貴様に逝く資格は無い。
~スオーノ=ポーネー視点~
サウは黙りこくった。
なんか私はとにかく腹立たしい。
「キサマは理由もなしに逝こうとしてるのですか?!
許せませんわ!」
サウは目をまん丸にさせる。
でも、そんなの構わない。
「理由も無しに死ぬのは腹を痛めて産んだ親達に失礼!
それ以前に腹立たしいですから嫌ですわ!!」
怒り50%なので対して怖くないと思う。
声も張り上げて言ってない。
「だって僕は…!」
「言い訳・屁理屈無用ですわよ!!」
私は机を思い切り叩く。
バンッ
と、ものすごい音がするのが分かった。
「ねえ。
ズヴークは普段なにしてるの?」
唐突なサウの質問。
「答えて差し上げましょう。
私はこの森の生き物たちの命を守る仕事をしています。」
「イノチ?
マモル?」
「ええ。」
ダメだこいつ。
全然分かっておりませんわ。
「自殺を図る生き物たちを説得して、そのイノチを守るしごとですよ。」
「え…?」
「え…?
じゃあありませんこと!」
家の中、家の付近に生き物がいないのを確認した。