知らない場所
「ねぇ、バル。このモツ煮美味しいよ!」
「僕モツ煮が苦手なんだって。」
ダンバル兄弟は、。ちょっとした地域のお祭りに出ていた。
「あ、あそこに美味しそうなt。」
美味しそうなチョコバナナが。そう言いかけたところで、強風が吹き、落ち葉が舞い上がった。思わず目を覆って、再び目を開ける・・・。
「え・・・?」
二人は目を疑った。突然、一つの孤島に来ていたのだから。
「おい、バル!ココナッツだ!ドリルないか?」
「何当たり前のようにバカンスしてんの。突然謎の島に来させられてそんなに早くココナッツ取ろうとする人そうそういないよ。ていうか、ここはどこ?」
「あ、なんか他にも人いる。知らない間に誰かが勝手に申し込んだツアーに混じったかな?」
「そんなわけない。」
二人以外もパニックだった。
「あれ?さっきまでこたつにいたのに。」
「ここどこ?」
「はぁーめんどくせー。」
みんなが不安や動揺している中、一つのモニターが映った。
「ヤァ、僕はゲームマスターのヘンナヤツだよ。」
その一言で、みんなの不安が消し飛んだ。
「ヘンナヤツwww」
「ちょwwダンやめなよww」
笑いがしばらく続いて、
「君たちには、このヤスウリシテタヒキワリなっ島でww狂ったゴースト達から逃げてもらうよ。」
「何このゲームマスター。話が一切入ってこないww。ていうか、ゲームマスターも笑ってるしw」
「このゴースト達は、君たち漂流者達を見つけ次第、追ってくる。その追っ手から逃げ切ってもらうよ。このゲームの詳細は、このタブレットに書かれているからね。(小声 説明めんどいからね。)」
「なんか余計なの聞こえたよ。」
「あ、ヘンナヤツ!質問してあげるけど、なんで俺らを選んだ訳?二十文字以内で簡潔に答えよ。」
「国語じゃないんだし、上から目線やめてよ!もう!」
「君たちを選んだのは、良い研究対象になりそうだからだ。
「25字だから聞かなかったことにする!」
「もお!」
「ちなみにタブレットに載せ忘れてた補足だけど、この島からは、固く閉ざされた金庫の中にあるボタンを押さないといけないよ。」
「わーい!八丈島へ島流しー!」
二人は、てんやわんやしながら他の人に声をかけてみた。
「ねぇねぇ!」
「ん?なんだい?」
二人は、まず クエ に話しかけた。
「よろしくね!こっちがダンで、俺がバル。んで、あっちのスワンナが知らん人!」
「僕がバルでこっちがダン!逆だよ!んで、話しかけてもない人を巻き込まない!」
「愉快そうな人だね。クヤって言うんだ!よろしくね!」
「他の人にも話しかけよう。」
「ねぇねぇ!」
「んぎゃああああああああああああああ!」
「「「ファ!?」」」
「なんダァ。他の人だったのカ。僕はツル。臆病だから、できれば前から話しかけて欲しいな。よろしくね。」
「よろし、(大声)クううううううううううう!!!!」
「ぎゃあああ!」
「やめなよダン!そんなんだから隠し事できないんだよ!ごめんね。じゃあ、僕たちは他の人のところに行くから。」
「ねぇねぇ。」
「うるさいわ。黙ってちょうだい。」
「(大声)ねぇねぇ!」
「うるさいっていてるでしょ!さっさとどっか行ってちょうだい!」
「名前何?」
「・・・クスよ。どっか行って!」
「感じ悪いね。友達いないでしょ。」
「(小声)ちょっとダン!失礼だよ!」
「ねぇねぇ。」
「ヌーン?」
「名前何?」
「直球だね。僕はカメル。」
「よー。」
「ねぇねぇ」
「n?」
「名前何?」
「ブタマル。」
「よろしクー。」
「ねぇねぇ」
「はい?」
「名前を教えたまえ。」
「ちょっとダン!」
「私はキリ。よろしくお願いします。」
「シクヨロー。」
「さぁ、色々あったと思うけど、いよいよ始めようか。今から五分間、解散時間をあげよう。それから、二時間。逃走してくれたまえ。」
5分後。
いよいよ、謎に満ちたゲームの始まりだ!