最初の脱落者
ゴースト放出!
ダンバル兄弟と関わらず、早めに逃げ出した者がいる。アルだ。早めにみるが吉とみたのだろう。
「この端っこの島とか強そうじゃないかな?でも、一人だと暇だしこの場所は共有すべきだよね。テレフォンっと。」
「もしもしー。君アルって言うんだね。俺はダン。弟のバルもいるよ。」
「よろしくね。それでね、今僕がいるところが少し強いと思うし、少し暇になりそうだから来て欲しいの。」
「オッケー。」
そして彼以外にももう一人。ゴチルもだ。
「あんな奴らとは関わりたくないね。一人で逃げた方が確実だ。」
ゴチルは、急いで逃げ出した一人だ。
「あれって・・・。ゴースト!?」
一直線にゴチルに向かった。手には黒い力がこもっている。シャドーボールだ。
「来ないで!」
ゴチルは逃げたが、ゴーストの正確なシャドーボールの狙いによって、当てられてしまった。
「もう!やだ!私の百万円!私の欲しいもの!」
そんなふうな嘆きを地団駄と共に吐いていると、下から黒い渦が現れた。見る見るうちに吸われていく。
ゴチルは半泣きで、声も出ずに吸われていった。
「ゴチル 不気味森にて確保」