3話
前に、一度だけ、カロス地方という場所で、女の子と、男の子の兄弟に会ったことがある。その名前は、エリーゼとカロル……だったかな。彼女達にもいつか、また会えると信じて、リーフを探すー
クチバシティへたどり着いた俺たち二人。ここは港町。とりあえず、聞き込みをすることにした。ポケモンもだして、ポケモンはポケモンに聞き込みをする。三時間前、行けるところまで行き、話をする。短パン小僧の少年にも。そして、三時間後、午後5時ポケモンセンターへ行き、話をする。
「情報は…どう?」
ファイアは昔の感じで訪ねてきた。
「ん……っとな。ロケット団がシオンタウンとタマムシシティと、ヤマブキシティの三つの街で何かやらかしてるらしいんだ。船乗りのひとに聞いたら、教えてもらったんだ。ファイアは?」
「俺は…電気親父さんに聞いたんだけど、ゲンガーを連れている、女の子が居たんだ。髪は茶色で、瞳はブルーだったらしい」
「その、電気親父さん、視力よずぎ。っと、ツッコミは置いといて…リーフじゃないか?どこにいったか、分かるか?」
「多分、さっきグリーンが言った三つの街のどれかにいるんだと思う…行こうよグリーン」
話終えたあと二人は、クチバシティをあとにした。
〜2〜
「お兄ちゃん!お兄ちゃんってば!!」
「え!は、はい!?どうしたんです、ユリーカ?」
ここはカロス地方のミアレシティと呼ばれる場所。そして、プリズムタワーと呼ばれる場所でシムリーダーをしている、シトロンです!そして、妹のユリーカ!僕たち二人はちょっとした用事で、カントー地方へ来ていました。あのお二人さん、リーフさんを見つけているでしょうか?……所で、リーフさんがしてしまった行為は決して許されるわけでもございません…ここは、僕だけの秘密にしても、いいんでしょうか?
「お兄ちゃん?顔…暗いよ?」
「え…あ…」
「ロロロロロロロ!!!」
「プニちゃんピカッとキャッチ!…あなたのこと、守ってあげる!」
「ロロ〜」
プニちゃんがユリーカの腕の中で目をつぶり、休めた。やっぱり、ユリーカは好きなんだな…と。僕は思います。ですが、リーフさんは…これから、どうするんでしょうか。まぁ、悩んでも今、僕らはカントー地方に居ません。ですから、いま出来ることを。
「シトロニックギア!オン!」
僕は僕らしく、妹は妹らしく。今の時間を大切にー