第五章 現代へ
2話
「アラン!!」

「うわっ!!」

リーフが突然私に向かって飛んできた。あまりの勢いに倒れ込む。

「夢、じゃないよね?」

ウルウルした顔でこっちを見てくる。

「夢じゃないよ。影もちゃんとあるから。幽霊じゃないから」

「やっぱり、セレビィの言ってた事…ほんとだったんだね…」

そうぽつりとリーフは言った。

「………そうね。シオンタウンへ行きましょ?君のお父さん、きっと待ってるから」

そう私はリーフに言った。すると、五人は頷いた。

「そういや、レッドさんはどうしたんだ?」

気づいたかのようにグリーンがイエローに聞く。

「多分、マサラタウンに居る。いろいろ説明してるんだと、思うけど…」

「そう…か」

グリーンがつぶやいた。それぞれ皆自分のポケモンを出して、空を飛んだ。そして、シオンタウンへ向かう。

■筆者メッセージ
ウルウルした顔するリーフちゃん。かわいすぎて死んでしまいます。
アラン ( 2016/07/12(火) 04:55 )