4話
「奴は何処に…!」
一の島から空を飛んで居ると、小さな洞窟を発見した。
「あれは…マイト、あの洞窟に行って!」
マイトに指示をした。洞窟の近くへ降り、マイトをモンスターボールに入れて、洞窟の中へ入っていった。奥へ進むと明かりが灯っていた。
「フフッ…よくきたなぁアラン?ずっと待っていたよ。そして、君だけ来て、よかったのかい?あとの三人も居ない。この意味、分かるだろ?」
「誘導……くそっ!」
そう呟くと奴は言った。
「正解さぁ!行かせないよ?行かせるわけないじゃんか!痛みつけてあげるよ!存分に!!」
そう言って何かが風を切った。何かが私を攻撃する。
「うっ…ぐ。み…えない敵…!ま、さか…!」
「そう、今君が思ってる通りさ!
(ぐ…マイト…!)
「出そうったって無駄だよ」
アランがボールに手を出そうとしたとき、手が弾かれた。鋭い刃血がたくさんでる。マイトが入っているボールも開閉スイッチを壊された。
(しまった…開閉スイッチが…!)
バッグも切り刻まれ、中に入っていた資料が研究室のばらまかれた。そして、ポケモン図鑑も奴に渡ってしまった。何も出来ずに私は終わるのか?デオキシスに奴は指示をした。
「あっははは!終わりだよ、サイコブースト!」
奴はそう指示をした。威力の高いサイコブースト。私は外に投げ出され、空中で撃たれた。
〜2〜
爆発音を聞いて、レッドはハッとした。ピジョットを出して爆発音がした場所へ向かう。
「…!」
血を流して倒れているアランを見つけた。その場へ向かおうとすると、デオキシスが現れた。
「…デオキシス!」
レッドはデオキシスの名前を言った。頭から血を流しているアランは俺を見ていた。
「に、げて…敵う…相手じゃ……な…い」
そのままアランは意識を無くした。トレーナーはどこにいる!どこだ。アランを傷つけた相手は。デオキシスは突然、姿を変えて鋭い刃のような姿になった。早くて肉眼じゃあ、おえない!
「うっあ…!」
俺はピジョットから落とされ、砂浜へ落ちた。俺に、何をした…?お腹を見ると血が出ていた。あの一瞬で俺に攻撃を加えるとは…。だが、レッドに一撃を加えたあと、デオキシスはポケモンセンターへ向かって飛んで行った。
「しまった…!中にはリーフが…!!ファイアもグリーンも今居ない!まてっ……!」
傷が痛み、その場でうずくまる。
「ハァ…ハァ…アラン…しっかり、しろ…!」
傷口を押さえながら、アランの側へゆっくりと歩いた。アランをレッドは抱いて傷口を押さえながら呼び掛けた。白のスカーフが赤に染まって行った。ピジョットを呼んで、レッドはシーギャロップ号へ向かった。向かう途中にポケモンセンターは破壊されいた。リーフが連れ去られた。何をそんなに彼女を求めるのか。俺は分かりたくない。シーギャロップ号へ行くと、二人は重症をおって治療を受けている。少ししたあと、治療室へファイアとグリーンがやって来た。