4話
クチバシティから、歩いて、ハナダシティへ戻り、イワヤマトンネルに向かう彼ら。ポケモンたちも、みな最終進化までした。預かっていたリザードもリザードンへ進化を遂げた。
「どうする?」
ファイアがワヤマトンネル前のポケモンセンターでポケモンを回復しているときに、突然言った。
「分かってるさ。三択から選べってんだろ。イワヤマトンネルを抜けたら、シオンタウンへ行く。まず、そこから探そう」
「分かった」
話し終えるとちょうど、ポケモンの回復も終わり、ポケモンセンターを出て、イワヤマトンネルへ行くのであった。
〜2〜
イワヤマトンネルを出て、シオンタウンへ行くと雨が降っていた。街に人の気配がない。すると、グリーンが雨が降る中、言った。
「なんだよ…何がどうなってんだよ…人が誰も居ないじゃないか」
シオンタウンにいるのは、ファイアとグリーンのみ。人はどこに消えたのか。
「………ねぇ、グリーン…おかしくない?」
「……ああ…」
そういって、雨に濡れながらも、一度、シオンタウンを後にした。そして、タマムシシティ方面へ歩き出す二人。
タマムシシティへたどり付くと、ちらほらロケット団員がいたりする。ロケット団が二人を見つけると、焦るような顔をしていたりする。二人は顔を知られている。だから、細い路地を通り話しをすることにした。
「………どうする?もう、バレちゃってるよ」
「だな。だけど、そうは言ってられねぇ…どうにかして突破しないとな。」
「ここは私たちに任してよ!お兄ちゃん!」
聞きなれた声がグリーンの後ろから聞こえた。振り向くと、
「シトロン!ユリーカ!」
「君たち…カロス地方へ帰ったんじゃ…?」
グリーンが彼らの名前を言ったあと、ファイアは尋ねた。
「いえ、一度は帰ったんですが…どうしても…リーフさんが心配で」
「「!?」」
シトロンの言葉に二人は驚いた。ユリーカも最初に話した時もびっくりしていたのは同じだった。
「どこで会ったんだ!?」
グリーンが聞く。シトロンは暗い顔をしていった。
「シオンタウンで…セレビィの首を締めあげて…ました。そのあと追いかけて、見つけたんですが……サカキと名乗る相手に」
二人は話しを聞くと首を斜め横に向けていた。
「行こう、グリーン。ロケット団のアジトを見つけて、叩き潰そう」
「ロケット団アジトはゲームコーナーの地下見たいです。それと、僕とユリーカはリーフさんの居場所を探しておきます。ユリーカを見つけてくれた恩返しをしていないので…そんなことしかできませんけど…居場所を特定しておきます」
「ありがとう、シトロン、ユリーカ。行ってくる」
そういって、シトロンに教えてもらった、タマムシシティのゲームコーナーへ向かうのであった。