ポケットモンスターFR・LG〜三人の旅〜 - 第三章 君の言葉が悲しくて
13話
サカキと激闘を続けているグリーン。戦っている最中、グリーンの後ろでは七色に光り輝くカメックスがいる。ファイアはリーフを抱えて片目だけつぶってカメックスを見ている。光が収まると、カメックスの姿は変わり、両腕に背中と同じ大砲がついていた。三つの大砲。すると、シトロンはカメックスに叫んだ。

「カメックス!波動弾です!あなたの特性は今、メガランチャーという特性です!」

「特性が変わるのか!?」

マサラタウンの人の青年が言う。すると、ユリーカが説明した。

「波動弾とか、水の波動とかの威力が1.5倍上がるの。それが、メガランチャー」

い、いつものユリーカじゃない…けど、僕はカメックスに指示を出す。まだ、このころのカメックスは、波動弾なんてもの、覚えない。水の波動を繰り出す。効果抜群の技をサカキのポケモン、ダグトリオに放たれた。が、

「破壊光線だ、ダグトリオ!」

サカキの指示で、ダグトリオは三つの口から光線を放つ。。カメックスはシトロンに言われ、「メガカメックス」と言われる。カメックスは水の波動をダグトリオが光線を放った瞬間撃った。

「チッ…くらえ!葉っぱカッター!」

グリーンが舌打ちをし、フシギバナに指示を出す。廃墟同然のこの、シルフカンパニーはぐらぐらと揺れる。フシギバナの葉っぱカッターとメガカメックスの水の波動。が同時に放たれ、ダグトリオは戦闘不能になる。

「くっくくく…あーはっはは!」

突然、サカキが笑いだす。

「何がおかしい!」

グリーンが言う。

「彼女の口から聞いて見るが良い。なぜ、彼女を(さら)ったのか…を。彼女自身、それを拒むと、思うがね?せいぜい苦痛を感じるといい」

そういって、ロケット団員が操縦しているヘリコプターを使いどこかへ飛び去って行った。

マサラタウンの人達を救い、博士達はマサラタウンへ戻った後、壊れた、シルフカンパニーを見ながら、ファイア、グリーンはヤマブキシティのポケモンセンターへ行き、彼女の治療をジョーイさんに頼んだのであった。

アラン ( 2016/03/20(日) 03:04 )