10話
研究所が燃えているのを目に映る。下を見るとロケット団がいることも分かった。すぐに、ファイアの家を出て、研究所へ行き、ファイアはカメックスをボールから出して、火を消すことを支持する。
「おい、博士はどこだ!街の人をどこへやった!?」
グリーンは、ロケット団を捕まえて、胸倉を掴み、言う。
「し、知らねぇよ。俺はただ、研究所を燃やせと…!」
「くそっ……」
「………グリーン」
研究所の火を消し終わって、ファイアはグリーンがうつむいている姿を彼の名前を呼んであげることしか、できずにいた。
〜2〜
「ファイア」
「どうした…?」
小さいころ三人で寝た場所、小屋の外で空を見上げていると、グリーンが、声をかけてきた。
「シルフカンパニーが怪しくないか?」
「そうだね…行こう」
小屋の外での会話が終わり、ヤマブキシティへ空を飛ぶを使い、行く。
冷たく、俺の感覚を奪う…彼女の声…なんで、戦ったのか俺にはまだ、分からない。
〜3〜
人間はポケモンに指示をする。信じてるから?命令されて、嫌がるポケモンだって存在する。でも、それでも、世界がそうさせている。ことは…変わりはない。なぜ、悪は存在するのだろう?
悪いこと、してもいいじゃない。
傷つけてもいいじゃない。
涙を流しても、雫は落ちない。泣きたいのに、泣けない。そうしたのは、サカキだから。
「待ってるよ?ずっと…永遠に…」
ゆっくりと、ソファーから立ち上がり、つぶやいた。モニターに映る二人を待ちながら、マサラタウンから連れてきた人を見ながら言った。
「ごめんね…これが、仕事になっちゃってるから」
苦しい微笑みを出しながら、その場を後にした。