3話
グリーンは、ポケモンセンターへ行き、自分のポケモンをジョーイさんに渡したあと、椅子に座ってポケモンと戯れているファイアを見つけ、声をかける。
「ファイア!情報何か掴んだか?」
ファイアが座っている椅子の隣にグリーンは座り、聞いた。
「リーフの場所は…まだ分からない。けど、お月見山に行くといいってタケシさんが言ってた」
「そこは俺と同じだな…というかいつの間にジムバッチゲットしてたんだよ……ファイア、ちょっと黙っててくれよ?声が聞こえる」
二人で話していると隣で小声で何かを話している声が聞こえた。
「お兄ちゃんお兄ちゃん、リーフっていう子なの?。あの人達が話ししてるよ?。知り合いかな?」
黄色い髪の毛の女の子が話している声が聞こえる。ファイアとグリーンもつい、小声で話す。
「おい、リーフのこと知ってるぞ!?」
「そうみたいだね…」
すると、アナウンスが入った。
「グリーンさん!貴方のポケモン元気になりました!」
と、ジョーイさんの声がポケモンセンター内で響いた。アナウンスで呼び出されたため、グリーンはとつぜん立ち上がり
「あ、はい!!今行きます!」
と言い、すごい勢いでジョーイさんのもとへ走った。ファイアは彼の慌てる姿を見てポカンっとしていた。
〜2〜
ジョーイさんからポケモンを渡して貰ったあと、グリーンはファイアと話していると、
「ねぇねぇ!お兄ちゃん達!リーフっていう子のお話してたよね?」
と言うと、小さい女の子が隣の椅子から歩いて、出てきた。
小さいバックの中には電気ネズミのポケモンとポケモンかも分からない緑の色をしたモノが入っていた。
「何だ…これ?ポケモン?」
「無視しないでよぉ!」
「あぁ、ごめんごめん!まぁ、リーフは俺とファイアの幼馴染みだからな…」
彼が説明すると、女の子は
「そうなんだ…私と一緒だね。私もお兄ちゃんが今居ないんだ」
泣きそうな声で言った。
「お兄ちゃんが……居るのか?」
ファイアが訪ねると上下に頷き、動かした。
「一緒に探そう。それと、そのバックに入っているのは何かな?」
グリーンが優しく言うと女の子は
「本当に!?ありがとう!お兄ちゃん達!そう言えばさっきのは演技だよ?えへへ!あ、私ユリーカ!バックに入っているのはデデンネとプニちゃん!」
お礼をしたあと、自己紹介をしてくれた。彼ら二人も自己紹介をした。
「へ、へぇー…俺はグリーン。俺の隣に座ってるのはファイアだ。宜しくなユリーカ!えっと、デデンネ?とプニちゃん」
「デデンネの名前あってるよ!」とユリーカは笑顔で言った。デデンネもプニちゃんも「デネネ!」「ロロロ」っと言った。
二人はユリーカの笑顔を見ると、微笑んだ。
「さ、お月見山に行こう!ファイア!ユリーカ!」
そう言って、ユリーカは「おぉーーーー!」と、元気よく言った。二人は椅子から立ち上がり、ポケモンセンターを出でる。三人はお月見山を目指すのであった。