ようこそ、喫茶シルベへ - ティータイム 4th time-風-
31杯目 野菜と竜の回収

 生まれた時からそこは、深い森に囲まれていた。
 湖で生まれ、湖で育った。
 幼少期は母と過ごし、気が付いたら母はいなくなっていた。
 別にそれは自然な流れだった。
 だから、悲しいとか寂しいとかの感情もそこにはない。
 だって。ただ母が。
 もう、この子は十分に育っている。
 そう判断をして、その湖をそっと出ていっただけだから。
 そして自分は、その湖に留まると決めただけ。
 食に困ることもなく、時々近くに住むポケモン達とのお喋りにも花を咲かして。
 不便もなければ、不満もない。そんな生活。
 そんなある日だった。
 彼がやってきた。それは。
 狭い世界で生きてきた自分に、嵐を巻き起こした。
 そんな出会い。



   ◇   ◆   ◇



 ごぼごぼ。
 口から気泡がもれる。
 うにょうにょと胴長の青をくねらせ、彼女は懐かしさを感じる水の感触を楽しんでいた。
 背に受ける太陽の光。
 風が吹いて水面が揺らげば、それも揺らいだ。
 ふと思い立って。浮わつく気持ちを隠すように、一気に下降した。
 耳もとで水の唸りが聞こえた。
 そして今度は。下降から一転、上昇する。
 水面が眩しい。
 目を細めて、一気に飛び込む。
 ざばあっ。
 光溢れる世界へ。
 飛び込んだ瞬間、翼を広げるように両耳を広げた。
 広げた両耳から、しずくが弾け飛ぶ。
 うねる胴長の青は、弾け飛ぶしずくの中を舞っているようにもみえた。
 きらきらと太陽の光を弾く様も重なる。
 中空を舞ったあとは。
 胴長の青は、そのまま引力に従って落ちて行く。
 目を閉じた。耳元でごうっと唸る空気。
 ばしゃあんっ。
 飛沫を撒き散らし、湖へと誘われて。
 底へ底へと落ちて、堕ちて行く。
 のろのろとまぶたを持ち上げれば、光が見えた。
 水面を照らす太陽の光。
 けれども、その光も色を変える頃合い。
 白から淡い橙へと。暁の色へと。
 あるば。
 まだ、少年の頃合だった彼の声が聴こえた。
 あるば。
 それは、自分を呼ぶ言葉。自分を示す言葉。
 言葉は存在を縛る、呪の言葉。
 あるば。それは、暁の意味。暁は始まり、始まりの色。
 自分と彼が出会った時の空も、暁の色をしていた。



   *



 引力に任せて落ちて行ったハクリュー。
 彼女が水面に誘われた際に、盛大に飛沫を巻き散らかしていった。
 近くの樹木の根元に置いた野菜にかからないよう、それを背後にして立ったファイアロー。
 その彼に飛沫が襲いかかる。
 だが。特性、焔のからだのおかげか、飛沫は彼の身体に到達する前に蒸発していった。
 ちらりと背後を見やり、野菜が無事なことにほっとする。
 つばさに任された以上、その野菜を護りぬくことが、彼に課せられた使命なのだ。
 無断遠出をしてしまっているこの現状。
 一層、その使命は重いと彼は感じている。
 無傷で野菜をつばさに届ける。
 それが、彼の最重要案件なのだった。
 と、彼が小さな物音に気が付き、湖の方へと顔を向けた。
 ゆらゆらと揺れる水面に影が見えた。
 それが徐々に岸へと近付いてきて。
 彼も同じように、その影へと近寄る。
 にょっと湖へ身を乗り出し、水面を覗きこむ彼と。
 ざばあと水面から顔を出した影の動きが重なったとき。
 こちんっ、と。
 重くもなく、軽くもないような音が響いて。
 両者の視界に星が散った気がした。

―――いたた……

 反動で後方へ数歩下がったファイアローと。

うう……

 驚きで頭をふるふると横に振った影の声も重なった。

―――あるばちゃん、ごめんね。大丈夫?

 ファイアローの問いに、ハクリューは小さく頷いた。

私、大丈夫。ごめん

 と、互いに顔を上げたところで、視線が交わった。
 そしたら、ふわりと何かが込み上げてきて、互いに小さく笑った。
 しばらく笑ったところで、ファイアローが言葉を発する。

―――あるばちゃん、気持ちが落ち着いてきたみたいだね

 言葉を受け、ハクリューの瞳が瞬いた。

うん。ここ、落ち着く
 
 脳裏に浮かんだのは、生まれ育った森深くの湖。
 こことは全く関係のない場所。
 けれども、とてもよく似ていた。
 水の感触。空気のにおい。森のにおい。
 そして、ここに満ちる清浄な雰囲気。
 それらが、ハクリューの心を落ち着かせる。

―――えへへ。ここなら、あるばちゃんが好きそうだと思って

 えへへ、とファイアローは笑みをこぼした。
 彼女が落ち着いてくれてよかった。
 そっと安堵の息をつく。

ここ、似てる。すばる、と、初めて、会った場所

 昔のことを思い出すように、ハクリューの瞳が細められて揺れた。
 すばる、という言葉に、ぴくりと反応を示したのはファイアローだ。
 今はあまり聞きたくない音。
 彼女とあの少年が初めて出会った場所については、正直に言ってどうでもよかった。
 けれども。
 彼女の両耳が少しだけ揺れている。
 初めて会った場所。
 そこに似ていたという事実も、彼女が落ち着きを取り戻せた理由の一つだろう。
 それなら。まあ、いいか。よかった。
 そう思うことにする。
 自分にとって気に入らない存在でも、彼女にとっては大きな存在。
 その気持ちは、ファイアロー自身もよく知っている気持ちだから。
 そう思ったら、きゅうと胸が痛くなった。
 その声が聞きたいなと思った。

―――あるばちゃん、帰ろうか

 そっと問いかけると。
 瞳をこちらに向けた彼女が、こくりと頷いた。
 その時だった。

「イチっ!」

 ファイアローの大好きな声が、大切な名を紡いだ。



   *



「やっと見つけた」

 ギャロップの背から降りたつばさが、すたすたとファイアローまで歩み寄る。
 その頭には茶イーブイの姿。
 ふぁっさふぁっさと尾が揺れていた。

「野菜持ち逃げさん」

 ずいっとファイアローの眼前に迫るつばさの顔。
 その目尻が、少しだけ持ち上がっていた。
 それを認めたファイアローが、しゅんっと目尻を下げた。
 潤む彼の瞳に、まあ、いいか、と、つばさは息を一つ吐き出した。

「それで、野菜は?」

 彼の姿を見たところ、野菜らしきものは見当たらない。
 まさか、落としたとか。
 いや、彼に限ってそれは絶対にないな。
 彼にとって自分は、大きな存在ということを知っている。
 それに対してつばさが抱く、彼への信頼度もまた、大きなものだ。
 つばさの言葉を受けたファイアローの顔がぱあっと輝いた。
 待ってましたとばかりに、彼はとたとたと駆けて行く。
 彼が向かう先。近くの樹木の根元。
 そこにそれは在った。
 目的のものを嘴でくわえた彼が、とたとたとつばさの元へ戻ると。

―――お野菜は無事に護り抜いたよっ!

 えへんっ。
 そんな得意気な顔を向けてきた。
 護り抜いた。
 それだけ聴くと、何だか壮大な背景を思い浮かべてしまうが、ただの荷物持ちだ。
 その言葉に首を傾げながら、つばさは彼からバッグを受け取る。
 彼が無事と言うのだから、無事なのは間違いない。
 バッグの中を確認する。
 確かに、野菜には傷一つない。
 もう一度彼を見やれば、そこにはきらきらとした瞳が在った。
 ほめてほめてと言わんばかりの眼差しである。
 それに対して、少し呆れの混ざった笑みを浮かべて。

「ありがとう、イチ。助かったよ」

 彼の首筋を撫でてやる。
 気持ち良さそうに目を細め、彼はくるると小さく鳴いた。



   *



「んじゃ、戻るか」

 そんなすばるの声でつばさは振り返った。
 振り返って、動きを止めた。
 どう反応していいのか戸惑ったから。

「なに、それ……?」

「ん……これ、な」

 あはは、と乾いた笑みをもらし、すばるは遠くを見やる。

「親愛の表現、的な、あれ……?」

 と言いつつ、すばるは身体をぎりりと締め付けられている。
 そんな気がしているつばさである。
 すばるの身体に一巡して巻き付くのは、きゅきゅっと鳴いて頬と頬を擦り寄せているハクリュー。
 確かに彼女にしてみれば、親愛の情を表現しているのかもしれない。
 けれども、ぎりりと締め上げられているすばるの様子は。

「あ、俺。もう、だめ、かも」

 と、言葉をこぼしている。
 その顔色が青い気がするのも、たぶん、気のせいではないだろう。
 そんなすばるの隣にいたギャロップが、心配気に動きだした頃。
 彼は腰ベルトからモンスターボールを手にした。
 あ、そろそろ本当に限界なのか。
 呑気な感想をつばさは胸中で抱く。

「あるば、そろそろ戻って」

 力ない笑顔を貼り付けて、すばるがハクリューに言葉を投げ掛ける。
 ハクリューの瞳が数度瞬いたのち、静かにこくりと頷くと。
 ボールから一筋の赤の光が走り、彼女の身体を包みこむと、そのままボールへと戻って行く。
 解放されたすばるは、ふう、と大きな息を吐き出した。

「あんたも大変ね」

 同情を含んだつばさの声音に。

「ん、でもまあ。俺は好きでこいつといるから」

 と、手に持つボールに視線を落としながら答えた。
 桔梗色の瞳が細められ、静かに揺れた。

「あ、そう」

 何だか惚気られた気分のつばさだった。
 けれども。その気持ちも知っているので、小さく笑みがもれた。
 視線は何となく隣のファイアローへ向けられて。
 その視線に気付いた彼の瞳が、何かあるの、と数度瞬く。
 何もないよ、と小さく首を横に振ったら、彼は首を傾げた。
 つばさの頭上では、自分もいるよ、とでも言っているのか、茶イーブイがふぁっさふぁっさと尾を揺らしていた。

「つばさ」

 名を呼ばれたので、つばさは声の方へ顔を向ける。
 向いた先にいたのは、こちらへ手を伸ばしたすばるで。

「帰るぞ」

 彼のその一言で察する。
 また、ギャロップの背にまたがるのを手伝うという意思の手だ。
 その手を掴もうと、つばさも手を伸ばしかけたときだ。

「――っ!」

 高く短い音が、すばるに向かって鋭く投げられた。
 つばさは伸ばしかけた手を止め、すぐに振り返った。
 そこには、瞳に不穏な光を携えたファイアローがいて。
 両翼を少しだけ広げて見せる様は、彼の警戒体制。
 高く短い音は、彼が喉を震わせて発する音で。威嚇する声。
 彼が向ける視線は一転。
 これは振り返ることなく、つばさにも分かっている。
 その先にいるのはすばるで。
 彼の威嚇の音を受けて、素直に伸ばした手を引っ込めた。
 逆に反応を示したのは、すばるの傍らにいたギャロップ。
 己の主を庇うように、すばるを背にしてギャロップが嘶いた。
 が、それを制する声が飛ぶ。

「ほたる」

 名を呼び、落ち着けるようにその首筋を撫でるすばる。

「大丈夫だ」

 主の言葉に、ぶるると応えたギャロップ。
 大人しくすることにしたらしい。
 けれども、その鼻息はまだ荒い。
 落ち着いたのを確認し、次いで制する声を飛ばしたのはつばさだ。
 高く短い音を発するファイアローに。

「イチ」

 こちらも、鋭く名を呼ぶ。

「…………」

 途端に威嚇の音は止む。
 だが、まだ両翼は広げたまま。

「イチっ」

 今度は短く鋭く。
 ファイアローを見る橙の瞳が細められた。
 そこでようやく、ファイアローも大人しくなり始める。
 ふっと、嘴から炎を吐き捨てて、そのまま明後日の方向を向いてしまった。

「もう……」

 その様子に嘆息するつばさ。
 ちらりと肩越しに見やる。
 彼が機嫌を悪くした原因はすばるだろう。
 その理由も何となく分かる。
 だが。なぜ、彼がすばるに対して、そこまで敵意を向けるのかは分からないでいた。
 いつか仲よくなる時が来ればいいのだけれども。
 この感じでは、それも遠い気がする。
 あとで一応、言い聞かせはしておいた方が良さそうだ。
 自分の知らないところで、危害を加えないとも限らない。
 とりあえずそれだけ伝えておけば、これ以上彼が行動を起こすこともないだろう。
 自分の言葉が、彼にとってどれだけの重さを伴うのかは、もう知っている。
 それを今回は利用させてもらおう。
 さて、と。
 視線をファイアローに向ける。
 変わらずの仏頂面だ。
 彼の機嫌なおしもしなくては。
 くるりと振り返る。
 それに気付いたすばるが視線を向けてきた。

「私、イチと帰るから、すばるはほたるちゃんと」

 それだけで、すばるにはつばさの意図が伝わる。

「おう、わかった」

 そんじゃ、とかけ声一つで、すばるはギャロップにまたがった。

「俺、先に行ってんな」

「うん」

 くるりとギャロップが身体の向きをかえたときだった。

―――す、すばるおにいちゃんっ!

 そんな彼らに待ったの声。
 それはつばさの頭上から。

「カフェ?」

 つばさの視線が上を向く。
 呼ばれたすばるは、上体だけを振り返らせて。

「んー?」

 なんだ、と問うような視線を向けた。

―――あの、あのね

 遠慮気味な声に、茶イーブイの前足も気持ちそわそわとしている様子。
 頑張れ、自分。
 そう、自分を奮い立たせて、彼は言葉を続けた。

―――ボク、すばるおにいちゃんといっしょがいいっ!

 その言葉に、それぞれの反応は分かれた。

「へぇー?」

 にやり。口の端を持ち上げたすばる。
 そして、茶イーブイの下は。

「すばるの方がいいの!?」

 見開かれた瞳を震わせるつばさ。

―――ボク、すばるおにいちゃんの方が好きなの

 つばさの言葉にそう返して、茶イーブイは身を乗り出す。

「ちょっ、カフェっ」

 慌てたつばさの声をよそに、茶イーブイは跳んだ。
 その先はもちろんすばるで、すでに受け止める準備は万全。
 両手を広げて待っていた。
 そして、つばさは見た。
 跳んだ茶イーブイの後ろ姿の向こうで、愉しげに笑う桔梗色の瞳を。
 にやり。彼の口元は笑みを形つくっていた。
 とすっ。
 そんな軽い音を響かせて、茶イーブイはすばるの腕の中におさまる。

「んじゃ、カフェ行くか?」

―――うんっ!

 そんな彼の声に、元気に返事をした茶イーブイは、つばさの表情を知らない。

「じゃ、先に戻ってんな」

 愉しげに笑う桔梗色の瞳をつばさに向けた。
 そこには、自慢気な光も見えた。
 それはきっと、つばさの見間違いではない。
 橙の瞳を瞬かせるつばさは、衝撃の出来事に言葉を発することができない。

「ほたるっ」

 すばるのかけ声一つで、ギャロップは駆け始める。
 すばるは再び振り返って、その腕の中で茶イーブイが、決定的な一言を発した。

―――ばいばーい、つばさおねえちゃんっ!

 にこりと笑う茶イーブイが、小さな前足を懸命に振っていた。
 それはやがて、木々に阻まれて見えなくなる。
 そして。

「…………カフェ?」

 ぺたりとその場に座り込んだつばさ。
 先程聴いた言葉が、ずっとつばさの中でぐるぐると回っているのだ。
 ばいばーい。ばいばーい。ばいばーい。

「カフェに、ふら、れた……?」

 茶イーブイ達には、愛情を持って接してきたという自負がある。
 そしてまた、好かれているという自信もあった。
 それを、突然現れた彼に奪われた。
 そう、負けたのだ。
 その受け止め難い事実に、つばさは涙を流すことも出来なかった。

―――つばさちゃん、元気だしてよ

 そんな彼女に寄り添うのは、いつもの調子を取り戻していたファイアロー。

―――僕はずっと、つばさちゃんの僕だから

 頬を擦り寄せた彼に、その柔らかな羽毛に。
 ぽすっとつばさは顔を埋めた。
 そこから帰路につくのに、それなりの時間を要したのは言うまでもない。



   *



 かっかっ、と蹄を打ち付ける音に耳を傾けながら、茶イーブイは風を感じていた。
 ギャロップの頭によじ登った彼は、その心地よさに目を細めた。
 この颯爽感が好きになった。
 ファイアローの背の風も好きだが、自分は地で感じる風の方が好きらしい。

「気持ちいーだろ?」

 背後から聞こえるすばるの声に。

―――きもちいいっ!

 と元気に返す。

「だろ?」

 にひっとすばるは笑う。
 彼の握る手綱が、絶妙な速度をギャロップへ指示していた。
 茶イーブイが風圧に負けることのない絶妙な速度。
 尚且つ、最高な心地よさの速度。
 すばるは始めから気付いていた。
 茶イーブイが、すばるの方がいいと言った気持ちを。
 それがこれなのだ。
 目当ては自分ではなく、ギャロップの背で感じる風。
 すばるの口元が緩んだ。
 茶イーブイが選んだのは、すばるかつばさかではなく、単にシルベへ戻る際の移動手段。
 それだけなのに。

「はっ」

 思わず笑いがもれた。
 先程のつばさの顔が思い出される。
 この世の終わりのような顔をして。
 全く、仕方のないやつだ。
 しょうがない。念のために確認をしてやろう。

「な、カフェ?」

―――なーにー?

 呼びかけたら、間延びした声が返ってきた。

「俺とつばさなら、どっちが好き?」

 そう聞いておきながら、少し悩んでくれたら嬉しいなと思った。
 そう思うあたり、自分はすっかりこの茶イーブイを気に入ってるらしい。
 けれども、その答えはすぐだった。

―――つばさおねえちゃんっ!

 へへ、という笑いまで聴こえた。

「だよなー」

 小さく笑うが、すばるに悔しいとかの感情はない。
 むしろ、誇らしくもあり、嬉しかった。
 その気持ちは、自分も同じだから。
 そう思ったところで、意外な問いが茶イーブイから飛んでくる。

―――すばるおにいちゃんもそうでしょ?

 これは予想外だったので、瞳が丸くなる。
 思わずそれを茶イーブイに向けると。
 視線だけを投じる彼と目が合った。
 まるで、当然だよね、とでも語っているような瞳で。
 なかなか鋭いな、こいつ。
 と、内心で笑う。

「ん、そーだな。俺も好きかもな」

 そんな彼らを背に乗せ駆けるギャロップは。
 それをきちんと伝えればいいのに、と。
 胸中で主へ苦言をもらしながら、シルベへと向かうのだった。

■筆者メッセージ
サブタイトル名が思い付かなくなってきた件について。
ばす ( 2018/09/29(土) 20:47 )