ポケットモンスターFR・LG〜三人の旅〜 - 第五章 届かないその温もり
2話
マサラタウンを離れ、俺はトキワシティへ付いて、黒いリザードンをモンスターボールから出した。リザードンに空を飛んでくれ、と指示を出し空を飛んだ。エーフィをリザードンの背中に乗せながら、俺はエーフィに言った。

「リーフがいる場所、分かるか?」

「フィアッ!!」

任してっ!と言ってくれているはずだ。少し時間をあげてエーフィが目を開いた。

「フィアファア」

手を出して、とでも言わんばかりにエーフィが手を出している。手を出して、エーフィの手を握ると頭の中から声が響いた。

「リーフは、シオンタウンにいるわ。あなたなら、探し出せるでしょ?マスター」

と、エーフィは言っている。

「……まぁな。リザードン、シオンタウンへ行ってくれ」

リザードンは小さく頷き、シオンタウンへ飛び立つ。


〜2〜


「よっと…」

シオンタウンへたどり着き、リザードンの背中から降りてポケモンタワーを見上げる。

「ここか…リーフが二人を倒したのは…仕方ねぇな」

そう言いながらも、崩れかけたポケモンタワーへ入っていくレッドだった。

「……?」

レッドは何かを感じ取った。エーフィが身を低くする。

「アイツ……何してんだ?」

茶色い髪の毛が風で靡いている。ロケット団の服装を来ている彼女が居た。狂気みたいな、感覚を感じ取ったレッドは小さく舌打ちをした。


アラン ( 2016/04/17(日) 19:47 )