一話中編
「オイ!テメー等お嬢様がお呼びだ!さっさと出てこい!」
看守に起こされ奴隷たちは渋々と起き上がり部屋から出た。
〜少し遡って一時間前〜
「イヤだ!イヤだ!執事欲しい!男の執事が欲しい!」
ベットの上でキルリアは駄々をこねていた。
「落ち着いてください!我々では駄目なのですか?」
召使いたちがリアのわがままを押さえようとしていた。
「女ばっかりはイヤだ!執事欲しい!」
リアはベットの上でジタバタしている。
「わかりました、ならご自分でレイド様に許可を得てください。」
召使いは呆れた顔で言った。
〜10分後〜
レイドの部屋(父の部屋)
「どうしたリア、眠れないのか?」
レイドは新聞をたたみ机の上に置いた。
「パパ、あたし、執事欲しい。」
レイドは呆れた顔で言った。
「またか?前も欲しいって言って家の執事紹介したけどイヤだと言ったじゃないか。」
リアは泣き目で言った。
「だって、かっこわるかったんだもん。」
レイドは少し厳しく言った
「それなら奴隷から選びなさい、言うことはちゃんと聞くはずだから。」
リアは少しイヤそうに言った
「分かった。」
リアは看守に命令し奴隷たちをつれてこさせた。