2話
マサラタウンを離れ、俺はトキワシティへ付いて、黒いリザードンをモンスターボールから出した。リザードンに空を飛んでくれ、と指示を出し空を飛んだ。エーフィをリザードンの背中に乗せながら、俺はエーフィに言った。
「リーフがいる場所、分かるか?」
「フィアッ!!」
任してっ!と言ってくれているはずだ。少し時間をあげてエーフィが目を開いた。
「フィアファア」
手を出して、とでも言わんばかりにエーフィが手を出している。手を出して、エーフィの手を握ると頭の中から声が響いた。
「リーフは、シオンタウンにいるわ。あなたなら、探し出せるでしょ?マスター」
と、エーフィは言っている。
「……まぁな。リザードン、シオンタウンへ行ってくれ」
リザードンは小さく頷き、シオンタウンへ飛び立つ。
〜2〜
「よっと…」
シオンタウンへたどり着き、リザードンの背中から降りてポケモンタワーを見上げる。
「ここか…リーフが二人を倒したのは…仕方ねぇな」
そう言いながらも、崩れかけたポケモンタワーへ入っていくレッドだった。
「……?」
レッドは何かを感じ取った。エーフィが身を低くする。
「アイツ……何してんだ?」
茶色い髪の毛が風で靡いている。ロケット団の服装を来ている彼女が居た。狂気みたいな、感覚を感じ取ったレッドは小さく舌打ちをした。