ポケモン世界を歩こう3
あのお方に相談しましょうのコーナー

アズサ side

カナズミに立ち寄って一日が経った。

昨日は、ユウキからポケナビを受け取り、日没まで鍛練を行い、ポケモンバトルの調整に、買い出し等を行い、早めにポケモンセンターで就寝した。

なんせ今日は・・・挑戦の日だからな・・・!

朝の7時。
俺とスモモはポケモンセンターを出た。

「よっし!行くぜ!カナズミジムへ!」
「はい!頑張りましょう!」

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ホウエンリーグに出場し、チャンピオンになる為には、ポケモントレーナーならではの厳しい試練がある。

ホウエン各地の街にあるポケモンジムに立ち寄り、ポケモンバトルでジムリーダーに勝利する事。

そして、バッジをゲットし、8つ集めて、ホウエンリーグの開催されるサイユウシティへ目指す事。

・・・俺の親父のシバは、カントー・ジョウトで格闘家として名を轟かせ、ポケモントレーナーとしても、四天王として功績を称えられるところまで位置していた。

だったら、俺もそれ以上を目指す!

まずは、ここホウエンで一番になってやるぜ!

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「ん?スモモはどうすんだ?」

「はい!私も修業の身ですから、挑戦者として挑もうかと!」

「そうか・・・・・・。」

「・・・?・・・ダメでしょうか・・?」

「何言ってやがる。ジムリーダー候補なら、場数踏んどけ。
・・・・・・・となるとだな・・・、俺とスモモがバトルすれば、そのジムリーダーは2戦しなきゃならねぇんだよな?」

「はい、そう・・なりますね。」

「そうだろ?俺達は別にいいんだよ。
・・・・・こっからメタ発言するけどよ、・・・二回もジムリーダーのバトルすると、読者が飽きるだろ?」

「せ、先輩!?」

「・・・・・どうにかなんねぇかな・・。」
「そ、そうですよね・・・。・・じゃあやっぱり、私がバトルしなければ、事はスムーズに進むという事ですか?」

「バッカ、それだったら、お前は最初からいねぇだろ?俺の弟子だったら、お前もバッジを集めろ。

・・・・・・・・・ちょっと、交渉してくる。」

「へ!?・・ど、どちらへ?」

「作者んとこ。」

「さ、さくしゃ・・・って、何ですか?」

「ワンリキー。俺にみねうちだ。」

「リッキ!」

ドスッ!

「・・・・・ぐっ。」

バタッ。

「きゃあ!!?せ、せせせ先輩!?大丈夫ですかーーー!?」

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俺は、ワンリキーにダメージをもらい、一時的な仮死状態となった。

目を覚ますと、辺りには何もない、真っ白な空間へと誘われた。

そこには、一匹の青いポケモンがいた。

シャワーズ「あら、初めまして♪」

アズサ「ぅお!?し、喋った!?」

シャワーズ「はい。喋りますよ。アズサ様よりも遥かに・・・♪」

アズサ「・・・何で俺の名前を?」

シャワーズ「いつも拝見していますので。」

アズサ「・・・そ、そうか。それより、俺は作者に会いに来たんだが。」

シャワーズ「作者様ですか?それでしたら、アズサ様の真後ろにいらっしゃいます。」

アズサ「へ・・・?・・・・うおおお!!?」
シャワーズ「どうかなさいましたか?」

アズサ「な、なな、なんだこれは!?なんだこの氷漬けの人間は!?」

シャワーズ「私が冷凍ビームで凍らせた作者様です。とみにでしゃばる様ですので、頭を冷やして頂こうかと。」

アズサ「冷やすレベルじゃねえだろ!?永久停止してんじゃねえか!?」

シャワーズ「ですので、普段私(わたくし)と作者様が会話する事などありません。あってはなりません。あるまじき行為です。」

アズサ「・・・なんか色々事情があるっぽいな?」

シャワーズ「察しがよろしい事で♪・・・説明致しますと、私は別作品で殺されたキャラクターなんですよ、かい摘まんで申しますと。なので、この場は死んだ者が集まる慰安の場というわけです。」

アズサ「・・・。ま、まあ、作者と相談するには、一度死んで、作品の枠から出なきゃならねぇのは知ってたから、ワンリキーに頼んでみねうちで仮死状態になって来たんだがよ。・・・そっか、アンタ死んだのか。」

シャワーズ「正確には、作者様の意図により、殺されたんです。ほら、私の頭に天使の輪っかが浮いているでしょう?」

アズサ「・・・身も蓋も無ぇ事いうなよ。・・・それで腹いせに作者を氷漬けに?」

シャワーズ「いいえ♪暇つぶしです♪」

アズサ「・・・・・。」

シャワーズ「因みに、この天使の輪は、私がつくったアクアリングです♪」

アズサ「・・・・・話を進めていいか?」

シャワーズ「どうぞ♪私は作者様の代打ですから、何なりとどうぞ。」

アズサ「・・・俺の作品の進行上、ジムバトルでかなりの文字数が使われるおそれがある。」

シャワーズ「スモモ様ですね♪でしたら、その方を殺してコチラにお呼びした方が手っ取り早  アズサ「それだけはやめろ!!多くのファンを敵に回す気か!!?」

シャワーズ「・・残念です。」

アズサ「・・・・あのよ、ジムバトル全部、ダブルバトル方式にして欲しいんだよ。」

シャワーズ「・・・なるほど、シングルで分けてバトルするより、いっぺんに事を済ませるという事ですね。確かに、ホウエンのジムリーダーの方々は、必ずポケモンを二匹以上所持していますし。毎回ダブルバトルで挑むのも、効率がいいかもしれませんね。」

アズサ「ああ。・・・・・そう、作者に伝えてくれるか?」

シャワーズ「かしこまりました。そう言付けておきましょう。」

アズサ「サンキュ。んじゃ、そろそろ作品に戻るぜ。」

シャワーズ「はい。頑張って下さい。・・・・・アズサ様。」

アズサ「ん?」

シャワーズ「ひとつ、ご忠告があります。」

アズサ「?」

シャワーズ「・・・・・その男口調をどうにかした方がいいかと。」

アズサ「な!?さ、し、仕方ねえだろ!?そういう設定なんだからよ!?」

シャワーズ「今時流行りませんよ?初見の読者様が完全に男だと勘違い致しますよ?何を狙っていらっしゃるのですか?」

アズサ「狙ってねええええ!」

シャワーズ「自分ではキャラが濃いとお思いですか?・・・あまりムリはしない方がいいかと。」

アズサ「だーかーらー!生れつき周りには汗くさい男ばっかで、道場で住み込みだったから自然に男口調になったんだっつーの!」
シャワーズ「・・ああ、解りました。」

アズサ「解ってくれたか?」

シャワーズ「突発的に女口調に戻して、ギャップで人気をとろうと?」

アズサ「ちげえええええよ!!?」

シャワーズ「この際です。アズサ様。今ここで女口調に戻してみては?」

アズサ「誘導的に陥れるなああ!!」

シャワーズ「大丈夫です。今回は番外編です。ハメを外すのも一興かと。」

アズサ「てめぇが楽しいだけだろうが!」

シャワーズ「あら、残念です。・・・しかし、アズサ様のような可憐な乙女に、乱暴な口調は不似合いかと。」

アズサ「か、可憐?・・・俺が?」

シャワーズ「はい♪女の子として魅力がありますよ。」

アズサ「・・そ、そうか?や、やっぱり女口調の方がいいのか?」

シャワーズ「(おだてに弱いタイプですね・・・。)ええ♪今回だけでも、練習してみてはいかがですか?」

アズサ「っつってもなあ。」

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5分後。

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シャワーズ「では、私が教えた通りに、私と会話してみましょうか。」

アズサ「ああ。あ、いや、・・・うん。」

シャワーズ「では、自己紹介からどうぞ♪」

アズサ「な!?・・あ、えと、・・おれ・・いや、わ、私は・・アズサです。・・・えと、立派な格闘家を目指して、武者修業の旅をつづけて・・・います。」

シャワーズ「少々かたいですね。では、私と友達感覚で話をしましょうか。・・・・・アズサちゃん、明日何か用事ある?なかったらみんなでカラオケいかない?」

アズサ「あ、・・・えと、ゴメンね!明日はちょっと用事があるの・・。」

シャワーズ「ええ?アズサちゃん、最近つきあい悪いし〜。用事って何〜?」

アズサ「え、た、大したことじゃねえ、あ、な、ないんだけど。」

シャワーズ「あ〜。わかった、デートだ〜!皆にいってやろ〜。」

アズサ「や、やだ、もう。違うったら。習い事よ!」

シャワーズ「ウッソだ〜、私知ってんのよ?おとついバス停で仲良く話してた子でしょ?」
アズサ「ち、ちがいます〜!そ、そんなんじゃないわよ、アイツとは。」

シャワーズ「アイツ・・か。ずいぶん親しい呼び方ね?仲良いんだ?いいんだ?」

アズサ「もう!違うったら!」

シャワーズ「じゃあどういう関係?どうせHな事ばっかしてんでしょう?」

アズサ「そんな事はしないわよ!」

シャワーズ「そんな事は・・・ってことは、少なくともキスくらいはしてるの?」

アズサ「あ・・ぅ・・し、知らない!」

シャワーズ「アズサちゃん、カッワイィ〜!このこの〜。」

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シャワーズ「いかがでしたか?」

アズサ「・・・//////////・・は、恥ず過ぎて死にそう・・。」

シャワーズ「しかし、中々様になっていたかと。恋バナに絞ったかいがありました♪」

アズサ「・・・いや、やっぱ普段の口調の方が落ち着くぜ。・・・まあ楽しかったかな。ポケモン相手だが、女同士で女らしい事できたし。」

シャワーズ「・・・・・・・フフフ♪」

アズサ「んだよ。」

シャワーズ「・・・アズサ様。」

アズサ「?」

シャワーズ「私がいつ”女”だと申しました?」
アズサ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は!?」

シャワーズ「では、さようなら♪」

アズサ「は!?え!?ちょ、てめぇ何か!?まさかそのナリで・・・・・ぅわああああああ!!!?」

・・・俺はそのまま、元の作品へと帰っていった。

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「・・・ってて、あれ?」

「あ!先輩!?目を覚ましました!」

「あ?スモモ?どうしたんだ?」

「どうしたじゃないですよ!?いきなりワンリキーにみねうちを命じたかと思えば、ずっと気絶してて・・・、心配しましたよ!」

「・・・はぁ!?なんで俺がそんな真似・・・あれ?・・・どうなってんだ?記憶がなんか・・曖昧だな。」

「だ、大丈夫ですか?」

「えっと・・・・・あ、そうだよ!ジム戦だ!今からジム戦だった!こんなところで油売ってる場合か!?急ぐぜ!!」

「あっ、ま、待って下さーい!!」

・・・・・なんか、とてつもなくヤバイ事を覚えてる気がするんだが・・・・・忘れちまったな・・・・。

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シャワーズ(♂)「(読者様へ。文字の外見だけで判別しないようにしてくださいね♪私は、素直で謙虚な方が好きですよ♪)」

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■筆者メッセージ
感想やご意見、お待ちしております。By美容室
美容室 ( 2012/04/16(月) 00:41 )