第三話 新学期の学校はうるさい 中編
am8:50 教室
焔、林と教室に着いた、焔は未だに気絶している、たまたま同じクラスだったから少しうれしかった、が、教室内は天国と地獄のように、
「やったね!今年も同じクラスだよ!」と言う女子の声や、
「やったぜ!またあのこと同じくらすだぜ!今年こそ告白するぞー!」と言う恥ずかしすぎる男子や、
「残念だったね・・・同じクラスになれなくて・・・グスッ」
「大丈夫だよ、隣のクラスなをだしさっ!」とドア越しで言う女子や、
「みんな消えてしまえばいいんだ、消えろ消えろ消えろ......」と呪いをかけている奴も居た。
「君たち、少しうるさいぞ!もう君たちには後輩ができるのだからしっかりしたまえ!」
勢いよく入ってきたのは今年生徒会に入った哉石志念だ、眼鏡を掛けておりシャツのボタンをすべて閉めておりとても堅そうな人だ、俺は思わず苦笑いをしてしまった。
すると一人の男子が志念の前に立った。
「うるせーんだよ!生徒会二入ったぐらいで偉そうにしてんじゃねーぞ!」
と言い終わると同時に志念を殴った、志念の眼鏡は外れてそのまま後ろに倒れた、その瞬間、教室内にとてもうるさい音が鳴り響いた。