第二話 世の中にはあり得ないことをしてる人が何人かいる 後編
pm11:35 父の部屋
紅「早くあいつらの性格を元に戻してくれ!じゃないとこっちのペースが狂うわ!」
黒「とは言っても、入れ替えるまでは計算したんだが元に戻す方法まで考えてなかった」
白「何でそこまで考えなかったんだよ!早く元に戻せよ!クソ親父!」
黒「ちょっ、クソ親父って!一番言われたくないこと言われたな」
紅「どうするんだよ」
蒼「・・・あなたたちはバカですか?だったらまた座ればいいじゃないですか?」
全「それだ!」
pm12:00 庭
黒「それじゃあ始めるぞ」
白と冷は椅子に座り静かに瞼を閉じた。
黒がレバーを引くと椅子から雷が出てきて空高く飛んでいった。
紅「今のは?」
黒「今のは性格の雷だ、そろそろ降ってくる頃だな」
黄「降ってくる?」
空が光を放って一秒後に雷が降ってきた、雷は白と冷に当たり輝きを放った。
しばらくして二人は椅子から立ち上がった。
白「元にもどったぁ!」
冷「やっと戻れた・・ょ・・」
冷の最後の言葉に紅はハァ?と言わんばかりの顔になった
pm12:10
冷を部屋に連れていき布団に寝かせた、さすがに性格を二回も入れ替えると疲れるようだ。
冷「ありがとね、”お兄ちゃん”」
紅「?」