timelimit
「はっははははははは!!」
胸糞悪い父親だ。グリーンはそう思った。そして、リーフの父親は驚きの言葉を口にした。
「君は時間を行き来できるだろ?グリーン」
アランはマサラタウンの自分の家で何とか盗聴器だけを起動させて聞けるようにした。そして、そのことを盗聴器で聞いていた。
「っ!アイツ…そんなことまで知っていたのか!」
ぎりっと歯を鳴らしてそう言った。アイツがディアルガを手に入れてしまった今、もう打つ手は無い。ヤツの手の平で踊るだけ…どうすればいい?過去に行けたとしても、未来には…行けないはず。グリーンに頼んで行くしかないのか?ん…?考え事をしていると、パソコンで開いていた場面に目を引かれた。
「これは……シンオウ地方…?そうか、過去のシンオウ地方に行けば…すべての元凶が…」
そのためにはアイツを放っておいた方がいいのか?手を出さず、奴がシンオウへ行き、そして…。
「!?」
グリーンは驚いていた。ファイアは、動じず、奴に話しかけた。
「後ろは何?そのポケモンはなんだ!」
「よくぞ聞いてくれたなぁ…ファイア。俺達が今ここに居るのは、ジョウト地方とシンオウ地方の境目の、シント遺跡だ。そして、こいつはアルセウス。後ろにある台は、三つ舞台と呼ばれるアルセウスを祭るために作られた申請なステージだ。うっひゃっひゃ。奥に居るのがギラティナそして、右側がパルキア、左がディアルガさぁ」
そう説明された。なぜこいつはこんなことを知っているのか。アルセウスに認められたことが許せない。私が欲しいだけためだけに、ポケモンを道具扱いするこいつが絶対に許せない!!けど、伝説のポケモン相手に私たちがかなうはずなんてない…なら、未来を変える。それしか方法がないと分かった。グリーンを見て見るとまだ、同様していた。奴は三匹を何か分からないボールに収めると、アルセウスの背中に乗って飛び去って行った。ヤツは飛び去る前に、私こう言ったような気がした。
「楽しみにしているよ、もがき、苦しむ姿を」
気分が悪い。伝説のポケモンだと分かった私たちは一旦、カントー地方へ戻るのであった。カントーへ戻り、マサラタウンへもどって来た。もう、何をすればいいのか。分からなかった。アランは盗聴器を耳から取り外し、呟いた。
「時間切れ…か……行こう、マイト」
モンスターボールの中に入っているマイトにそう言った。マイトは頷き、パソコンの電源を切り、自分の家を出た。