2話
「アラン!!」
「うわっ!!」
リーフが突然私に向かって飛んできた。あまりの勢いに倒れ込む。
「夢、じゃないよね?」
ウルウルした顔でこっちを見てくる。
「夢じゃないよ。影もちゃんとあるから。幽霊じゃないから」
「やっぱり、セレビィの言ってた事…ほんとだったんだね…」
そうぽつりとリーフは言った。
「………そうね。シオンタウンへ行きましょ?君のお父さん、きっと待ってるから」
そう私はリーフに言った。すると、五人は頷いた。
「そういや、レッドさんはどうしたんだ?」
気づいたかのようにグリーンがイエローに聞く。
「多分、マサラタウンに居る。いろいろ説明してるんだと、思うけど…」
「そう…か」
グリーンがつぶやいた。それぞれ皆自分のポケモンを出して、空を飛んだ。そして、シオンタウンへ向かう。