ポケットモンスターFR・LG〜三人の旅〜 - 第三章 君の言葉が悲しくて
4話
クチバシティから、歩いて、ハナダシティへ戻り、イワヤマトンネルに向かう彼ら。ポケモンたちも、みな最終進化までした。預かっていたリザードもリザードンへ進化を遂げた。

「どうする?」

ファイアがワヤマトンネル前のポケモンセンターでポケモンを回復しているときに、突然言った。

「分かってるさ。三択から選べってんだろ。イワヤマトンネルを抜けたら、シオンタウンへ行く。まず、そこから探そう」

「分かった」

話し終えるとちょうど、ポケモンの回復も終わり、ポケモンセンターを出て、イワヤマトンネルへ行くのであった。


〜2〜


イワヤマトンネルを出て、シオンタウンへ行くと雨が降っていた。街に人の気配がない。すると、グリーンが雨が降る中、言った。

「なんだよ…何がどうなってんだよ…人が誰も居ないじゃないか」

シオンタウンにいるのは、ファイアとグリーンのみ。人はどこに消えたのか。

「………ねぇ、グリーン…おかしくない?」

「……ああ…」

そういって、雨に濡れながらも、一度、シオンタウンを後にした。そして、タマムシシティ方面へ歩き出す二人。

タマムシシティへたどり付くと、ちらほらロケット団員がいたりする。ロケット団が二人を見つけると、焦るような顔をしていたりする。二人は顔を知られている。だから、細い路地を通り話しをすることにした。

「………どうする?もう、バレちゃってるよ」

「だな。だけど、そうは言ってられねぇ…どうにかして突破しないとな。」

「ここは私たちに任してよ!お兄ちゃん!」

聞きなれた声がグリーンの後ろから聞こえた。振り向くと、

「シトロン!ユリーカ!」

「君たち…カロス地方へ帰ったんじゃ…?」

グリーンが彼らの名前を言ったあと、ファイアは尋ねた。

「いえ、一度は帰ったんですが…どうしても…リーフさんが心配で」

「「!?」」

シトロンの言葉に二人は驚いた。ユリーカも最初に話した時もびっくりしていたのは同じだった。

「どこで会ったんだ!?」

グリーンが聞く。シトロンは暗い顔をしていった。

「シオンタウンで…セレビィの首を締めあげて…ました。そのあと追いかけて、見つけたんですが……サカキと名乗る相手に」

二人は話しを聞くと首を斜め横に向けていた。

「行こう、グリーン。ロケット団のアジトを見つけて、叩き潰そう」

「ロケット団アジトはゲームコーナーの地下見たいです。それと、僕とユリーカはリーフさんの居場所を探しておきます。ユリーカを見つけてくれた恩返しをしていないので…そんなことしかできませんけど…居場所を特定しておきます」

「ありがとう、シトロン、ユリーカ。行ってくる」

そういって、シトロンに教えてもらった、タマムシシティのゲームコーナーへ向かうのであった。

■筆者メッセージ
シトロンさんすごいですな。日数的には二週間ぐらい立ってます。はい。
アラン ( 2016/03/09(水) 17:21 )