼びながらそこに向かっていた。
 やがて視界の中にピジョットが入る。彼は大きな岩の上に止まっているようだった。

「いたか!」

 少し遠くからグリーンがそう叫ぶ、しかしピジョットはそれに好意的な反応は返さず、それでいて、彼の視線は大きな岩の根本にある。少なくとも、よく知る人間と一緒に仲良くと言った状況ではなさそうだった。

 ようやくそこについたグリーンは、最悪を想定しながらそこを覗く。

「嘘だろ……」

 その光景は、彼の思う最悪ではなかった。
 しかし、それは、彼が思いもよらなかった最悪だった。

 そこにあったのは、体中に傷を作り、ぐったりと地面に体を預けているピカチュウだった。

 すぐさまに、グリーンはそれがレッドの手持ちであるピカチュウだと理解した。そもそもシロガネ山にピカチュウは生息していないはずだし、ピジョットやサンダースの反応を考えると、それ以外にありえない。

 だが、同時にそれが信じられない。レッドの手持ちの中でも最強格であったピカチュウが、このような姿になっているなど、考えられないことだった。
 否、全く考えられないことではない。いくらレベルが高かろうと、シロガネ山の野生のポケモン達と連続で戦い、それを回復する暇がなければ、こうなる可能性はある。
 つまりそれは、ピカチュウを回復してやる人間のパートナーが、存在しなかったことを意味していた。

「一体何が……」

 言葉を失いながら、グリーンはピカチュウに手を伸ばす。
 傷のない部分を撫でると、そこはまだかろうじて暖かく、そして何より、わずかにではあるが呼吸と鼓動を感じることができた。

「生きてる」

 誰に言うでもなくそうつぶやいたグリーンの次の行動は素早かった。
 彼は上着を脱いで地面に広げると、血で汚れることを一切気にせず、ピカチュウを優しく持ち上げてそれに包む。

「急ぐぞ」

 今度は二匹の相棒にそう伝えた彼は、なるべく急いで、それでいて激しい動きでピカチュウに刺激を与えないように注意しながら、シロガネ山の出口に向かった。

 そして、今、シロガネ山にレッドがいないことを確信する。

 あのレッドが、最も古い相棒であるピカチュウを見捨ててどこかに行くなんてあり得ない。それは、立場を逆にしても同じだろう、ピカチュウがレッドの傍を離れるはずがない。むしろこれらの傷は、レッドを探しながら、野生のポケモンたちと戦った証拠だ。

 なにかとんでもないことが起きていることだけを理解しながら、グリーンは胸の中で小さくうごめくその生命をなんとか繋ぎ止めなければと、レッドとの戦いを、胸の中のそれが自分のポケモン達を倒していく光景を、なんとか胸の奥に押し込めて、シロガネ山を後にした。

来来坊(風) ( 2019/02/11(月) 19:27 )