2話
グリーンとマサキ、そしてリーフと別れたヒビキ、コトネ、そして、二人のライバルのシルバーはヒワダタウンのヤドンの井戸前で会話をしていた。
「俺の邪魔をするな、ヒビキ!コトネ、お前もだ」
シルバーはヒビキとコトネに冷たく当たる。
「………邪魔?」
コトネがつぶやいた。
「俺の邪魔をするな。リーフを捕まえられないだろっ!!」
そういうと、ヒビキは黙っていたが、口に出してシルバーに言った。
「……シルバーがリーフさんをどう思ってるか分かんないけども、リーフさんを捕まえて何をするつもり?リーフさんを見て感情的になるのは、良くないと思う。シルバーの過去が悲しいことだったことはさっきの言葉で納得したよ。だけどね、シルバー」
「お前に何が分かるんだ…」
「復讐のために旅を始めたのか」
「あぁ、そうだよ。リーフを消すために旅を始めた。それだけだ。そこをどけ、ヒビキ」
隠していたことをシルバーは言った。まだ何か隠していそうだけどもオレは、どかなかった。尊敬しているリーフさんの邪魔をするなら、僕はライバルでも、友達でも許さない。
「どけっ!ヒビキ!!」
シルバーはずっと言ってる。だけど動かない。コトネはずっと黙っていた。
「………!」
シルバーはとうとう鳥ポケモンを出した。どかないのなら、上から行けばいいと。シルバーはドンカラスを出して、シロガネ山へと向かう。ヒビキは何も言わない。コトネはヒビキに言った。
「いい…の?放っておいて…」
「………」
ヒビキは答えない。それどころか、ジム戦へするために、ヒワダジムへ入っていった。ショックだけど、オレは止められない。止めようとしても、無駄と言う事がさっきわかったよ。復讐に燃えるシルバーは、止められない。
「ドンカラス、シロガネ山の頂上へ行くんだ!」
シルバーはドンカラスにそう言った。