四話
戦うグランブル3

 グランブルは「かみつく」を失敗し地面に体を打ちつけた。


「グランブル!起き上がって!今度はたいあたりだ!」


 フウタが懸命に指示をするが、グランブルは腹を押さえて動こうとしなかった。
トシオがマッハに指示をする。


「つばめがえしだ!」

 
 つばめがえしは翼で相手を切りつける技だ。
グランブルがこれ以上ダメージを受けたら負けてしまうかもしれない。
マッハが狙いを定めて翼を振り下ろした。


 かん高い鳴き声があがり、マッハの翼が地面に突き刺さった。
グランブルが間一髪で翼を避けたのだ。
マッハはすぐに体制を立て直そうとするが、翼を怪我したのか妙に動きが鈍い。
チャンスだとばかりにフウタが叫ぶ。


「いいぞグランブル!そのままたいあたりだ!」


 グランブルは脚を引きずりながらマッハにタックルした。
鈍い音がし、吹っ飛ばされたマッハは空中でなんとか向きを調整する。


「マッハ!もう一度みだれづきだ!」


 マッハはボロボロの体でグランブルに向かって急降下した。


「避けろグランブル!」

 
 フウタが指示を出したが、グランブルにはその指示を聞いて行動する体力が残っていなかった。みだれづきが正面に命中し、その場に倒れこんでしまったのだ。



数秒たった後、リングから戦闘続行不可の音声が流れ出した。


( 2013/09/17(火) 15:48 )