第一章
TEA BREAK7
 世の中にはさまざまなポケモンがいる以上、都市にはそのそれぞれに適した住居が求められる。しかし、現状では都市の建築物は全てのポケモンに対応しているとは言い難い。

 たとえば、あるパーティーに(恐ろしいことに)カビゴンが招かれた時、床が抜けてしまったという。床の強度不足である。
 またある時には、マタドガスと同じ部屋にいたポケモンがガス中毒で倒れてしまった。換気の不十分である。
 さらに、ブーバーがうっかり家を溶かしてしまったといううわさも聞いたことがある。耐熱強度の不足である。


 これらの頻発する住居トラブルは、建築家ドッコラーが自分の体に合わせて家を作ったのが原因だと言われている。
 都市にはもともと二足歩行型ポケモンが多く、かつてはそれでも良かったのだが、もはや均一な建築様式は不可能である。

 そこで、すべてのポケモンが私のように家を体の一部にすれば良いと思っているのだが、いかがだろうか。賛同してくれたのは今のところマグカルゴのみだが……(以下略)

(「ポケモン住宅事情」イワパレス・著より抜粋)


レギュラス ( 2013/05/31(金) 00:09 )