4話
「………グリーン、悲しい思いさせて、ごめんね」
突然、リーフが口を開いて謝りだした。
「ファイアとグリーンは何も知らない。知らなくていいことなの。だから、目を瞑って?」
「そんな事、出来ないよ。たとえリーフが言っても、俺達は目を瞑らない」
「そう…なら、消えてよ」
彼女は彼らに言ったのと、同時にポケモンを出した。
「何だあれ…あれは、ポケモンか?」
グリーンが言うと、リーフが言った。
「DNAポケモン。デオキシス…これが最後よ、マサラタウンに帰って」
「リーフ!!」
グリーンが彼女の名前を叫ぶ。ファイアはグリーンの顔を見た後、ポケモンを出して言った。
「無駄だよ。今の彼女は本気だ。だから、何を言っても無理だと俺は、思う。だからポケモンを出して、グリーン。ほら、見てよ彼女の目、前とは違うよ。悲しい目じゃなくて、本気の目だ」
「………ばっかやろうが!!!」
グリーンは叫ぶ。そして、フシギバナを出した。ファイアはカメックスを出して、リーフを見つめる。
「何をそんなに、君を縛る?」
ファイアはリーフに問いかけた。
どうして、そんなに私を求めるの?