ポケットモンスターFR・LG〜三人の旅〜 - 第一章 悲しい気持ち、優しい言葉
8話
お月見山の洞窟へ入った、グリーンとユリーカはすれ違った女の子を見たあと、こう言った。

「あの女の子……リーフ……じゃないか?」

今の声にピタリと、彼女は止まる。

「おい!リーフ!俺だグリーンだ!」

後ろを向いている彼女に言うと、彼女は

「来やすく私の名前を呼ばないで!!」

と、グリーンに言った。

「っ!お前に何があったのか、俺は分からない、けど俺は!「サヨナラ」……おい!待てって!!おい!!」

話の最中に、彼女はそう言い、走って行った。グリーンは彼女を追いかけたが、ユリーカに

「グリーンお兄ちゃん、あの人が、幼馴染のリーフって人?」

ユリーカは顔を上に見上げ、グリーンの顔を見て、尋ねた。

「あぁ…何でリーフがロケット団なんかに入ってんだよ……それには理由があるんだよな…とりあえず、ファイアを追おう、ユリーカ」

彼はそういうと、ユリーカは元気な声で

「うんっ!」

と言い、頷いた。




〜2〜

お月見山を出てハナダシティという街へつく。

「ふぅ…なんとか逃げ切れたみたいだな…。俺ら、秘密を知ってしまったから、追われることになるだろうな。気を引き締めろよ、皆」

というと、モンスターボールに入っていたピカチュウ、リザード、オニドリル、マグマラシはうなずいた。ファイアの隣にいた、カメールもうなずいた。

「とりあえずはポケモンセンターへ行こう」

そう言って歩き出した。が

「ちょっと待ちなさいよあんた!」

女性の声が聞こえた。振り向くと同時にぶつかった。

「なっ…!」

ファイアは何者かとぶつかり、バランスを崩して、地面へ落ちたのだった。


アラン ( 2016/01/01(金) 04:19 )