四話中編
サーナイトはエンの方を向いた瞬間ムスッとした顔でリアに質問した。
「リア、あの薄汚い奴隷は?」
それを聞いた瞬間、エンは袖の中に隠していた拳銃でサーナイトを撃ちそうになった。
「申し送れました、私リアの母の紫風と申します、リアのわがままに付き合ってあげてくださいね、奴隷さん。」
エンは自分を抑えられなくなり袖から拳銃を取り出し、紫風の方に向けた。
「こちらこそよろしくお願いします紫風様、ですが私のことを奴隷とお呼びするのは止めていただきたい。」
するとエンの首に小刀が×のように重なってあてられた。
「紫風様に銃を向けるとは何様のつもりだ!今すぐ土下座して謝罪しろ!」
エンは素早く袖からもう一つ銃を取り出し両手をクロスし、黒服の男に向かって発砲した。
黒服の男達の首に針が刺さりそのまま倒れた、針は麻酔針で殺傷能力は低かった。
紫風は微笑みながら言った。
「ごめんなさいね、奴隷と言うのはやめるわ、弱小子供さん。」
すると紫風は手を少し挙げるとエンの体は微妙に蒼く光った、そして紫風は手を横に振るとエンはおもいっきり壁にぶつかった、紫風のサイコキネシスだ。
紫風は微笑みながら言った。
「ほら、弱いでしょ?」