ポケモン世界を歩こう
番外!踊るポケ捜査線!〜クチバの波止場の浦島作戦〜(4)



ピカチュウの高速移動!

ピカチュウは素早く移動して攻撃の軌道を潜り抜けて脱出した。

ディグダの穴を掘る!

ディグダは地中に深く潜った。

ゼニガメの守る!

すべての攻撃を受け止めて、無効化にしたゼニガメ。

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ピカチュウの影分身!

高速移動を展開しながら、自分の影を残していく。それに気をとられて攻撃していくズバットやゴース達。

「ハズレ!!」

ピカチュウの10万ボルト!

ズバットとゴースは倒れた。

隙だらけのポケモンに対して容赦なく電撃を与えていく。

「(えと、メタモンは確かゴルバットとゴーストに化けてるっていってたっけ。・・・早速かぎわけるで索敵開始したいけど、数が多いかも。)」

ゴーストの怪しい光!

しかしピカチュウにはうまくきまらなかった。

「そんなの効かないよ!」

ピカチュウの10万ボルト!

ゴーストは倒れた。

「(コイツでもない。・・・もっとおびき出すよ!)」

ピカチュウは影分身の数を増やす。

残り19匹。


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「ほらほら!コッチコッチ!」

ディグダは穴から出たり入ったりして、ズバットやゴースト達を挑発する。

ズバットのエアカッター!
ゴーストのシャドーボール!

しかしディグダへの攻撃ははずれた。

「へっへん、もっと近づかないと当たるわけないだろ〜!」

まるでモグラ叩きのモグラのように、叩く側を苛立たせる挙動を繰り返す。

ズバット達はがむしゃらにディグダを探しまくる。

「後ろだぁ!」

ディグダの岩石封じ!

急所に当たった!

ズバットは倒れた!

ゴーストのシャドーパンチ!

「がはっ!?」

ディグダにダメージを負わせるゴースト。

すかさず地面に退却するディグダ。

「(くっそ〜、先制技か〜。流石警察のポケモンだ。危うく気絶するとこだった。・・・よし、ここらでいくか。)」

ディグダの穴を掘る攻撃!

しかし浮遊の特性で攻撃が当たらない!

ゴーストのシャドーパンチ!
ゴースの舌でなめる!
ゴースのナイドヘット!

しかしディグダへの攻撃ははずれた。

ディグダは地中へと回避する!

「二度も喰らうか!・・・よし、うまくおびき寄せた所で・・・やるか!」

ディグダの岩砕き!

ガッゴン!

鋼鉄が裂ける音がした。

ゴゴゴゴゴ・・・・・・・!
・・・・・・・・・・ザバァーーーァァアアアアア!!

ディグダが潜った筈の穴から、突然の爆音と衝撃。そして押し寄せるような凄まじい勢いで激流が姿を現した。

地中にある水道管を壊したディグダだった。

水に巻き込まれたゴーストポケモンは次々と倒れていく。

「ゼニガメーーー!水だしたぞーーー!」

残り15匹。

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ゼニガメの殻に篭る!

ゼニガメは自身の防御を高めていく。

ズバットの噛み付く!

ゼニガメに小さなダメージ。

「効くかオラァ!」

ゼニガメのロケット頭突き!

殻に篭るの効果で威力が上がった。

ズバットは倒れた。

「お!水道水が出てきたな!」

ゼニガメはコンクリートから噴水の様に突出している、全長4mぐらいの激流に身を投入する。

水の流れにのったゼニガメは、頂上に上昇して辺りを展望する。

ゼニガメの水タイプの威力が1.5倍になった。

水タイプのポケモンは、気候が雨の時や、水場にいるとき等に、自身の水エネルギーを高める事ができる。

「よっしゃ!かかって来いや!」

近くに飛び回っていた警察のポケモンが、否応なしに飛び掛かってきた。

ゴースの催眠術!
ズバットの燕返し!
ゴルバットの毒々の牙!
ゴーストの悪夢!

「遅ぇ!!」

ゼニガメの波乗り!

ズバットとゴースは倒れた。

「(2匹外したか!)」

ゴルバットのはたきおとす!

ゼニガメはサングラスをはたきおとされた。

「あ!マズイ!」

ゴーストの怪しい光!

ゼニガメは混乱した。

「ぐわあああぁぁ!目がぁ!目がぁぁ!」

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・・・色々ツッコミ処はあるだろうが、実際にやられてみろ、絶対に言ってしまうから!と、頭の片隅で叫んだゼニガメだった。

「(くっそ!あいつらだ!意図的に攻撃してきたし!混乱中に出来る連携じゃねぇ!)」

ゼニガメは怪しい光の影響でふらつき、足を踏み外して、水道水の噴水から落ちてしまう。

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「(地球〜はま〜わ〜る〜ってか〜。)」

高さ4mの高さから落下していくゼニガメ。
混乱のせいでまともな態勢がとれるまでもなく、頭から地面へ突っ込んでいくゼニガメ。

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「(・・・ここまでか)」

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ゴーストとゴルバットはニヤつきながら、その場を後にした。


ヒュゥゥゥゥ.............

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ドッシャーーーン!!

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残り12匹。

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特攻隊は諦めずに場の鎮静に猛攻していた。

「耐えろ!部長のゼニガメに民間のポケモンも頑張ってるんだ!我々が引いてどうする。」

目の前に繰り広げられる戦場。ズバット達の耳が痛くなるほどの超音波。ゴース達の怪しい光の連続的な点滅。ゴルバット達の上空からの風の斬撃。ゴースト達の異様な技の数々。

壮絶な争いの中でも、彼等の苦しそうな鳴き声が鳴りやまない。皆、解けない混乱に苦しんでおり、自身を抑えられずにいるだけ。

そんな中にピカチュウやディグダやゼニガメが、たった3匹で20匹あまりの渦中に飛び込んで、彼等を助けてくれている。

無論、特攻隊の男達にも警察としての威厳や意地がある。負けられずには入られなかった。

「応援の申請が下りました!直ぐに届きます!」

敷地の外で待機していたワゴンの中は作戦室となっていると同時に、本署から応援が送られるように、ポケモン転送装置が備わっていた。

転送装置からランプが点滅し、受け取り口に4つのモンスターボールが届いた

「至急届けろ!」
「はっ!」


特攻隊のもとに警戒員が走ってきた。

「届きました!」

「おお来たか!早く出せ!」

警戒員がボールを4つ投げる。

中からパッチールが4匹出てきた。

そこへズバットとゴルバットが攻めてきた。

ズバットの怪しい光!
ゴルバットの超音波!

しかし、パッチール達は特性のマイペースで混乱しない。

「いけパッチール!念力だ!」

パッチール達の念力!

効果は抜群だ!

ズバットとゴルバットは倒れた。

「よし!この調子だ!踏ん張れ!」

「「「「「「おおおぉ!」」」」」

残り10匹。

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ディグダはすでに疲弊していた。
ただでさえ硬いコンクリートを壊して移動しながらの掘開は楽ではない。

ゴルバットの吸血攻撃!

攻撃をかわすディグダだったが・・。

ゴースの金縛り!

ディグダの穴を掘るを封じ込めた。

「げぇ!やば!」

ゴルバットの吸血攻撃をもろに受けたディグダ。

「ぐっ・・・・!!」

みるみる血を奪われるディグダ。

「ちくしょー、離せ!」

言っても無駄だろうと思いながらも、必死に抵抗するディグダ。

しかし、ゴルバットからの返答は

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「た、たすけてくれ・・・、あたまが、あたまが痛い・・!・・・はやく・・・・ボールに・・・・!」

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・・・だった。

「・・!(苦しんでる!?・・・くっそ、こんなになるまで怪しい光を浴びせるなんて・・・!酷すぎる・・・!)」

吸血される痛みにたじろぎながらも、ゴルバットに同情するディグダ。

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ピカチュウの10万ボルト!

効果は抜群だ!

ゴルバットは倒れた。

ゴルバットの背後からが助けにきてくれ、ディグダもろとも電撃を当てたピカチュウ。ディグダには効果はないから躊躇わずに強力な電気技を食らわせた。

「あ、ありがとピカチュ・・」

「はっ、はっ、はっ・・・はぁ・・・だ、だいじょぶ・・・ディグ・・ダ・・?」


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・・・疲弊しているのはディグダだけではなかった。既にピカチュウは目線が定まっておらず、息も絶え絶えに、膝に手を置いた状態だった。

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「ピ!ピカチュウ!サングラスは!?」

「こ、壊されちゃった・・・、あとで、弁償しないと・・・。」

ゴースのナイドヘット!

「危ないどいて!」

ディグダの辻斬り!

効果は抜群だ!

ゴースは倒れた。

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ディグダはこの攻撃を期に、動かなくなった。

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「ディグダ!しっかり!」

ピカチュウが駆け寄ってディグダを支える。

「・・・もう・・・動けない・・。」

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残り8匹。

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動けないディグダを目の前に、オロオロしだすピカチュウ。

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「ヘイ」

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ゴルバットとゴーストが目の前に現れた。

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「(なんか、ガス臭い・・・。これが硝煙ってやつ!?じゃあこいつらが!?)」

目の前のゴーストとゴルバットを見てみると、確かに他のポケモンと比べて、若干色が濃い気がした。


「ゼニガメは始末した。」

「!!!?」

ドスンと低いトーンで言い放つゴースト。

驚きを隠せないピカチュウ。


「次はお前らだ。」

「ケケケ、悪く思うな、首突っ込むのが悪い。」


ゴーストの怪しい光!

しかしピカチュウにはうまくきまらなかった。

「(ほぉ、咄嗟にモグラのグラサンを借りたか。)」

ディグダのグラサンを拝借して、自分に掛けたピカチュウ。ディグダはすでに動けない。なら、自分が守ってあげないと。

「アンタ達がメタモンでしょ?」

「ケケケ、警察も対した事ねーな。良かったのはエアスラッシュの不意打ちぐらいさ。トドメをさしたのか確認もしねぇ上に、味方の数が増えてるのに気がつかねぇなんてよ、ケケケ。」

「俺達がメタモンだったら・・・何だ?」

ゴーストとゴルバットは嘲笑した。

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「絶ッッ対に、許さないッッ!!」

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ピカチュウの10万ボルト!

ゴーストの叩き落とす!

バシィ!

ピカチュウはサングラスと電気玉を叩き落とされた!

少し遅れてピカチュウの10万ボルトが炸裂したが、電気玉がなくなったせいで、あまりダメージが与えられなかった。

ゴーストにまずまずのダメージ。

ゴルバットの怪しい光!

「くっ・・・!」

ピカチュウは混乱した!

「(お、落ち着け!落ち着けアタシ!落ち着け、落ち着け、落ち着け・・・!)」

自分を必死に宥めるピカチュウ。

ゴルバットの燕返し!

ゴーストのシャドーボール!

ピカチュウの電光石火!

ゴーストのシャドーボールをかわしたピカチュウは、ゴルバットを迎え撃つ。
互いにぶつかり合う寸前になる所で、ゴルバットが急に真上へと旋回をし始めた。

ピカチュウの攻撃ははずれた。

バランスを崩したピカチュウに、ゴルバットの太い翼が上方からスピードを上げて迫った。

「覚えておけ、燕返しは必中の技だという事を。」

ゴルバットの燕返し!

ブォン・・・!

しかし、ゴルバットの攻撃ははずれた。

「な!影分身だと!?どこへ!?」

「おい!上だ!」

目を見開くゴルバットに、指をさすゴースト。

ゴルバットの真上から、ピカチュウの実体が迫る。

ピカチュウの電磁波!

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しかし、メタモンの特性の”柔軟”で、麻痺にならなかった。

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「な!?」

「ふん!」

「死ね!」

ゴルバットのエアスラッシュ!
ゴーストのシャドーパンチ!

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ピカチュウは倒れた。



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ピカチュウは工場の建物の壁に叩きつけられた。

もう既に身体はピクリとも動かない。

ピカチュウの視界から光を奪うかのように、二つの影がユラユラと近づいてくる。

ゴーストがピカチュウの顎を指で上げた。

「ケケケ、ざまあねえな。」

勝ち誇ったように笑うゴースト。

ピカチュウは睨みながら、歯ぎしりして怒りを噛み締める。

「そんな悲観すんなよ、まあ頑張った方だぜ、ケケケ。」

突然、目の前のゴーストの身体が歪んだと思えば、雨に濡れた泥のように原形が崩れていった。

その姿は、紫色の粘土のようなぐにゃぐにゃしたポケモンだった。

背丈もピカチュウと同じくらいで、小さな目玉に、波線を引いたような口。

こんなマヌケなポケモンにやられた自分が情けなく思うピカチュウだった。

「おい、いいのか変身を解いて?」

ゴルバットが怪訝そうに案ずる。

「十分時間は稼いだ、敵の戦力もコイツらが勝手に潰してくれたしな」



どこまで馬鹿にすれば気が済むのか、自分達の悪事をピカチュウ達になすりつける。

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メタモンは大きく口をあけ、口の中に自分の手を突っ込んでゴソゴソと漁りだした。

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そして体外へ取り出したモノを握りしめ、ピカチュウに向けた。

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ガチャン!

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撃鉄を引く音が聞こえた。


「(・・口の中にピストルを!?)」

ピカチュウは冷汗をかく。


銃口の一直線上にはピカチュウの額があった。


「あの時ははずれたが・・・。」


メタモンが空いた片方の手で、ピカチュウの頬についた瘡蓋(かさぶた)をゆっくり引っ剥いだ。

「痛ッ・・!」

血が滲み出て、涙のように頬を伝った。


「次はどうかな、ケケケケケケ!!」


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ピカチュウは急激に寒くなった。


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悪寒が走る。

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瀕死で動けない筈のからだが畏縮し、硬直していた。否、ふるえていた。

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ゼニガメがあの時、必死に自分達を止めた理由が、今になってハッキリと解った。


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アタシは殺される。

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現実味のない『死』という観念が、今になってこれ程恐いものとは思わなかったピカチュウ。

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簡単に命を奪う鉛玉が出てくる銃筒。


その出口をピカチュウのこめかみにぎりぎりと押さえ付けたメタモン。

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「ケケケ、顔がいい女ってのは、ぶちまける時も綺麗に花を咲かすんだぜ。」

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恐怖が募りに募り、気が狂いそうになる。
もうすでに息ができない。顔が蒼白に染まる。

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「・・・・あ・・・・・あ・・。」

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メタモンが引き金に指を入れた。

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涙がぼたぼたとこぼれる。

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「いい顔だ。」

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ゆっくりと引き金が後ろに下がる。

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銃の中で、小さく小さく、バネが、カチカチと音を奏でる。



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メタモンの表情が恍惚と染まった。

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「・・・・・・ぃ・・い・・・・・

・・・・・・ぃいやあああああああああああああああああ!!!!!!」


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ドォンッ!!





















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美容室 ( 2012/03/20(火) 09:29 )