番外!踊るポケ捜査線!〜クチバの波止場の浦島作戦〜(おまけ)
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ルナ side
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数時間後、私はポケモンセンターの自室に戻ってきた。
「あ、遅かったわね。」
「・・・・・ただいま。」
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カスミは先に帰っていた。ベッドで釣り雑誌を見ている。
「こんな時間まで何してたわけ?もう8時過ぎよ?」
「・・・クチバの散策。おじさんに釣竿貰って、地ならししてたワンリキー見て、オニスズメとカモネギ交換して・・・・。」
今日してきた事を、手短にカスミに話した。
「ふ〜ん。にしちゃあ、えらい遅い帰りじゃないの。何かあったんじゃないの?」
「・・・・・・・色々。」
「ふ〜ん。」
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・・・自分のベッドに鞄を下ろした。
・・・・・荷物のチェックをする。あの子達はちゃんと預けたし、後で銃の手入れもして・・・。
ポト、
・・・あ、鞄が落ちた。
鞄から色々物が床に散らばる。
「ん?何?この紙は?」
カスミが、くるくるに丸めてある紙をとり、紐を解いた。
カスミは紙を広げて中身を読む。
・・・・・カスミの顔が凍った。
・・・・・・・・・・シャワーでも浴びよかな・・・。
そそくさとその場から逃げようとすると、ガシッと、肩を掴まれた。・・・・・・・・痛い。
「・・・・・なにこれ?」
カスミがにこやかに質問する。
・・・顔と手の力が一致していない、肩がめり込んでゆく。
「・・・・・・・・・・・貰った。」
「・・・ふ〜ん。アンタ、私を差し置いてこんな事してたんだ〜。」
ニコッと微笑むカスミ。
・・・いい加減肩にアザができそう。
「・・・・・・・・・・・バイ。」
「逃がすか!」
手を振りほどき、私は廊下へ逃げる。
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「待ちなさいよーー!あんだけあいつらと関わらないとか言っといてーー!許さないからねーー!!」
カスミが私を全速力で追いかける。
・・・・・捕まったら・・・・・めんどくさい・・・。
その後20分間ぐらい、私とカスミは部屋に戻らずに、追いつ追われつを繰り広げていた・・・。
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―感謝状―
・ポケモントレーナー ルナ殿・
貴方は、クチバシティにおけるポケモンの強奪・窃盗事件ならびに、ポケモンの不正売買取締法違反者4名の現行犯逮捕に貢献し、尚且つポケモントレーナーとして自覚のある行動と誇りを持って、事件の解決へと導きました。
よってその勇敢な精神を評し、カントー警察本部ならびにポケモンリーグ協会より、トレーナーライセンスの(星)を進呈致します。
○年○月○日 | クチバ警察署長 |
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