第二章 帽子の女の子
8話
「へぇ…まさか自分から来るなんてね」

過去のアランが微笑んでからそう私に言った。

「…それはアンタが居たからだろ?」

もう一人の自分と会話してる。だけど、現代のアランと過去のアランじゃ全然違う。この過去のアランとイエローはヤツが作り出した者。アランとイエロー以外は皆、驚いて、同様している顔をしていた。

「さて、イエロー。君は主人公かい?」

もう一人の私にそう、言われた。

「はぁ?突然何言いだすのよ」

私は過去のイエロー、いや奴が作り出した私にそう言った。

「貴方は主人公じゃないわ」

「…………そうね。私だけど、私じゃない」

リーフはその言葉を聞いて、ハッとした。私だけど、私じゃない。私だけど…私だけど?

「主人公は彼ら三人よ」

「そう、だから貴方と、アランはこの舞台から降りるべきよ」

そう私が私に言った。すると、アランが言った。

「いいや、舞台から降りるのはお前らだ」

「ふふっそうね、でも私たちが舞台から降りると、どうなるかわかるわよね??」

もう一人のアランがそう、現代のアランに言った。リーフはアランの後ろに隠れていた。

「覚悟はできてるさ…」

そうつぶやくと、過去のアランとイエローは微笑んでポケモンセンターを出て行った。

「どういう…こと?ねぇ、知ってる事全部話してよ!!」

リーフがアランの服を掴んで叫んだ。なぜか、リーフは泣いていた。グリーンもファイアも、知りたい顔をしていた。イエローとアランは小さく頷いた。ハクダンシティのポケモンセンターを出て、森へ行く。

「たくっ……俺には耐えられねぇって言うのに…なんで、ずっと…」

レッドは目を覚まし、ポケモンセンターの外でそう小さく呟いた。

アラン ( 2016/07/11(月) 02:26 )