西海の鬼たぁ、!……あれ?
四国・海上…。
ここは四方を海で囲まれた、日ノ本の中の島国のような場所…。本州とは領地の大きさが断然違う。しかし、それに囚われず、海賊として船を乗り回す武将がいたのである…。嘗て『姫若子』と呼ばれた、長曾我部元親。そしてそのパートナー…メリープ。二人は西国の最強タッグと『言われそうな』存在であった。
長曾我部「おい、ちょいと待て!」
徳川「?どうしたのだ。わし、何か台詞間違っていたか?」
長曾我部「ちげーよ!『言われそうな』ってなんだよ!?」
徳川「だが、本当に此処に書いてあるから言っただけのことだぞ?文句なら、うp主に言ってくれ。」
長曾我部「(あんにゃろ…(怒))まあいい、続けてくれ!」
徳川「わ、分かった…。」
そして、その二人が『奇跡的』な、お笑い合戦が始まろうとしていたのだった…。ある日のこと。いつものように長曾我部が部下を引き連れからくりの組み立てをしていた。
長曾我部「滅騎は組み立が面倒だぜ…。これを何度破壊されたことか。これは百万石もする超高貴品だからなぁ…。国が傾くぜ…(汗)」
一回目… 石田軍
「斬滅するぅぅぅ〜〜〜〜〜〜!!!」
結果→破壊
二回目… 雑賀軍
「カラスめが…!」
結果→破壊
三回目… 不明
「アニキィ〜〜〜!!故障しましたぁぁ!!!」
結果→故障
長曾我部「もううんざりな思いばっか。なぁ、メリープ。」
メリープ「……【じゃあ、造んなきゃいいんじゃない】」
過去の失敗した思い出ばかり思い出していた長曾我部だったが…。
長曾我部「今度こそ壊されねぇように電力量を増やしてみっか?やったことねーし、協力になりそうだしなー。」
当たり前に失敗しそうな方法を思いついたのだ。(ただの馬鹿にしか思えないな^^ by徳川)
メリープ「……【私はやらないよ。ってか、それ絶対壊れるし。馬鹿か、こいつ】」
長曾我部「よし!野郎共ぉ!!手っ取り速く終わらせるぜ!!」
部下「分かりやしたぜ、アニキ!!」
長曾我部「やっぱ、俺らの造ったからくりは最高だぜ!」
メリープ「……【その最高を今からぶち壊そうとしてるんだけど。いいの?知らないよ、私。たぶん、徳川ナレーションも分かってると思うよ。】
部下「アニキィ!今からどうするんだ?強くするって言ってたよな?」
長曾我部「今から、メリープの雷で電気を与えるぜ。いつもの倍にな!!」
部下「えっ……?(アニキ、それ本気で言ってんのかな?絶対壊れると思う)」
皆、気づいていた。長曾我部が自爆宣言してるのを…。ただ、本人が気づいていないだけである。皆の顔には一滴の汗が流れた。
長曾我部「野郎共!後ろ下がってろよ!あぶねーからな。」
部下「アニキ、いいのかい?」
長曾我部「?何か、問題でもあんのか?」
部下「いや…ないです(ああ………あれ本気だ)」
長曾我部「んじゃ、メリープ頼むぜ。」
メリープ「………!!【もう、いっそぶち壊すか。こいつに分からせるために。あーあ、なんでこんなやつの相棒なんてなったんだろう…。】」
『ビリリリリリリリリリリリリ!!!!』
長曾我部「っ…(固唾を呑む)」
『○×★▽■◎!!!!!!!!』
長曾我部「あ………!!」
部下/メリープ/徳川「(当たり前の結果すぎて真顔)」
メリープ「……^^【ざまぁwwwwww】」
長曾我部「俺の…からくり、滅騎がぁぁ……(泣)」
徳川「元親。」
長曾我部「なんだよ…家康。」
徳川「お前以外、皆その結果は分かっていた。お前が天然すぎなんだ^^」
長曾我部「…おま、えらぁ……(泣×10000…)」
メリープ「……【まぁ、これでこりたよね。でも、私も手加減しなかったし。こんなんにお金賭けてないで、民に目を向けてほしいわ】」