ポケットモンスターFR・LG〜三人の旅〜 - 短編
思い出の記憶〜セピア色になった思い出〜リーフ編
〜前書き〜
ふと、思いまして。リーフグリーンを一人でフルボイスをしてみたいなぁと思いました。と、言っても台本は一切ありません。アドリブですべてやる私。なんちゃって。さて、私の話はこれくらいにして、今回はリーフちゃんのお話を書きます。



〜1〜

わたしがまだ、つれさられるまえの、ちょっとしたおはなし。

「ねぇ、なんで、ファイアとグリーンはポケモンとはなせないの?」

わたしはきいた。おさななじみふたりに。

「はなせない…よ?」

「はなせるわけねぇーだろ?なにいってんだよリーフ」

かれらはひていした。ポケモンとはなせることができない。それがあたりまえだと。




〜2〜

何でだろう?なんで、ポケモンと…話せないんだろ?なんで、私だけポケモンと話せて、周りの人はポケモンと話せないんだろう?それを、必死に考えた。

「オーキドはかせ!なんで、人はポケモンとはなせないの?」

そのことを、私はマサラタウンの研究所にいるグリーンのおじいちゃん。オーキドはかせに聞いた。

「?…何を言うんだねリーフ?」

オーキド博士にも否定された。こんなの可笑しいよ。出会うポケモンと話す私はそんなにおかしいことなの?オーキド博士と話した夜。私は泣いていた。ベッドの布団の中に入って。悔しくて、悲しくて泣いた。

「うっ…ひっく…なんでぇ…なんでみんな…わからないの?なんで、ポケモンのことばが…」

私は体のなかにある水分がぬけるまで、泣き続けた。






〜1〜

12月10日、今日はファイアとグリーンの二人と一緒に、マサラの近くに在る、小さな小屋へ行こうと思っています。なんで、突然行こうと言ったのか、謎だけど…楽しみ。それじゃあ、行ってきます。

日記を書いて、私は自分の部屋を後にした。大好きなイーブイと一緒に自分の家を出た後、私はファイアとグリーンの背中を見ながら走った。イーブイは走りながら語りかけてきた。

「どこ行くの?リーフ」

そう、言ってきたイーブイの質問に私は言った。

「この近くに在る小屋に行くんだよ?そこには大きな泉があるんだって」

「い…ずみ?」

「そう!泉」

楽しそうに会話をするイーブイと私。

「っ!いったた…」

「リーフ…ケガしてる」

石につまずいて転んだリーフにすぐに振り向いて近づいてやって来てくれた幼馴染二人。



そこで、私の思いでの記憶は幕を閉じた−

■筆者メッセージ
ここで明かされましたね、小さい時からずっと一緒だった卵。その卵がイーブイだということが。
アラン ( 2016/03/30(水) 23:47 )