第二章
TEA BREAK11

……“悪”属性は一般に凶悪、信用できないなどのイメージを持たれている。現在では、“悪”属性がこのようなイメージを持たれるに至ったのは、彼らの犯罪率の高さに原因があると考えられている。しかし、“悪”属性のポケモンによる犯罪の多くは、彼らがそのイメージのせいでまともに就職するのが非常に困難であることによる、生活のためにやむを得ずに行った犯罪である。これでは議論が循環してしまう。

 そのようなイメージには必ず発端があるはずだ。そう考えた私が調べたところ、“大戦争”の際の“悪”属性の戦略家、ミカルゲに行き着いた。彼は同盟と裏切りを繰り返し、敵だけでなく味方すらも駒として活用したと伝えられている。彼はある面からみれば確かに悪辣で非道な指揮官だったかもしれない。他方、彼は勢力的に決して大きくはなかった“悪”属性の集団を最後まで守り抜いた英雄ともいえよう。そこで、本書では彼を奸雄と呼ぼうと思う。……(以下略)

(「歴史」フーディン・著より抜粋)


レギュラス ( 2013/07/20(土) 21:46 )