救助隊ポラリス!【ポケモン不思議のダンジョン〜赤〜】
第一章 ちいさなもり
01
『ダレカ』が、呼んでいる。
私を・・・私の魂を・・・
行かなきゃ。
ふわふわとした、妙な浮遊感の中で。
私は思い、
『ダレカ』は呼んでいる。

ココハドコダロウ?
風がほおをなでていく。
雨の後なのだろうか・・・。
私の下の芝生のような短い草が、ひんやりとして気持ちがいい。
うっすらと目を開けると、空が見えた。
水色の絵の具を、そのまま垂らしたような空。
そのはじっこに、真っ白な雲が浮かんでいる。
そして閉じる。
熱を帯びていた目が、ほどよい具合に冷やされたからだ。
気持ちがいい。
このまま眠ってしまいたい・・・。
しかしその欲は満たされなかった。
「ごふ!」
変な声が出た。
同時に腹部に激痛が走る。
だれかに踏んづけられたのだ!
当然だが眠気は吹っ飛んだ。
「バタフリーさん!ほんとにこっち!?」
あせったように叫ぶ声。
急いで起き上がると、ぎざぎざした黄色いしっぽが下生えに飛び込んでいった。
「はやく!私のキャタピーちゃんが・・・!」
今度は今にも泣きそうな声。
そしてまたももや痛みが!
しかし腹ではなく額だった。
理由は簡単。なにかがぶつかったのだ。
その衝撃で私は吹き飛ぶ。
目の端になにかが見えた。
―蝶?
それも、下生えの中に消えた。
「なに、あいつら・・・。」
ごめんも言わずに!
このとき、私の中でなにかがはじけた。
それは・・・そう、怒り?
私としては珍しい方だった。
あとをつけてやる!
そして仕返しをするんだ。
怒りで我を失っていた私は、自分が『4本足』で歩いていることに気がつかなかった・・・。



■筆者メッセージ
=====あとがき=====
祝!初投稿!!
ルノ(以下ル)「自分でいうな!」
これは【小説カキコ】でもお世話になっているハナシです!
キイ(以下キ)「む、無視!?」
よければそっちにもコメおねがいしま(ル「宣伝すんな!!」
・・・ハイ、すみませんです^^;
まあ、こうやって会話式であとがき描いてこうとおもいまっす!
よろしくお願いします〜。では。
こまめ ( 2014/03/20(木) 15:58 )