2話 黒と白 〜道案内〜
マイトは自分で、マサラタウンへ飛んでいった。アランは何も指示をしていないと言うのに。自らの意思でマサラタウンへもどる。リーフとファイアそしてグリーンが私を見ていた。地面へ降りて、尋ねられた。
「どうしたの?5か月ぶりに戻って来たけど…」
「……ヤツのシナリオはまだ、終わらない」
そう私は言うと、ファイアが言った。
「リーフの父親…脱獄したの?」
「えぇ。脱獄した。だから今、ナナシマの4の島でイエローが戦ってる」
私は三人に言うと、グリーンが言った。
「mjk」
「グリーン、英語はやめなさい」
「サーセン」
四人はくすっと笑った。一年ぶりの笑かな。
「何で脱獄したのさ?」
いつものグリーンに戻った彼は私に言った。
「教えなぁぁぁぁい!!って言うのは冗談で、さぁ?分からないわ」
「最初の教えなぁぁぁぁい!!は、冗談なのね」
リーフはそう真顔で私に言った。
「教えなぁぁぁい!!って言っておきながら知らないのかよ。知らないのなら、知らないって言えよ」
グリーンがツッコミを入れた。
「ぁ、が一個少ない。いや、そうなんだけどさ、この話って重いでしょ?」
「小さい『あ』が少ないとかどうでもいいでしょ。それより、メタイ発言やめようよ」
アランが言うと、ファイが言った。ファイアが言うと、続けて言った。
「まぁ、メタ発言はそこらへんに放置して…俺らも手伝うよ」
「いいの?」
ファイアが言うと、私は聞いた。
「大切な…仲間だから」
リーフがそう言った。
「いつも一緒なんだから、さ」
グリーンが優しく私に言った。
「そう、ありがとう。イエローに家の鍵を渡されてるから、家に行きましょ。案内するわ」
そう言って四人は歩き始めた。