二話後編
リアは少し笑いながら言った。
「違う違うw番号じゃなくて名前w」
231番は少し俯きながら答えた。
「名前は・・・無い・・・」
リアは微笑みながら言った。
「あなたの名前”ナイ”って言うのね、よろしく!ナイ!」
231番は呆れた顔言った。
「はぁ?お前耳大丈夫か?俺には名前が無いって言ったんだが・・・」
231番が言い終わった瞬間、リアの顔から笑みが消えた。
「そうなの?名前が無い人って本当にいたのね、そんなのおとぎ話の中だけだと思ったわ。」
リアは少し黙った、すると何か閃いた。
「そうだ!あなたに名前あげるわ!あなたの名前は今日からエンね!よろしくね、エン!」
231番は少し黙ってから言った。
「”エン”か、ありがたくもらうぜ、その名前。」
リアは笑いながら言った。
「そういえば、エン、あなた何歳?」
エンは少し考え込んでから言った。
「わからない、物心ついた頃から地下にいてずっと働いてた、あの人は俺が来てから12年って言っていたが・・・」
リアは少し微笑みながら言った。
「そっか、じゃあ同い年なのね、ていうか何であたしにタメ口で話してるのよ?敬語使いなさいよ。」
その後二人がまた口喧嘩になったようです